高句麗と後燕、因縁の戦いが始まる!「広開土太王」第1~5話あらすじ、見どころ、ドラマの背景と予告動画

2012年08月23日07時00分ドラマ
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いよいよ本日23日(木)より始まるイ・テゴン主演のドラマ「広開土太王」だが、この時代の高句麗と中国の関係をちょっぴり頭に入れておいてから、第1話を視聴した方がドラマをもっと楽しめる!TSUTAYA韓流通信のサイトに予告動画が公開されているので、これでドラマの雰囲気をつかんでおいて、以下のドラマの背景に目を通してから第1話の視聴に入ることをお勧めしよう。

■ドラマの背景
まずは、広開土太王が高句麗のどのあたりで在位した王なのかを、表ドラマの年表(三国時代)でチェックしてみよう。391年に即位した19代王だ。当時の中国華北は、16以上の分立興亡した民族と国家が入り混じった五胡十六国時代(304年~439年)だった。高句麗は、16代・故国原王が前燕の侵攻を受け、国力回復のために南の百済を攻めるも逆に戦死してしまった。次の17代・小獣林王は、国家体制の立て直しと中国との関係修復に注力し、前燕を倒した前秦と手を結び友好関係を築いた。そして第18代・故国壌王(イリョン王)の治世となりドラマの時代に入る。
一方、中国では前秦に敗れた前燕の将軍モ・ヨンス(慕容垂)が後燕を建て、自らが皇帝となって中原征服の野望を抱き高句麗征伐を決心する。
「太王四神記」でペ・ヨンジュンが演じたタムドクは長男だったが、こちらは次男と言う設定。次男ということでタムドクは王室と高句麗の平和のために、王子のきらびやかな生活ではなく将軍の道を選び、遼東省の一介の将軍として生きていた。
さあ、これで準備は完了!では、第1話からお楽しみください。以下、赤字は、ドラマの見どころや豆知識です。

■第1話:北方の死神将軍
高句麗征伐を決意した後燕の皇帝・慕容垂(モ・ヨンス)は息子の太子・慕容宝(モ・ヨンボ)に、戦の全権を委ね先代から受け継がれた剣を授ける。王宮を離れ一介の将軍として遼東城の防備にあたる高句麗の第2王子タムドクは、慕容宝の軍勢を撃退する。
そんな中、商人を装い後燕でスパイ活動をする国相ケ・ヨンスの息子コウンから慕容垂が自ら20万の大軍を率いて進撃中との情報に、遼東城は全兵力を集結させるが、その情報を疑問に感じたタムドクは、200人の兵と共に隠密に動き出すのだが…。
ドラマ冒頭、槍を使ったタムドクのアクションは必見。イ・テゴン演じるタムドクは骨太タイプで、「我こそは、大高句麗を守る北方の鬼神将師だ!」と勇ましく名乗りを上げ、これから毎回野太い声で叫ぶ。これまで韓国史劇をたくさん視聴された方は、登場人物がこんがらがってしまうこともあるので、そんな時はこちらの相関図(BS日テレ番組サイトより)でチェックしよう。

■第2話:遼東白の攻防
皇帝・慕容垂を討つためコム大将軍の娘ヤギョン将軍に協力を仰ぎ単独行動を起こしたタムドク。南方から進軍する慕容垂を橋で待ち構えみごとな戦略で仕留めようとした瞬間、見破られ、取り逃がしてしまう。おまけにタムドクは胸に敵の矢を受けて負傷してしまう。
遼東城ではタムドクの大おじであるコム大将軍の指揮のもと、慕容垂の猛攻を撃退する。しかし今度は慕容宝に高句麗軍の兵糧庫を焼かれ窮地に陥る。国内城からの救援物資の輸送も後燕に阻まれてしまう。そんな中、後燕が攻めてくるという情報が、逃亡捕虜からもたらされる。
川と火を使った作戦は、「千秋太后」を思い出す。燃え盛る火の中から飛び出すタムドクの雄姿をお見逃しなく!
また、この回の最後、タムドクの決死の作戦に名乗りを上げたのは、ヨンサルタ。「善徳女王」でソクプム役を演じたホン・ギョンインだ。今回も良い役を演じるので注目しよう。


■第3話:大捜索
タムドクは、捕虜の情報が後燕のニセ情報だと見抜いたうえで、決死の作戦を立て、みごと後燕の太子・慕容宝をとらえる。しかし後燕軍の捜索網のために城への帰還がかなわない。タムドクは慕容宝を連れ洞窟に身を潜める。
その頃後燕軍が再び遼東城を取り囲む。コム大将軍は仕方なく慕容宝のニセモノを立てて急場をしのぐ。高句麗側が慕容宝の身柄を確保していないと気付いた後燕の将軍・馮跋(プンバル)は、高句麗の捕虜を利用してタムドクをおびき出す作戦に出る。果たしてタムドクは馮跋の作戦の前に姿を現すのか?
王子同士の見ごたえたっぷりの対決。洞窟の入り口の気配を味方と思った慕容宝にタムドクが放った一言…「獣の声の区別もつかぬか!…自分の巣を荒らされ怒っているのだ!」そのまま獣を仕留めたタムドクがこの後に続けた言葉をお聞き逃しのないように。

■第4話:内通者
目前で高句麗の捕虜が火あぶりにされるところを見せ付けられたタムドクは、耐え切れず姿を現す。後燕の将軍・馮跋の取引に応じたタムドクの行動を、コム大将軍は独断と激しく責め投獄する。
一方、コムの息子コチャンは一計を案じて、単身敵陣に乗り込むことにする。コチャンはタムドクに王子としての心構えを説き出発するが、情報が漏れ作戦は失敗する。
密命を受けたタムドクは、内通者としてモドゥヨンを拷問する。弟で守備隊長のモドゥルは濡れ衣に激怒し後燕に投降するが…。
「宮廷女官チャングムの誓い」では心優しき高句麗の王・中宗を演じたイム・ホが演じる慕容宝。タムドクのために生き恥をさらされた後の彼の狂気の猛攻は迫力満点。また今回はコム大将軍の父子の絆が一番の見どころ。息子のコチャンを演じたのはナム・ソンジン。ドラマ「大祚榮」では唐のイムン役を演じた。
ところで内通者はいったいだれなのか?予想してみよう。


■第5話:密偵の正体
タムドクの殺害に成功したモドゥルと後燕の将軍・馮跋。信用を得たモドゥルは後燕の作戦会議にも出席する。その席上でモドゥルは顔見知りのある人物と対面する。果たしてその人物とは?後燕はモドゥルの助言により遼東城に最後に攻撃を計画する後燕軍に対し、コムは王子タムドクも死に、士気が下がった高句麗軍に勝ち目がないとして将軍たちに撤収を命ずる。撤収の夜、高句麗軍を追撃するために遼東城に全軍を集結させた慕容垂の目の前に現れたのは…。
タムドクを殺害し後燕に寝返ったモドゥルが、人質のコチャンに対する態度に注目しよう。なぜ彼があのような態度をとるのか。いったいどこからどこまでが作戦なのか、罠なのか…今回、ドラマは大きく動き出すので一瞬もお見逃しなく。

本作は、韓国史劇によくあるように、子役から始まるドラマではない。タムドクは全編通してイ・テゴンが演じる。熱く部下思いの将軍から、時には非情にもならねばならぬ偉大な王として成長していく。しかし、ペ・ヨンジュンが演じたタムドクや、「朱蒙」でソン・イルグクのチュモン王子のようなダメ王子からのスタートでない分、役柄としてメリハリがつけにくい。そうしたところを、イ・テゴンがいかに魅せていくのか、今後の展開に期待したい。
イ・テゴンは、2012年8月現在、BSジャパンにて放送中の「宝石ビビンバ」では、心優しき紳士のソ・ヨングク役を演じている。

kandoratop 【「広開土太王」を2倍楽しむ】

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BS日テレ「広開土太王-こうかいどたいおう-」番組サイト
 ※2012.8.23~  月~金の毎日夕方4時~5時まで放送。
TSUTAYA韓流通信「広開土太王-こうかいどたいおう-」

■作品紹介
・放送:KBS、2011~2012
・話数:全92話
・演出:キム・ジョンソン ・ 脚本:チョ・ミョンジュ ・音楽:イ・ピルホ
・キャスト:
 タムドク役/イ・テゴン…「神様、お願い」「淵蓋蘇文 ヨンゲソムン」
 コウン役/キム・スンス…「朱蒙〔チュモン〕」「ガラスの城」
 慕容宝(ぼようほう)役/イム・ホ…「大祚榮 テジョヨン」「善徳女王」
 トヨン役/オ・ジウン…「怪しい三兄弟」「笑ってトンヘ 」
 ヨンサルタ役/ホン・ギョンイン…「善徳女王」「プランダン 不汗党」
 ヤギョン役/イ・イネ…「千秋太后[チョンチュテフ]」「ファン・ジニ」
 ソルチ役/キム・ジョンファ…「風の国」「1%の奇跡」
■DVD情報
8月24日(金)コンプリートDVD-BOX発売 ¥48,300(税込価格) 
発売・レンタル販売元:カルチュア・パブリッシャーズ
セル販売元:株式会社 ポニーキャニオン
※大好評レンタル中(TSUTAYA独占)
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