25日、「こうのとりゆりかご~赤ちゃんポスト」に関わる人々の実話を基にした感動作を放送!予告動画-TBS

2013年11月24日19時50分ドラマ

1人でも多くの赤ちゃんの命を救いたい!そんな願いを込めて国内唯一作られた、匿名で赤ちゃんを預けることができる“赤ちゃんポスト”こと“こうのとりゆりかご”に関わる人々の実話を基にした感動のヒューマンドラマを、25日(月)夜9時からTBS「テレビ未来遺産」枠にて放送!番組サイトには予告動画が公開されている。

本作は、文化庁が主催する「平成25年度(第68回)文化庁芸術祭参加公演」参加作品で、国内唯一の取り組みである“赤ちゃんポスト”こと“こうのとりゆりかご”の6年間と救われた92の命の未来を、実話を基にして描いた感動作。“こうのとりゆりかご”の運営に奔走する看護部長の安田裕美子を薬師丸ひろ子が、理事長の速水啓二を綿引勝彦、市長の片山幸文を佐々木蔵之介が演じる。そして高校生で赤ちゃんを出産する新山歩美役を、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」やフジテレビ「スターマン・この星の恋」の有村架純が担当する。

舞台は2007年…5月、熊本市内の私立病院・聖母子病院の壁面に設けられた小さな扉の前に、大勢の報道陣が集まっていた。“こうのとりのゆりかご”と名付けられた匿名で赤ちゃんを預けることができる施設、いわゆる“赤ちゃんポスト”の運営がこの日、開始されたのだ。熊本県内で嬰児遺棄事件が相次いで起こり、これに心を痛めた看護部長の安田裕美子と理事長の速水啓二が、施設開設を考えた。ところが、こうした施設が安易な子捨てを助長するとの批判が相次ぎ、二人は市長や世間に半年間根気強く訴え続け、やっと実現にこぎつけたのだった。 .
運営が開始されるとゆりかごには、全国から様々な事情を抱えた人々が赤ちゃんを預けにやってきた。その中の一人に、高校生の新山歩美がいた。歩美は、同級生との子を妊娠したが、自分と幼い弟たちのために忙しく働く母・寛子(富田靖子)に迷惑はかけられないと、一人、自宅で出産し、聖母子病院へやってきた。裕美子たちスタッフはそんな一人一人に温かく寄り添い、母親と赤ちゃんが最も幸せになれる道を共に考えてゆくが、裕美子の心にはある消せない思いがあった。

主役を担当した薬師丸ひろ子は、ニュースなどでこの施設の存在を知っていたが、まさか自分が演じるとは…と前置きし、「批判覚悟で自分たちがやるべきことだと信じ、行動した人たちの話として見てほしいと、ドラマへの思いを語っている。

ドラマ「こうのとりゆりかご~赤ちゃんポスト」は、明日25日(月)TBS系、「テレビ未来遺産」で放送。予告動画は番組サイトで視聴できる。

TBS系「テレビ未来遺産」番組公式サイト