握りつぶされた王命!英祖の様態が悪化…「イ・サン」第18話の見どころと予告動画-NHK

2011年08月20日18時14分ドラマ

行幸先で病に倒れた英祖(ヨンジョ)を残し、先に宮殿に戻ったサンは、英祖に代わって宮中を取りしきる…まず、内医院を視察先に派遣しようとするが、貞純(チョンスン)王妃が王の医療機関である内医員に民を診察させることを反対、第18話は二人の激論シーンから始まる。自分の言葉を王命と受け止めて従えとサンから告げられた貞純王妃とファワンは、サンへの怒りを募らせる。以下、王朝特有の用語やしきたりについては、朝鮮王朝豆知識を参考に!

ホン・グギョンは英祖が亡くなった場合の準備もしておくべきだとサンに進言するが、サンは不敬だと怒る。その頃行幸先に残ったチェ・ソクチュとチョン・フギョムは、英祖の身に万一のことがあれば、サンが王位を継ぐことになると焦り、なんとか英祖を連れて宮殿に戻ろうと医官を説得する。

イサン(c)2007-8 MBCサンは、聖君としても歴史にその名を残しているが、他にも実に多彩な才能を持っている。前回は英祖を誠心誠意看病し、内医員たちにも細かく指示を出し、彼が医学に並々ならぬ知識があることがエピソードで紹介されたが、正史にも長く患った英祖を看病するため医学を学び、自ら医書も執筆したとある。さらに、彼は篤い孝心の持ち主でもある。そんな彼が、冒頭で祖母にあたる貞純に口答えしたのには、こういった医学知識の裏づけがあった上で、自分の判断に絶対的な自信があったからに他ならない。ところがこれ以降、貞純のサンへの態度が一変する。サンにとっては突然の祖母の豹変だが、貞純としては、英祖が危篤状態に陥った今、悠長に構えて入られないというところだろう。

サンが本格的に政事に取り組む姿をおそれるチョン・フギョムたちは、強引に英祖を都に戻した。いまさらだが、英祖を演じたイ・スンジェの演技力には驚く。このまま本当に命が尽きるのでは?と心配になるほどの熱演だ。ところで、病床の隣に座る貞純を見ると、またもやドラマドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」を思い出してしまった。キム・ヨジンは、「チャングム」ではチャンドクという天才女医を演じていたっけ。

ドラマに戻って…自分の命がそう長くはないことを悟った英祖は、サンに摂政を命じる宣旨を書かせるが、盗み聞きした貞純がこれを取り上げてしまう!

テスたち三銃士を従え、サンの腹心として活躍するホン・グギョンだが、このあたりから少々スタンドプレイが目立つ。智恵も機転も効く彼だが、行き過ぎた行動が今後サンを窮地に追い込むことも多々ある。彼の行動から目を離さないように。18話でも早速そんな事態が起きてしまう。サンから注意されていたにも関わらず、ホン・グギョンは仲間と英祖の逝去後のサンの即位について話し合ってしまった。これがチョン・フギョムの耳に入り、本人はもちろんサンにまで迷惑が及んでしまう。

ホン・グギョンはサンや自分への批判をやめさせるため、今度はある行動にでる。しかしこれが原因で英祖の容態がさらに悪化することになる。果たしてその行動とは?

ドラマ「イ・サン」は、2011年4月3日よりNHKにて毎週日曜日深夜11時から放送中。番組サイトには予告動画が公開されている。

kandoratop【作品詳細】【「イ・サン」を2倍楽しむ】

NHK総合「イ・サン」番組サイト

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