ソンヨン初めての異国!サンの行幸と英祖王の異変!「イ・サン」33話見どころと予告動画-NHK

2011年12月17日10時10分ドラマ

ソンヨンが自分に何も言わずに清国へ旅立ったことに納得がいかないサンだったが、清の芸府司のことを聞き、母・恵嬪(ヘビン)からもソンヨンが喜んでいたと聞かされ、納得するしかなかった。33話では、ソンヨンへの気持ちが恋心とはまだはっきり気づいた訳ではないが、ソンヨンがいなくなってからの空虚感にただただ戸惑うサンが、女性の身でがんばるソンヨンに負けぬようにがんばるサンの様子が描かれている。また、テスが偶然であったふたり組みの一人との格闘シーンも見どころとなっている。

(c)2007-8 MBC(c)2007-8 MBC自分に何も知らせず旅立ったソンヨンの行動に納得できないサンは、図画署に行き、清の芸府司に行くことになったいきさつを聞いた。そこで母方の祖父ホン・ボンハンの推薦で急遽決定したことを知るが、母の恵嬪から「ソンヨンは喜んで修行に出た」と聞き、納得せざるを得なかった。
サンからソンヨンを引き離した恵嬪の次なる作戦は、旅に出かけてサンとヒョイとの親密な時間を持たせ、世継ぎを授かることだった。何しろ宮殿でのサンは大忙しで、ヒョイとの語らいの時間さえも十分持てないのだから…。手回し良く、王の許可も恵嬪が取り付けて出かけることになったサンが王の元へ挨拶に出向くときの場面をお見逃しなく。これまで辛いことの連続だった孫に対して「ひと月でもふた月でも骨休みをしておいで。お前に譲位するまでは何が何でも生きて、朝廷を掌握してやる!」と、優しくも心強い言葉。貞純王妃の処罰の軽さへの罪滅ぼしもあるのだろう。英祖の台詞もいいが、サンの心細げで甘えるような「チョナ~」の声がまたいい。

それにしても恵嬪は我が子のことがまったくわかっていないようだ。恵嬪の目論見は大はずれで、行幸先でもサンは政務に大忙し。なんと、国務を取り仕切る六曹の重臣たちも随行させ、行幸先で政務会議まで始める始末。サンは、戸惑う重臣たちを集め、重臣たちの資質をきみわめるための会議を開くことを予告する。この会議で能無し重臣を追放しようと考えたのだ。

そんな政務に忙しいサンとヒョイとが語らう場面が登場する。サンは妻と向き合っても心ここにあらず。見かねてヒョイがソンヨンの身を案じていると話題を振ると、素直に「自分もソンヨンが心配だが、いつか彼女と会える日が来るまで頑張る」などと、まったく女心がわかっていない台詞。ヒョイの悲しそうな表情をお見逃しなく。このドラマ、主役のサンとソンヨンの目線で書かれているが、見方を変えてヒョイとテスの目線で見ると、またドラマも違ってくる。筆者はあまりにも出来過ぎな国母であり妻のヒョイが哀れでならない。

もう一人哀れなのがテスだ。ソンヨンが居なくてさびしいのはテスも同じ。行幸先の居酒屋で一人酒をするテスの傍で、サンの悪口をいうふたり組に出会う。自分のことならいざ知らずサンを悪く言う輩は放っては置けないのがテスだ。ヒョイに負けず劣らずのお人好し。さっそく喧嘩を吹っかけるが、なんと小柄な男にコテンパンにやっつけられてしまう。テスの鳩が豆鉄砲を食らったような顔をお見逃しなく。

他にも33話ではソンヨンや図画署の画員、タロたちの過酷ながらも楽しそうな清への旅の様子が描かれている。もうひとつ気になるのが、英祖王の奇行だ。これについては34話で詳しく描かれるのでお楽しみに。

さあ、ますます面白くなるドラマ「イ・サン」だが、来年2012年1月8日(日)午後11時35分~特別番組「イ・サン ガイド」が放送される。果たしてどんな内容なのか、放送をお楽しみに。

ドラマ「イ・サン」第33話は、12月18日日曜日夜11時からNHKで放送となる。予告動画は番組サイトで公開。

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NHK総合「イ・サン」番組サイト

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