30日、ついに真の黒幕が明らかに…「イ・サン」第28話あらすじ、予告動画とダイジェスト-NHK

2011年10月29日14時03分ドラマ

英祖王から「どんな方法でも良いから黒幕を暴け!」と言われたホン・グギョンは、貞純王妃の兄キム・ギジュを拉致!ずいぶん荒っぽいことを始めた…第28話では、これがサンの知るところとなるが、果たしてそのときサンは?第28話は10月30日(日)よる11時からのNHKで放送。予告動画と前2回のダイジェストは番組サイトで公開している。

2011年10月12日(水)~2012年2月7日(火)までの間、ホン・グギョンの生涯を描いたドラマ「王道(ワンド)」をGyaO!が無料配信中。「イ・サン」をもっと深く知るためにも、サイドストーリーとして楽しまれては。⇒あの「イ・サン」のサイドストーリー、洪國榮の悲運の生涯を描いた「王道」大好評無料配信中!
「イ・サン」以外の【ドラマを2倍楽しむ】は、下の【韓ドラここが知りたい!】からどうぞ

イサン(c)2007-8 MBC兄ギジュの行方がわからなくなり、これがサン側の人間の拉致によるものと直感した貞純王妃は、英祖に兄の捜査を願いでる。27話でも貞純は英祖の元を訪れ、それとなくナレイの事件が和緩に恨みを持つサンの仕業と印象付けておいたはずが、今回はどうも勝手が違う。貞純の言った言葉尻を取って煙に巻いたりする英祖の態度に、貞純は不安になる。

ギジュを拉致したもののグギョンたちの捜査は難航していた。そこでサンがグギョンを呼び、改めてギジュの拉致を言い当てる。グギョンは、前回このことをサンに隠していたが、これは正義感の強いサンが知ると、サン自らがことの収拾に当たると懸念したからだ。しかし、サンはグギョンに、与えられた権限をフルに使って、もっと大胆に敵を揺さぶれと助言する。サンは確かに正義の人でルールを遵守する人物だ。しかし、グギョンはサンのことを少々見くびっているようだ。サンは、事と次第によってはグギョン以上に大胆になれる人物なのだ。このことをもっとしっかり認識してサンに仕えておけば、歴史は変わっていたかも知れないのに…とは筆者の感想。

今回の最大の見どころはラストにあるが、他にも見どころが満載だ。冒頭で見られるテスの跳び蹴りのアクションシーン。このところ行動を共にすることの多いテスのおじタルホと図画署のイ画員のおとぼけコンビなど。
また、イ監督のお得意の布石もあちこちにちりばめられているので、見落とすことのないように。まずは、サンが、いよいよ明かされるだろう黒幕のことを考え、忠臣チェ・ジェゴンに語りかける言葉。ぜひ、ドラマでチェックしよう。
もうひとつは、図画署で話題が持ちきりとなっている“御真画師(オジンファサ)”。御真とは王の肖像画で、これを描くのが画員たちの目指す夢。しかし、当時は、生きた王と同じ扱いを受けたこの御真は、文禄・慶長役や朝鮮戦争でほとんど消失した。ドラマ「王の女」では、文禄・慶長の役でイ・イチョムが世祖の御真を守り抜いたことで宣祖に引き立てられている。
ドラマに戻って…、タルホおじさんはソンヨンに、いつか「サンが王位に就いたらお前がサンの御真画師になれると良いな」と言い、ソンヨンもそれを夢見る場面がある。しかし、これが後々ソンヨンを悲しませることになるとは、このときは二人は知らない。

大いに権力を使ったグギョンは、老論派の重臣たちを次々に監視した。義禁庁が動いたことで、英祖自らが動き出したことを知った彼らは、とばっちりを受けることを恐れ、貞純と距離を置く。その最たる者はチョン・フギョム。今回のことはギジュが勝手にやらかしたこと、全ての責任を貞純に押し付け自分たちは高見の見物としゃれ込もうと、チェ・ソクチュに持ちかけた。チェ・ソクチュは今で言う総務省の長に当たる人物で、老論派の主要人物だ。

ところで、イ監督は、韓国の誰もが知っている正祖の時代のドラマを、できるだけ史実に基づいて描いている。登場するのも実在の人物がほとんどだが、これにうまく架空の人物をあてこんでいる。このチェ・ソクチュがそうだ。もちろんモデルとなる歴史上の人物はいるが、ドラマの中で否定的な人物として描く関係で架空の人物とし、実在の人物がやっていないこともこのキャラクターにやらせた。しかし、仮想でやらせた裏取引が事実だったということが後になってわかり大きな話題となった。

さあ、皆にそっぽを向かれた貞純は黙っちゃいない。深夜人目を避けてチョン・フギョムを訪ねた。そして、それをテスが見届け、ボスのグギョンに報告した!こんな深夜に人目を忍んで出かけるのは、貞純王妃も事件にかかわっているということ。その力関係から、貞純が仕えるわけはない、とすれば彼女が黒幕?さあ、この事実をグギョンは誰に告げるのか?気になる続きは、10月30日日曜日夜11時からNHKで。

「イ・サン」以外の【ドラマを2倍楽しむ】は、下の【韓ドラここが知りたい!】からどうぞ。

kandoratop【作品詳細】【「イ・サン」を2倍楽しむ】

NHK総合「イ・サン」番組サイト

★本サイトで掲載されている記事、写真については無断使用・無断複製を禁止いたします。