交流重賞「第15回さきたま杯(JpnII)」枠順決定、当日生中継!

2011年05月30日13時58分スポーツ

交流重賞「第15回さきたま杯(JpnII)」(1400m、6月1日、浦和)の枠順が発表された。「東京スプリント(JpnIII)」(1200m、大井)、「かきつばた記念(JpnIII)」(1400m、名古屋)、「かしわ記念(JpnI)」(1600m、船橋)の3路線の上位馬が激突する。
出走馬12頭の内訳は、南関東6頭、JRA4頭、他地区2頭。別路線から好メンバーがそろい、難解な一戦。どの馬が勝ってもおかしくない。
船橋のナイキマドリードは、浦和の1400mは2戦2勝。4走前の「オーバルスプリント」(1400m、浦和)では、58kgを背負い、南関東の強敵相手に先行してクビ差差し切った。短距離の最強馬であるJRAのサマーウインドに2戦続けていい勝負をしているし、ここは叩き2走目になる。得意の馬場と距離で一応中心視。
大井のジーエスライカーは、短距離路線に転じて成績が安定してきた。サウスヴィグラス産駒だけに短距離は向く。まだ4歳で成長力もあり、過去の実績に上積みして考える必要がある。同型が多いが、2番手から抜け出して勝ったこともあり、そのときに騎乗していた坂井英光騎手が鞍上なので、うまく立ち回れば好勝負できる。
笠松のラブミーチャンは、この3戦は1400mばかりを使い、「笠松グランプリ」(1400m、笠松)0.9秒差4着、「兵庫ゴールドトロフィー(JpnIII)」(1400m、園田)0.7秒差3着、かきつばた記念0.4秒差3着と健闘している。ここは、叩き2走目になり、逃げ切りまでは難しいかもしれないが、スンナリ先手なら逃げ残りも考えられる。
JRAのダイショウジェットは、1400mに限れば、この3戦は「サマーチャンピオン(JpnIII)」(1400m、佐賀)0.6秒差2着、「根岸ステークス(GIII)」(1400m、東京)0.7秒差3着、「ポラリスステークス」(1400m、阪神)0.0秒差1着、と好成績を残している。追い込み一手で小回りの浦和に不安はあるが、ハイペースになれば台頭する。
愛知のキングスゾーンは、既に9歳馬ながら絶好調で、昨年11月から2、1、1、1、1、2、1着。すべて1400mか1600mで、東海で一線級のマルヨフェニックスやマルカハンニバルなどと好勝負を演じている。さきたま杯は、2007年から3年連続して出走し、2、3、9着。今の勢いとこのレースの良績から、先行しての流れ込みもある。
JRAのラヴェリータは、1400mを使うのは2009年12月の兵庫ゴールドトロフィーで0.5秒差3着以来。かしわ記念は、想定外の逃げに出て、4強の船橋のフリオーソとJRAのエスポワールシチーの間に割って入るという大仕事をしたが、今回は奇策も通じず、この距離では苦しい。

「さきたま杯」枠順
レース当日の生中継