覚悟の改革と二人の側室候補!「イ・サン」第50話見どころと予告動画-NHK

2012年05月05日17時17分ドラマ
(c)2007-8 MBC

チャン・テウに科挙の実施を阻まれ、重臣たちのストライキもあって、各省庁が人員不足に陥り業務に支障が出始めるなか、サンは都に疫病が広がり人々が苦しんでいると知る!50話では、サンの側室選びもいよいよ本格的に始まる…番組サイトでは前2話分のダイジェスト映像と、第50話の予告動画が公開されている。

サンは難局を乗り切るために、辞表を出した重臣たちも全員集まるよう通達を出すが、チャン・テウの考えに従う重臣たちはストライキを継続する。その一方で、チャン・テウは私財を投げ打って民たちに救いの手を差し伸べる。
八方塞のサンだが、それでも彼は折れない!向こうが来ないならこっちから行くまでと、テウの元に出向き1対1で話し合う。さあ、ここでサンが話す台詞がすばらしい。思わずサンに日本の政治を任せてみたいと思うほど。ぜひとも日本の閣僚諸氏にも、「イ・サン」を観てほしいものだ。

さて、恵嬪(ヘビン)からホン・グギョンの妹を側室に迎えるつもりだと告げられたヒョイは、ホン・グギョンを呼び出し、断ってほしいと頼む。今やサンの右腕として大きな力を持つホン・グギョンが外戚となって今以上の力を持つことを恐れたのだ。実に賢明な女性だ。グギョンもまた迷っていた。さあ、グギョンの出した答えは?
恵嬪とヒョイの意識の違いは他にもあった。巷に疫病がはやり国政が落ち着かないこのときに、恵嬪は側室選びの告示を出せといい、ヒョイは時期が悪いと考えていた。

疫病が治まり、科挙も改めて無事に行われることになりほっとする中、貞純大妃がホン・グギョンの前に現れ、ある提案をする。果たしてその提案とは?
妹の側室、貞純との取引。この二つが、今後の彼の人生を大きく狂わせるのを、このときグギョンは知らなかった。

50話のラストで、ヒョイがサンを訪ねて側室について語る場面がある。ヒョイは自分のために側室を娶ってほしいという願いを伝えに来たのだ。そしてヒョイが心に決めている側室はソンヨンだと告げる。突然のことに戸惑うサンの表情をお見逃しなく。

サンの元に嫁いで16年、王妃として一番の務めである跡継ぎを産めない自分が、サンのためにして上げられる唯一のこととして、せめて側室は、サンが心を通わせる女性にしてあげたかったのだ。なんと優しく思いやりの深い女性だ。しかし、ヒョイのこの優しさが自らを辛い立場に追い込んでしまうのだった。

ところで、新たに登場したチャン・テウだが、演じたのはイ・ジェヨン。「海神」では商団のボス、「朱蒙」「同伊(トンイ)」「チング」「大物」など歴史ドラマから現代モノまで何でも来いの名優だ。彼のやや三白眼の目の鋭さから、悪役を演じることが多いが、笑ったときの目はとても優しい。釜山大学で哲学を修めただけあって、善・悪のどんな役でも信念をもった役を演じさせれば天下一品の俳優。

「イ・サン」第50話は、5月6日(日)夜11時から放送、予告動画と前2回のダイジェスト映像は番組サイトで公開。

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NHK総合「イ・サン」番組サイト

kandoratop【作品詳細】【「イ・サン」を2倍楽しむ】

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