指定交流「第61回全日本2歳優駿(JpnI)」枠順決定、当日生中継!

2010年12月13日10時47分スポーツ

指定交流「第61回全日本2歳優駿(JpnI)」(1600m、12月15日、川崎)の枠順が発表された。2歳ダートNo.1決定戦。
出走馬13頭の内訳は、地方9頭(南関東4頭、他地区4頭)、JRA5頭となっている。「兵庫ジュニアグランプリ(JpnII)」(1400m、園田)上位馬に、各地区の有力馬が挑む。
JRAのリアライズノユメは、デビューから芝の短距離ばかりを使われ、5戦目にしてようやく未勝利を脱出した。そして、1勝馬の身で臨んだ「エーデルワイス賞(JpnIII)」(1200m、門別)で好位から0.6秒抜け出して快勝し、続く前走の兵庫ジュニアグランプリも連勝。アフリート産駒でダートの短距離が主戦場とはなるが、好位に控えての競馬ができるだけに、1600mでも問題なくこなせるだろう。
北海道のカネマサコンコルドは、7戦4勝2着1回と抜群の成績を誇り、しかも、着外になったのは芝の「すずらん賞」(芝1200m、札幌)の0.5秒差4着だけで、ダートに限れば連対パーフェクト。兵庫ジュニアグランプリでは、前を行くリアライズノユメを0.4秒とらえられなかったが、「北海道2歳優駿(JpnIII)」(1800m、門別)を0.1秒差競り勝っているように距離延長は歓迎。逆転も考えられる。
JRAのビッグロマンスは、前走の北海道2歳優駿でカネマサコンコルドに0.1秒差の2着。新馬(芝1600m、新潟)こそ後方から0.8秒差の5着に詰めただけだったが、ダートに転じてからは未勝利(1800m、中山)0.6秒差1着、500万下の「プラタナス賞」(1400m、東京)0.1秒差1着と、3戦2勝2着1回。前の2頭を見ながら差す競馬をすれば、三つ巴に持ち込める。
JRAのオヤシオは、プラタナス賞でビッグロマンスの豪快な追い込みに屈したものの0.1秒差の2着に粘った。続く前走の500万下(1300m、東京)は、ちっちりと0.1秒差差し切った。着実に力をつけており、ここも上位争いに食い込める。
兵庫のエルウェーオージャは、重賞の「兼六園ジュニアカップ」(1400m、金沢)を0.4秒差で制し、ダート3連勝で臨んだ兵庫ジュニアグランプリでも0.6秒差の3着に追い込んだ。勝つまでは厳しいかもしれないが、3着争いならできる。
浦和のキスミープリンスは、地方交流重賞で全日本2歳優駿トライアルでもある「鎌倉記念」(1500m、川崎)を0.3秒差で快勝し、このレースに乗り込んできた。6戦4勝2着2回、しかも、その2回はいずれも0.0秒差と、実質的には6連勝とも言える好成績。ここも、南関東勢の大将格の意地を見せてくれそう。

「全日本2歳優駿」枠順
レース当日の生中継