最終回視聴率は42.2%!100倍返しされた「半沢直樹」第10話おさらいと見逃し配信案内-TBS

2013年09月24日10時40分ドラマ

衝撃の結末に、憤りと次期作への期待感がないまぜになった堺雅人主演のメガヒットドラマ「半沢直樹」の最終回(22日放送、第10話)は、関東地区で42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、瞬間最高視聴率46.7%という期待通りの高視聴率で、今年放送されたすべての番組の中で1位となった!これは平均視聴率40.0%、瞬間 最高で42.8%の「家政婦のミタ」(日本テレビ)の記録を大幅に更新、TBSオンデマンドでは各話 315円(税込)/ 8日間で見逃し配信をしている。
話題の最終回を見逃した方のために、簡単に最終回のおさらいをしておくので参考にどうぞ。

■近藤の裏切り
近藤(滝藤賢一)は、大和田常務(香川照之)から「田宮社長の証言を表に出さなければ、銀行に戻してやる」という提案を聞き入れる決断をした。その結果、半沢が大和田を追い詰めるために取締役会に提出する資料は、不完全なものとなってしまった。中野渡頭取(北大路欣也)の元へ報告に行き、取締役会までには田宮社長の証言を添付するという約束をした半沢。報告書を確認した頭取は、次回の締役会の議案としてこの書類を提出することを確約。
そんな中、渡真利(及川光博)は人事部の後輩からの極秘情報によって、近藤が銀行に戻って来るとの情報を掴む。事情を察した半沢は近藤を剣道場に呼び出し、自分が近藤でも同じ選択をしたと、同期の友を許した。

■取締役会前夜
そんな矢先、金融庁から「半沢次長の検査受け入れ態度に問題あり」という書面が頭取宛に届き、半沢が訴える不正問題と同時に、半沢の処分案も締役会の議題に上がることに。不利な状況が積み重なる半沢に頭取は、「銀行員としての大和田でなく、人間・大和田を見ろ」とアドバイス。大銀行の常務が“3000万円”程度で不正を働いたことに疑問を持つ半沢と渡真利は、裏切った近藤をもう一度受け入れ、人間・大和田について徹底的に調査。そして伊勢島ホテルの羽根専務(倍賞美津子)もまた大和田に嵌められた被害者だと知る。
挑発する大和田に、かつての父の怨みをぶちまける半沢。しかし依然として半沢は絶体絶命。そんな中、黒崎(片岡愛之助)が伊勢島ホテルの社長交代案をいとも簡単に受け入れたことを疑問視する渡真利の言葉に、黒崎と大和田が通じていればありえると半沢は考える。しかし、金融庁検査当日を思い出し、疎開資料の隠し場所を黒崎に教えたのが大和田ではないと確信する半沢は、黒崎と大和田の線がうまくつなげられない。その時、部下の情報から、隠し場所を探るため融資部の福山啓次郎(山田純大)が動き、それを指示したのが岸川部長(森田順平)だと判明。しかし、大和田を裏切ってまで黒崎と手を組む岸川の意図がつかめない。そんな半沢のピンチを救ったのは、愛妻・花だった。花は、岸川夫人から「娘が金融庁の役人と結婚する」ことを探り出したのだ。半沢は岸川部長の自宅に押しかけ、娘の結婚相手が黒崎だということを聞き出した。大和田常務は、これをネタに岸川を思いのままに操り、ついに岸川が大和田を裏切り、疎開資料の隠し場所を黒崎にリークしたのだった。

■取締役会
運命の取締役会当日。半沢は、大和田常務が、伊勢島ホテルの120億円の負債の事実を隠ぺいして200億円の融資をさせることで中野渡頭取を失脚させようとしたこと、タミヤ電機に自分の妻の会社へ3000万円の「迂回融資」をさせたことを厳しく指摘。ところが、肝心の田宮社長の証言がない半沢の報告を、大和田常務は事実無根だと突っぱね、取締役会は大和田常務側が正しいという雰囲気に…。半沢は、役員全員に向けて、本来の銀行のあるべき姿をなくした今の東京中央銀行をバッサリと「間違っている」と吐き捨て、岸川部長の良心に訴えて証言を求めた。耐えかねた岸川はついにこれまでの不正を実行したことを告白し、すべてが大和田常務の命令だったことを認めた。それでも半沢の攻撃は終わらない。父のネジを握りしめた半沢は、頭取の制止も聞かず、役員たちが見つめる前で大和田に土下座して詫びるように詰め寄る。完敗の大和田はこれに従うしかなかった。

■100倍返しされた処分通告
大和田に100倍返し、全てが終わった。後は、大和田の処分と半沢の昇格だった…はず。ところが、中野渡頭取が大和田常務に言い渡した処分は「常務取締役」から「取締役」への降格だけ。こうすることで、頭取は、懲戒処分にも値する大和田に大きな恩を売り、危険人物を完全に自分の側につけることに成功した。そして誰もが半沢の副部長、いや、部長への跳び昇格を信じる中、半沢が呼び出された。中野渡頭取直々に感謝の言葉と共に下された内示とは…なんと大和田が狙っていた「半沢次長を営業企画部長として東京セントラル証券へ出向」という処分だった。

■半沢(考)
結局、一番損を見たのは岸川部長と半沢。ここまで“勧善懲悪”でやってきた「半沢直樹」の何とも後味の悪いドラマの結末に、怒りの拳を挙げた視聴者も多かったのでは?中には、「頭取は、懐刀である半沢を“諸刃の刃”とみて、“片道切符の島流し”処分にしたのか?それとも、いずれ呼び戻すつもりで“武者修行”に出したのか?」などと、中野渡頭取の心中を慮ろうとした視聴者もいただろう。
しかしご安心あれ!これもすべては原作通り。半沢が出向させられた後のストーリーは、池井戸潤の「ロスジェネの逆襲」で描かれている。となれば、近い将来“半沢直樹シリーズ”第3弾となる「ロスジェネの逆襲」をドラマ化した「半沢直樹」の続編が放送される可能性も高い。

本作は、原作の素晴らしさはもちろんだが、堺雅人と香川照之の“動のカリスマ”に対して北大路欣也の“静のカリスマ”、そしてその他の出演者全員が最高の演技を魅せてくれた。特に取締役会の最後、半沢が大和田常務に土下座を詰め寄るシーンでは息を止めて事の成り行きを見つめた視聴者も多かったのでは?そんな緊張が走る場面の最後、半沢が出ていくシーンでカメラさんが見切れていたのをお気づきだろうか?すっかりドラマの虜になったファンには、このシーンにさえスタッフの“半沢”に賭けるアツい思いを感じとったのでは?

さあ、「半沢」でアツくなった頭を冷やして、後は続篇の放送されるのを願いつつ、秋ドラマのチェックをされてはいかがだろうか?そろそろ情報も出だした秋ドラマは、こちらで一覧しているので参考にどうぞ。⇒【2013年秋スタートドラマ一覧】

日曜劇場 半沢直樹│TBS
TBSオンデマンド│半沢直樹

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