突然の別れに失意のサン、恋の気づき…「イ・サン」第32話あらすじ、予告動画と前回ダイジェスト

2011年12月10日12時13分ドラマ

失意の底からやっと抜け出したサンは、人材を平等に登用する政策や、清国との交易問題解決のために特別使節団を送ることにするなど積極的に動き出した…その一方で、反世孫派の調査は続行中であることをチェ・ソクチュに告げ、自ら老論派を解体しろと迫っていた。前回のキム尚宮の告げ口とサンの清国への使節団派遣が、32話で、サンとソンヨンに突然の別れを招いてしまう。予告動画と前2回のダイジェスト映像は番組サイトで公開している。

32(c)2007-8 MBC恵嬪はソンヨンを呼びつけサンとの関係を厳しく追及し、ソンヨンをかばうヒョイまで激しくしかりつけた。このときばかりは恵嬪もまさに「チャングムの誓い」チェ尚宮だ。やはりキョン・ミリは“キツイ女”がお似合いだ。「イ・サン」では「チャングム」に出演した俳優がたくさん登場するが、イ・ビョンフン監督はキャスティングにも遊び心を忘れない。チャングムでを演じた俳優は今回はに、またはその逆も。その一番良い例が貞純王妃とこの恵嬪だろう。貞純を演じたキム・ヨジンは「チャングム」では主人公を助ける正義の女医を演じたが、今作では主人公の暗殺を目論む悪の黒幕。「チャングム」では主人公を徹底的に痛めつけたチェ尚宮を演じたキョン・ミリが、今作では主人公の身を案じる良妻賢母の恵嬪を演じる。しかし、さすがのイ監督もキョン・ミリ演じる“キツイ女”が惜しいと見えたのか、こんなところでみせてくれたようだ。

恵嬪は厳重注意だけでは収まらず、サンにソンヨンを近づけないために、とんでもないことを考える。それが、サンが考えた清国へ送る特別使節団だ。恵嬪はソンヨンを使節団と一緒に清国へ派遣し、絵の勉強をさせることにする。行けば、5年から10年はかかるという長期の課程だ。絵の勉強と言いながらこれは実質的な追放と同じだ。
サンのためにもこれが一番、という恵嬪の言葉に頷くしかなかったソンヨンが涙を流しているところにサンが通りかかった。このときヒョイはソンヨンの清国行きを取りやめるよう恵嬪に頼みに行こうとするが、途中でサンとソンヨンのツーショットを見て何も出来なくなってしまった。さて、ヒョイが目撃したのはどんな場面なのか?これはドラマで確認しよう。

さて、ソンヨンの清国行きを知らないサンは、ソンヨンの涙がどうにも気になり、その夜、図画署に出向き、ソンヨンを市中に連れ出し夜市ではしゃいだ。出会った頃のように「ソンヨナ~」「サナ~」と呼び合う二人はまるで付き合い始めた恋人同士。その後、サンとはぐれて引ったくりに遭うソンヨンが足を痛めるシーンなんて、まさに胸キュンものだ。

しかし、楽しい時間は瞬く間に過ぎ、翌日ソンヨンは使節団と一緒に清国へ旅立った。その事実を知ったサンは、何も手につかない自分に驚いていた。そして矢も立てず馬を走らせていた。

今回、恵嬪は大きな失敗をしてしまった。ソンヨンをサンから引き離したつもりが、この一件で、サンの心の奥底で本人に気づかれずに育っていたソンヨンへの恋心を本人に悟らせてしまった。サンはソンヨンが自分にとって友人以上の存在だと言うことに気づいてしまった…。

ドラマ「イ・サン」第32話は、12月11日日曜日夜11時からNHKで放送となる。予告動画は番組サイトで公開。

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NHK総合「イ・サン」番組サイト

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