「トンイ」第45話あらすじと見どころ:最終章に突入!ボロは着てても心は王子♪

2012年02月25日23時49分ドラマ

粛宗(スクチョン)とトンイの息子クムは7歳になり、町で暮らすクムは賢く正義感あふれる少年に育っていた…最終章に入った第45話では、トンイの子育てと聡明過ぎる我が子を案じる母の悩み、父と名乗らぬまま我が子と遊ぶ粛宗の様子が描かれている。
(以下、NHKBSプレミアムにて2011年04月~2012年06月放送時に紹介したものです)

【「トンイ」を2倍楽しむ】で、時代背景や実在の人物、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)、見どころ、豆知識などまとめて紹介している。



トンイ (c) 2010 MBC町で暮らすトンイの息子クムは賢く正義感の強い少年に育っていた。おまけに母トンイ譲りのやんちゃさも持ちあわせ、よく勝手に家を抜け出してはみんなを心配させる元気な子だった。父である粛宗に会ったことがないクムは、母トンイから父の話を聞くのが大好きだった。
ところが、あるきっかけでトンイはクムのとんでもない聡明さに気付くことになる。大人でも難しい“大学”や“中庸”を独学で習得していたのだ。

後継者争いの激しい当時は、後継資格のある者は常に危険にさらされる。ましてや、それが聡明で、後継者として素養が備わっているとあれば、敵対する輩から命を狙われる可能性もそれだけ高くなる。だからと言ってクムの才能を閉じ込めるのはかわいそう。そこでトンイは、こっそりと雲鶴という優れた学者にクムの教育を頼むのだが、朝廷に関連する者には教えないという雲鶴は、これに応じない。だがそんなことであきらめるトンイではなかった。果たしてトンイの作戦は?

一方、寺小屋からの帰り道、賤人の子から宮廷での会食に行けると聞いたクムは、賤人の子を装い宮廷にもぐりこみ、父・粛宗に会おうとする。だが見つかってしまう。そのピンチを助けてくれるのが世子。二人の出会いのシーンをお見逃しなく。
もう一つ見逃せない出会いのシーンがある。粛宗とクムの出会いのシーンだ。その夜、宮廷の近くで父親に会えず泣いているクムを、お忍びに出ていた粛宗が偶然見つける。クムはすっかり王子モードに入っており、粛宗はこの少年の中にかつてのトンイを思いだし興味を示す。ところが、そのあとクムが我が子と知った粛宗は矢も盾もたまらず、次の日の寺小屋の前でクムを待ち伏せする。いたずらを仕掛けたクムの同級生たちをクムと粛宗が一緒に懲らしめ、二人は遊ぶ。

一方、オクチョンは大きな悩みを抱えていた。息子の世子は利発で心優しく成長していたが、病弱だった。しかもその病は王位を継ぐ者として致命的なものだった。果たしてその病とは…。

第45話は、クムの登場で楽しくドラマが展開していくが、その裏で、クムの存在を警戒するオクチョンが、世子のある病状が公になって王位後継者としての立場が危うくなることを恐れる。最終章は46話から、舞台を宮廷に戻す。オクチョンは世子のこの病のために、これまで以上にトンイを敵視する。そして、トンイはクムを守るためにこれに毅然と立ち向かう。最終戦の火ぶたが切って落とされる前のつかの間のほのぼのシーンを、45話で満喫されたい。

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