KATE WEBムービー「絵画に隠されたヒミツ」インタビュー(特殊メイク担当・JIRO編)

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■JIRO(特殊メイク担当)インタビュー

――最初に制作サイドからJIROさんへどんなリクエストがあったのでしょうか?
「僕が3年ぐらい前から始めたペイントの新しい表現があって、そのペイントを使ったトリック映像の中で、アイシャドウをキレイに見せるというリクエストがあって、いろいろ考え、相談しながら出てきたのが、今回の絵画から生身の女性が動き出すというアイデアでした」。

――今回の撮影で、特にこだわったところは?
「やっぱり絵画に見えるようにという部分でしょうか。生身の人間は3Dなので、どうしてもライティングの影を拾ってしまいます。そこを2Dの世界として見せるのがなかなか難しくて、実際の影を描いているようなタッチに置き換えるという作業があったんですけど、リアルにしすぎると、どんどん3Dに見えてきちゃう。そこをわざとラフなタッチで描いて、絵画と思わせるところがポイントでした」。

――宮脇さんに施した特殊メイクは、どれぐらい時間がかかりましたか?
「全部で4時間ぐらいでしょうか。ただ、今回の表現は、時間をかければ、クオリティーが上がっていくというものでもなくて。デッサンなので、ラフに描いていることが作品の良さにつながるというか。筆の数を増やせば、絵画としてのクオリティーは上がりますが、今度は2Dに見えなくなる。デッサンも結局のところ、2Dの画面に3Dを描く作業なわけで、リアルに見せるために、わざと描き込まない。その辺りの差し引きが、けっこう重要だった気がします」。

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