号泣必至の別れ…そして世代交代!「イ・サン」第68話あらすじ、見どころと予告動画と前回ダイジェスト-NHK

2012年10月13日16時38分ドラマ
(c)2007-8 MBC

前回の第67話では、流刑地に送られるホン・グギョンとテス、ソッキ、ジャンボの3人との別れに涙したが、第68話では、流刑地でのサンとグギョンのツーショットが一番の見どころとなっている…番組サイトでは号泣必至の前2話分のダイジェスト映像と次回予告動画が公開されている。

ホン・グギョンの犯した罪は死罪が当然の大逆罪だったが、サンが下した刑は、死刑ではなく流刑だった。流刑地に送られるグギョンの哀れな姿と、テス、ソッキ、ジャンボの3人の悲しみ、特にグギョンを許せなかったジャンボの嘆きに多くの視聴者は大粒の涙を流したのでは?
しかし、今回紹介する第68話はそれどころではない。サンとグギョンの対面シーンでは、涙腺決壊間違いなし。大判のバスタオルか箱ティッシュをお忘れなく!

前回、サンが出会ったのはなんとも不思議な青年だった。サンの危ないところをその青年が、奇想天外な方法で助けるが、小道具を使って青年の博識ぶりを紹介する。実にうまい演出なのでお見逃しなく。さて、この奇妙な青年に興味を示したサンは、自分が王であると明かすが、青年は冗談だと信じず、そのままどこかへ立ち去ってしまう。サンはテスに青年の身元を調べるように命じる。

不思議な青年に笑顔をもらったサンだったが、こんなときにも「グギョンなら…」という思いが頭をよぎる。それは流刑地のグギョンも同じだった。恋しさにとうとうサンが夢にまで出てくる始末。この2人の関係は、もはや恋に近いのかも。
サンはとうとう、グギョンにある言葉を伝えようと決心する。そこでテスに命じてひそかにグギョンを呼び寄せるように命じるが、それは適わなかった。それどころかサンが流刑地に駆けつけることになってしまう。いったい何がおきたのか?サンとグギョンの最期のツーショットを涙で堪能しよう。

ところで、恵嬪にいびられているソンヨンだが、思わぬところから助けが入る。恵嬪の選んだ側室ファビンだ。彼女はウォンビンと違って懐が深い人物として紹介されている。少々上から目線ではあるが、ソンヨンにも気配りをしてあげる。おまけに、親蚕禮(チンジャムレ)のあとのお茶会で、恵嬪もファビンもソンヨンを認めざるを得なくなる。そんなソンヨンを優しくそしてうれしそうに見つめるヒョイ王妃の笑顔にも注目。グギョンの一件では、実際のところ一番辛いのは彼女だったかも知れないのだから…。

不思議な儒学生はチョン・ヤギョンという人物だとわかる。韓ドラ上級生の視聴者ならここでピンと来たはず。そう!ドラマ「チョン・ヤギョン」「トキメキ☆成均館スキャンダル」のあの人物だ。サンが活躍した時代は、すぐれた建築技術や新しい学問である西学の導入など、朝鮮後期の文化の精粋がぎっしり詰まった時期。パク・チウォン、イ・イク、チョン・ヤギョン、キム・ホンド、シン・ユンボクなど、時代を駆けた実在の人物たちが大挙して活躍した時代でもある。そんな人物を描いたドラマも多い。久しぶりにドラマの年表で確認しよう。

ドラマに戻って…、チョン・ヤギョンの登場で、サンの右腕は世代交代となる。今後彼は、グギョンに変わってサンと一緒に国政を担っていく。科挙に成績優秀者として合格した彼がサンとの再会を果たす場面が68話のラストだ。サンとヤギョンと、そして視聴者にしかわからない粋なサンの台詞に注目しよう。

NHK総合「イ・サン」番組サイト

kandoratop【作品詳細】【「イ・サン」を2倍楽しむ】