果たされた9年前の約束・・・サンとソンヨンの夢の再会!「イ・サン」第9話あらすじと予告動画-NHK

2011年06月11日13時48分ドラマ

9年ぶりにテスと再会したサンだったが、もう一人の友、ソンヨンは、テスに仕返ししようと企み白布を盗んだごろつきたちに誘拐されてしまった!さらに捕らえたはずの罪人たちが跡形もなく消えてしまった。第9回の放送では、ついにサンがソンヨンとの再会を果たす。ソンヨンを救うため、サンとテスの大活躍が見どころだ。NHK番組サイトでは予告動画が公開されている。以下、王朝特有の用語やしきたりについては、朝鮮王朝豆知識を参考に!

isan(c)2007-8 MBC “白布事件”の罪人たちを取り調べる全権はサンが持っている。しかし、サン自身の名前で出された通達により、罪人たちは牢(ろう)から連れ出されていたのだ。通達は、玉印も筆跡もサンのものとそっくりで、それが偽造されたものであることを証明できないサンは追い詰められる。もちろん、取調べの場にやってきた英祖王は激怒した。反世孫派の狙いはまさしくこれだった!孤立無援のサンが王位を継ぐにふさわしくない人物と、英祖に信じ込ませること。今や宮中は全て反世孫派。ほとんどの臣下が反世孫派に寝返っていた。

その頃、誘拐されたソンヨンも絶体絶命のピンチにあった。とある遊郭に売り飛ばされ、どこからか売り飛ばされてきた女性たちと一緒に遊郭の古い納屋に閉じ込められていた。ここでもまたソンヨンの博識振りが役立ち、脱出方法を思いつく。果たしてその脱出方法とは?しかし、あと少しのところで見つかってしまう。そこにテスが助けに入るのだが、今回の一番の功労者は、いつもソンヨンに迷惑をかけている図画署の画員イ・チョンだった。彼が偶然立ち寄った妓楼でソンヨンの声を聞いていたのだ。ソンヨン救出劇で大活躍したテスだったが、そもそも今回の誘拐事件は、テスがしでかした愚行に起因している。しかし、これを境にテスは人として一人の男としてどんどん成長していくので、今回は素直にテスの活躍をほめてあげよう。今後のテスの成長振りにも着目を。

この後サンとソンヨンは9年ぶりに夢の再会を果すが、このシーンがまたすばらしい。夜明けを待てず、図画署に向かったソンヨン。感動の再会のシーンはこの場所で行われる。イ・ソジンのファンにはたまらない胸キュンのサンの登場の仕方をお見逃しなく。

ところで、9年ぶりということは、3人は20歳?たくましい男性二人は少々無理があるが、ソンヨンは十分通用しそうだ。イ・ビョンフン監督は、女性を美しく撮ることでも評判の監督。「チャングムの誓い」でのイ・ヨンエの毅然とした美しさもよかったが、ハン・ジミンの聡明でいてちょっぴりおきゃんなところのあるかわいさもまたいい!ソンヨンのアップのときには、それまで無かった花をバックに突然入れるという大サービスもしているのでお見逃しなく。
監督は、ソンヨン以外にももうひとり素敵な女性を描いている。サンの正妻ヒョイだ。サン11歳、ヒョイ10歳で結婚した。…ということは、ソンヨンたちと知り合った頃、すでに、ちびサンは妻帯者!?まあ、当時はありえる話だが、あのチビサン(チビン君)が妻帯者とは…。ヒョイは、史実にも大変心根の優しい人物として記されており、劇中でも決して出すぎたことをせず、側室たちにもいつも優しく、聖君イ・サンにふさわしい聖母のような女性として描かれている。もちろん、優しいだけではない一面も劇中登場するのでお見逃しなく。

今や孤立無援となったサンにとって、2人の親友との再会はこの上もない喜び。それはテスも同じで、この後、これまでの自分を反省し、護衛官になってサンを守ることを真剣に目指す。

しかし、依然として罪人たちを牢から連れ出した偽造の通達書の問題は解決しておらず、サンの立場はますます危ういものとなっていた。

ドラマ「イ・サン」は、2011年4月3日よりNHKにて毎週日曜日深夜11時から放送中。番組サイトには予告動画が公開されている。

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NHK総合「イ・サン」番組サイト

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