サッポロビールは、「ヱビスビール」の役所広司が出演し、スーザン・ボイルが曲を担当する新TVCM「春のオーケストラ」篇を公開した。
同飲料のTVCMは、昨年から「日本にはヱビスがある。」をコミュニケーションテーマに、四季折々の風情を繊細に感じる日本の心にふさわしい、ちょっと贅沢な日本のビールであることを表現するシリーズを展開している。
今回のCMは、「ちょっと贅沢」を教えてくれる店の店主・役所広司が、お客の「ちょっと贅沢」ありますか？　という問いに、鳥のさえずり、草花の芽吹く風景など、春の訪れを感じる瞬間を「春のオーケストラ」と題して同飲料と一緒に提供するという内容。
同飲料を飲むことで、その情緒をさらに深く味わい、風情を感じられる細やかな日本人としての心に改めて気づかされる。日本人の心に響く、同飲料の上質さ、文化性を、役所広司が円熟の演技で表現する。
そして、何よりも話題なのが、あのスーザン･ボイルが同飲料のCMソング「第三の男」を歌うということ。
彼女は、これまでCM曲を歌うことがなかったが、親しみのある日本からの特別な依頼を受けてということで、歌うことを快諾。CM曲に歌詞はなく、スキャットによる歌唱だが、CMで彼女の美声が流れるのは世界初となる。
彼女は、これまでCM音楽を歌った実績がなかったが、過去2度の来日を通じて日本の豊かな文化性・風情に大変感動したことが背景にあり、それが異例の快諾につながった。
彼女は正統派の美しい歌声で有名だが、今回のCM音楽では、あえて少しジャジーな仕上がりをめざした。その結果、彼女自身の歌の新境地を開拓することができたともいえる記念すべき音楽となった。
なお、今回の音楽は、今秋、発売される彼女のアルバムにも収録される予定だ。

サッポロビール「ヱビスのCM」