NHKスペシャル シリーズ病の起源で2分に1人が襲われる“脳卒中”を特集!その起源は発達しすぎた人間の脳?-予告動画

2013年05月25日20時00分暮らしと文化

26日(日)夜9時放送のNHKスペシャルでは、シリーズ“病の起源”の第二集、「脳卒中~早すぎた進化の代償~」を放送、番組サイトで予告動画が公開されいる!近年の急激な人間の脳の発達によって、脳の血管に弱点を作り、世界で患者数を急増させている脳卒中…その原因とは?そして、発症を防ぐには?人間の進化の観点から、人が脳卒中にならないためにどうすればいいのか、その答えを番組で紐解いていく。

私たち人類が誕生したのは今からおよそ700万年前。そこで、人類はチンパンジーとの共通の祖先から分かれ、二本足で歩き、自由になった器用な手でせっきっを作り、高度な道具を使うことによって、脳を祖先の三倍以上に巨大化させた。その過程で、脳の血管は驚くほど長くなり、大量の血液が流れるようになったという。しかし、脳血管の壁は進化しなかった。そのため、人類を悩ませるようになった病が“脳卒中”だという。

日本で、2分に1人の割合で発症しているという“脳卒中”。脳の血管が詰まったり破れたりすることで、その先の細胞に栄養が届かなくなり、細胞が死んでしまう病気。突然起きることもあるが、多くの場合は、一時的な半身の麻痺や手足のしびれ、ものが2重に見える、言葉が出てこなくなる、などといった前触れが起きている。その段階で気付き、大きな発作が起きる前に治療することもできる。しかし、その段階で気付けないことも多く、そのままにしていれば、本格的な発作が起きてしまい、急に倒れて意識がなくなったり、半身の麻痺、ろれつが回らなくなるなどの症状が起きる。
すぐに治療をしないと、病気が進行して症状が悪化、再発作が起きて死に至ることもあるという。ただ、リハビリや治療を早めに行うことでかなりの場合が回復。しかし、治療やリハビリが遅れた場合は回復が難しくなる。
現在、世界で患者数が拡大。このまま放置すると人類は破綻への道を歩むという。
それでは、私たちはどうやって、この“脳卒中”を予防し、戦っていけばいいのか。人類の進化からその答えに迫っていく。

なお、この番組シリーズでは、前回19日の第一集で“がん”を、そして10月放送予定の第3集は“心臓病”、同じく10月放送予定の第4集では“うつ病”を取り上げる。

NHKスペシャル“命の起源”第2集「脳卒中~早すぎた進化の代償~」は、25日(度)夜9時から。この番組は27日よりNHKオンデマンドで見逃し配信もされる。

NHKスペシャル“命の起源”第2集「脳卒中~早すぎた進化の代償~」番組特設サイト
NHKオンデマンド視聴ページ
 ※5.27より配信(視聴価格:210円)