新羅の捕虜から百済の暴徒に!百済の東明祭とは?「階伯〔ケベク〕」第12話あらすじと予告動画-BSフジ

2012年06月19日16時00分ドラマ
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ケベクは父の形見の刀を手にとり、母の墓前で復讐を誓うが、ウンゴは復讐は自分たちにまかせて、ケベクはのんびり過ごせという…「階伯〔ケべク〕」第12話は、いよいよウンゴがサテク妃の懐深くもぐりこむことになる!番組サイトには名場面映像が、DVD公式サイトにはPV動画が公開されている。これまでの回を見逃した方は、【「階伯〔ケべク〕」2倍楽しむ】にこれまでのあらすじを紹介しているので参考にどうぞ。今回は、第12話のあらすじと見どころを紹介。

■第12話 暴動
十数年かけて準備してきたサテク一族への復讐のシナリオ。ウンゴはサテク妃一人を殺すのではなく、サテク一族、ひいては百済を堕落させる大貴族たちを一掃するつもりなのだ。そんな復讐のシナリオを知らず、簡単に考えるケベクがウンゴは心配だった。

もう一人復讐心に心を燃やす男がいた。ケベクの義兄ムングン(ポリョ)だ。島を荒らされ、仕返しに来て返り討ちにあったトッケたちは、ムングンの両親を殺したことを認め、為済団を探すと約束する。

ウンゴたちは復讐の第二段階に入った。ウィジャは相変わらずウツケの好色漢を装い、ウンゴはサテク家の養女に入りサテク妃の妹になる。そんな時、ウンゴに復讐をしないと約束したケベクが、ウィジャを利用してサテク妃の寝所に忍び込み、ムジンの形見の刀で暗殺を謀ろうとする。だがそれを止めたのは他ならぬウンゴだった。ウンゴはサテク妃を殺すだけでは復讐は終わらないとケベクを諭し、サテク家の養女になることを打ち明ける。
ウンゴが養女に入る日、雨の中見送るケベク。目的のためにすべてを犠牲にするウンゴを見つめ「辛いのです」と言葉をかけるケベク。この後の2人の心が通う、ほんのひと時の切ないシーンをお見逃しなく。

その頃ヨン・ムンジンはウィジャを助けるための人材として、官職を辞したばかりのフンスを狙っていたが、色よい返事はもらえず、代わりに、フンスからケベクと一緒に椵岑(カジャム)城で戦ったソンチュンを推薦される。

一方戻って来た捕虜たちは定着金を受け取りに集まっていたが、約束と違う扱いに暴動を起こしてしまう。新羅の捕虜たちは今や反乱軍となり、百済の暴徒となってしまった。
その頃、東明廟ではキョギが初献官となり、東明祭の祭祀が執り行われていた。そこに、捕虜たちが反乱を起こし、扇動したのがケベクだという知らせを受け、ウィジャは…。

■ドラマをもっと楽しむ:東明祭って?
韓国の歴史や史劇をたくさん視聴されている方は、“東明”と聞いてすぐにドラマ「朱蒙」を思い出すのでは?まさしく、東明王(東明聖王)とは朱蒙王のこと。では、なぜ百済で朱蒙王の祭祀が執り行われるのか?

百済の始祖であるオンジョ(温祚)王は、ドラマ「朱蒙」では、ソソノの連れ子で、チュモンの実子(ユリ)が現れ、ソソノは二人の息子を連れて高句麗を出たとされている。そして次男のオンジョが百済を建国したとされている。詳しくは、ドラマ「朱蒙」の最終回「ドラマのその後」で紹介。
また、朝鮮半島に現存する最古の歴史書「三国史記」によると、チュモンの子供とされており、即位直後に、チュモン(東明王)を扶餘の始祖として祭祀する「東明廟」を建て、王室の神聖性を強調し、自分が扶餘出身であること明らかにしている。
そのため、百済でも、高句麗と同じように東明王(チュモン)祭る「東明祭」を行っているのだ。

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「階伯〔ケベク〕」は、毎週火曜日夜10時からBSフジにて放送。番組サイトには名場面映像が、DVD公式サイトにはPV動画が公開されている。

■作品紹介
・放送:2011年、MBC
・話数:全36話
・脚本:チョン・ヒョンス
・演出:キム・グンホン
・キャスト
 ケベク:イ・ソジン、イ・ヒョヌ(子役)
 ウンゴ:ソン・ジヒョ、パク・ウンビン(子役)
 ウィジャ王:チョ・ジェヒョン、ノ・ヨンハク(子役)
 サテク妃:オ・ヨンス
 ムジン:チャ・インピョ

kandoratop【作品詳細】【「階伯〔ケべク〕」を2倍楽しむ】