ホン・グギョンの辞任と貞純王妃の野望!イ・サン」23話の見どころとあらすじ、予告動画-NHK

2011年09月24日10時20分ドラマ

民の暴動騒ぎで死傷者を出したことで、英祖(ヨンジョ)から摂政を撤回されたサン…ホン・グギョンは職に留まればサンの立場をさらに危うくすると考え、チョン・フギョムのワナだったことは告げずにサンの元を去る!そんなサンを、さらに追い詰める陰謀が貞純(チョンスン)王妃によって準備される。第23話は、ついに貞純王妃の野望が明らかになる大事な回。

(c)2007-8 MBC(c)2007-8 MBC韓ドラには不出来な兄が登場してヒロインを困らせるという設定がよくある。朝鮮王朝を揺るがした「トンイ」「張禧嬪(チャン・ヒビン)」に登場するオクチョンの兄チャン・ヒジェ、虐げられた妻が夫に復讐する「妻の誘惑」のク・ガンジェ(こちらは悪い人間ではないが…)など、歴史モノ、現代モノを問わず多い。貞純王妃の兄キム・ギジュがまさにこれで、今後この人物が、前出の二人の愚兄に負けず劣らず問題を起こすことになる。

キジュは、サンの腹違いの二人の弟に接近する。一人は恩彦君(ウノングン)でもう一人は恩全君(ウンジョングン)。貞純は、サンが廃位した後、この2人の内どちらかを即位させ、自らが摂政を行おうと考えていたのだ。これこそが貞純の野望だった。これを和緩(ファワン)に内緒でやっていたものだから、彼女が怒り出した。このあたりから貞純と和緩の間に微妙な空気が流れギクシャクし始める。

そんなことはまったく知らないサンは、英祖から何故改革に失敗したのかを懇々と諭されていた。ここで言った英祖の台詞が実に素晴らしい。「王がすべき第一のことは民を慈しむ心を持つこと。良い者も悪い者も、強い者も弱い者も全てを包み込む度量の大きさが必要なのだ」と。これを、家庭の親、学校の教師、会社の上司…と置き換えてみた。トップに立つ者はこうでなくちゃ!
さらに、英祖は「頭で考えるだけではダメだ」と、机上論で改革に当たったサンのやり方を完全に否定した。自己嫌悪の塊となって落ち込むサンは書庫に引きこもってしまう。さて、引きこもりのサンは何をしていたかというと…亡き父の好きな梅花図を描いていたのだ。
ところでこの絵だが、実際にイ・ソジンが描いたもの。イ・ビョンフン監督が絵に造詣が深いというのは周知のことで、イ・ソジンはその場で監督から手ほどきを受けた。それが筋が良くてそのまま採用になった。実際のイ・ソジンもサンと同じく実に多彩な才能の持ち主だ。

話をドラマに戻して、そんなサンを心配するソンヨンは、テスにあるものを託した。5日間引きこもったサンは、このあるものを見て立ち直る。さて、いったい、このあるものとは何なのか?これはドラマで確認されたい。
元気をもらったサンは動きだした!まずは、民の暮らしぶりを知るためにテスを連れてお忍びで市中を見て回ることにした。これこそ英祖が言っていた「頭で考えるだけではダメだ」の答えだった。

ある日、サンは市場で違法商人たちが苦しめられている場面に遭遇した。商人たちはサンの改革を批判する陰口をたたいている。ハラハラするテスを制止し、ことの成り行きを見守るサンの前に、一人の老人が現れ、陰口する商人たちと口論しだした。この老人こそが、今後のサンの政事に大きな影響を与えた人物である。

ところで、23話にちょっとした見どころシーンを見つけた。ソンヨンを目の敵にするタク画員が、ソンヨンを見直す場面が23話の中盤に出てくる。ここから、タク画員の態度が少しずつ変っていくのでお見逃しなく。
さあ、腹心の部下ホン・グギョンを無くしたサン、再び始まるサンの挑戦で力を貸してくれるのは…?

kandoratop     [「イ・サン」を2倍楽しむ]に戻る

NHK総合「イ・サン」番組サイト

★本サイトで掲載されている記事、写真については無断使用・無断複製を禁止いたします。

PR
【PR】「イ・サン」関連商品
ドラマ「イ・サン」の書籍、DVD、CDなどを一覧。