ポルシェ、ニュー「ポルシェ911」の走行動画を初公開

2011年08月30日08時47分商品・CM
ニュー「ポルシェ911」

ポルシェAGは フルモデルチェンジを果たしたニュー「ポルシェ911」のワールドプレミアを9月13日に開催される「フランクフルトモーターショー」のプレスデイで行うが、それに先駆けて走行動画を公開した。
これは、YouTubeの「PORSCHE CHANNEL」で、同車が路上を走行するところを初公開したもので、同車の流麗なスタイリングと豪快な走りに見入ることができる。
同車のエクステリアは、ホイールベースを100mm延長しながら、スポーツカーならではのコンパクトなサイズを維持。拡大されたフロントトレッドが、同車のトレードマークでもある大きなアーチを描くフェンダーを強調する。
また、新しくなったドアミラーは、その取り付け位置を従来のミラートライアングルからドアの上端部へと移動。エアロダイナミクス上のメリットをもたらすだけではなく、新たなボディラインと視覚的なワイド感を誇示する。
一新された軽量ボディは、アルミ二ウムとスチールを組み合わせたインテリジェント構造で、剛性を高めながら最大45kgという大幅な軽量化に貢献する。
また、可変式リアスポイラーをワイドにするなど、エアロダイナミクス特性の最適化を図ったことにより揚力が一段と小さくなっているが、Cd値は0.29を維持する。
インテリアは、シフトレバー/セレクターレバーがフロントに向かってせり上がるセンターコンソールに位置していることから操作位置が高く、レーシングマシンと同様にステアリングホイールとの距離が近くなっている。
また、高精細度のマルチファンクションディスプレイやメータパネルの中央にレイアウトされたレブカウンター、ステアリングホイールの左側に設けられたイグニッションなどがポルシェらしさを主張する。
エンジンは、「911カレラ」は最高出力350PS(257kW)の新型3.4Lボクサーエンジンを、「カレラS」は最高出力400PS(294kW)の3.8Lボクサーエンジンを、それぞれ搭載。
PDK仕様車のカレラSは、0-100km/h加速で4.3秒のタイムをマーク。 オプションのスポーツクロノパッケージを装備してSport Plusボタンを押した場合は4.1秒にまで短縮される。PDK仕様車のカレラは、同じく4.6秒(Sport Plusの場合4.4秒)をマークする。
足回りは、アクティブ制御のロール抑制システムであるポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロールシステム(PDCC)を911カレラSに初めて装着。コーナリング中に横方向の傾きを抑え、タイヤが的確に路面をとらえられるようにするため、前後方向により大きな力を伝えることができる。これにより、コーナリング速度を最大限に高められるため、サーキット走行ではラップタイムを縮めることが可能。
燃費は、どのモデルも走行距離100kmあたりの燃料消費量が10Lを大幅に下回る。先代モデルと比較すると、燃料消費量とエミッション排出量は最大16%の低下を実現。
これは、オートスタート/ストップ機能、熱管理システム、エネルギー回生機能、世界初の7速マニュアルトランスミッション、コースト走行機能(ポルシェ・ドッペルクップルング仕様車)などを採用したことによる。
新しい電気機械式のパワーステアリングは、同車ならではの精度とフィードバックを誇るだけでなく、効率性の向上と燃料消費量の削減にも寄与する。

YouTube「The New Porsche 911 revealed」




PR