グギョンの罠に追いつめられる虎たち…「イ・サン」第29話あらすじ、予告動画とダイジェスト-NHK

2011年11月05日09時00分ドラマ

貞純王妃が、深夜人目を避けてチョン・フギョムを訪ねたことで、一連の事件の黒幕が王妃だとわかった…29話ではついに全ての事実が明らかになる!果たして追いつめられた虎は、どうするのか?その瞬間をお見逃しなく。
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ホン・グギョンは儺礼戯(ナレイ)でのサン暗殺の黒幕が貞純王妃だということを報告するが、サンは、これまで何かと自分を気遣ってくれた祖母でもある王妃が、自分を暗殺しようとしたとはにわかには信じられないでいた。何しろサンは、歴代の王の中でも特に孝心が厚い人物として名を残しているくらいだから…。この事実を知った後、サンが王妃とばったり出会うシーンがある。この場面の名優二人の演技をお見逃しなく。

ここから、グギョンは王妃が黒幕だという確証を掴むために動き出す。まず、事件の実行犯で既に自害した役人からの手紙をフギョム宅に投げ入れた。死者からの手紙で敵をおびき出そうという罠を仕掛けたのだ。だまされたフギョムは手下たちを約束の場所に送るが、そこにはグギョンの兵が待ち受けていた。さあ、ここから一大捕り物が始まる。中でも大活躍はテスだ。逃げる敵たちを一人で追跡し、大勢を相手に一人で跳び蹴り、回し蹴り、踵落とし、まるでアクロバットのような技を駆使して敵をバッタバッタとなぎ倒していく。しかし、さすがのテスも力が尽きた…テス危うし!そこに助けに来たのは、なんとサンだッ!臣下を主君が助ける!古来より、危機の主君を臣下が助けるというのが時代劇の常識だ!と筆者は思っていた。何しろサンは護衛兵の誰よりも弓がうまく、腕が立つのだ。

この逮捕で、フギョムが事件に関与していたのは間違いない。しかし、物証がない。ここでもサンが助け舟を出す。あれだけの事件を起こすには大金が動くはずと、大金の流れに着目させた。サンは孝心が厚い上に、腕が立ち、頭もキレる、まさにスーパーマンだ。
グギョンに大金の流れを掴まれたフギョムは、自分たちも下っ端でバックに黒幕が控えていることを匂わす。和緩(ファワン)とフギョムを手下に仕える人物など、王以外には王妃しかいない。つまり、黒幕は王妃だと自白したも同じだ。

さて、貞純と和緩&フギョムの微妙な関係を整理しておこう。自分たち老論派を快く思わない思悼世子を倒すまでは運命共同体だったが、めざす終着駅は違った。貞純はサンの腹違いの弟の恩全君を王位に就け、自分が摂政をしようと考え、和緩は養子のフギョムを王位に就けようとしていた。

話を戻して…貞純王妃が黒幕だと確信したグギョンは最後の手に出た。捕らえていた王妃の兄ギジュに、フギョムが「一連の事件は全て王妃が黒幕だった」と自白したと告げたのだ。結局フギョムのみごとな話術でギジュは全てを自白した。さあ、反世孫派たちが、何故これほどまでにサンの暗殺にこだわったか?そのわけは29話のラストで確認しよう。

ところで29話の図画署はほのぼのしている。相変わらすイ画員とタク画員の迷コンビの会話は傑作だし、あるきっかけで、タク画員がついにソンヨンを認めることになる。

ドラマ「イ・サン」第29話は、11月6日日曜日夜11時からNHKで放送。

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