王妃の苦悩と愛にピンチのホン・グギョン!「イ・サン」第58話あらすじ、予告動画と前回ダイジェスト

2012年06月30日16時08分ドラマ
(c)2007-8 MBC

元嬪が飲んでいたのは益母草(やくもそう)という妊娠促進薬!これを妊婦が飲むと流産する恐れがある薬で、妊婦なら誰もが知る心得だった…今回は、第58話のあらすじと見どころを紹介、番組サイトでは前2話分のダイジェスト映像と予告動画が公開されている。

ホン・グギョンは孝懿(ヒョイ)王妃が元嬪(ウォンビン)の偽装流産に気づいていると知り、慌ててサンに会いにいく。するとそこにはすでに王妃の姿が。動揺を隠そうとするホン・グギョンに王妃は冷たい視線を向ける。そして王妃は、気にかかることがあってサンに尋ねていたと話す…。
一方ソンヨンは、王妃が偽装流産を突き止めたことをテスに告げる。テスはホン・グギョンがサンや部下を裏切るとはにわかには信じられない。

ヒョイ(孝懿)王妃がすべてを知って、真実を告白するように迫られたことを元嬪から聞いたグギョンは、あわててサンの元に駆けつけるが、サンのそばにはヒョイがいた。この場面のグギョンの顔に注目しよう。鳩が豆鉄砲を受けるとは、まさにこのことだろう。果たして、ヒョイはサンにすべてを告げたのだろうか?

観念したグギョンはすべてを白状する決心を固めるが、ある出来事が原因で彼は自白することもできなくなる。その出来事とは…?
一方、元嬪は恵嬪に会いに行き、飲んではいけない薬を飲んだと、あくまでも想像妊娠の事実は隠そうとする。彼女は家門を守るため、兄のホン・グギョンは知らないことにして、一人で罪をかぶろうとする。グギョンも一時心が揺れるが、サンの自分への深い信頼の気持ちを知りすべてを白状する。さあ、ここでサンがどんな台詞を吐いたのかは、ドラマで確認されたい。

ところで、イ監督は、ヒョイと元嬪という実在の二人の人物を正反対の人物として描いている。ヒョイ王妃は、控え目で温厚で、側室たちにも優しく決してやきもちを焼いたりもせず、政治にも口を出さず内助に徹した。歴代の王妃の中でも屈指の素晴らしい王妃と、ほぼドラマでも史実に近い人物に描いている。違うのは、想像妊娠をしたのは元嬪ではなく、ヒョイ王妃だった。ということのみ。詳しくは(4)サンを愛した王妃と側室たち紹介で紹介している。
一方、元嬪はドラマと同じくホン・グギョンの妹だが、わずか12歳で輿入れし、翌年、13歳で他界している。輿入れに際してはホン・グギョンが妹の生んだ子を世子にして外戚として、確固たる権力を手にしようとしたのだ。歴史上のグギョンは、妹の死があくまでもヒョイの毒殺であると主張する。

NHK総合「イ・サン」番組サイト

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