2013年4月のオープンから、良質なアジアのミュージカルを提供してきたアミューズ・ミュージカルシアター（東京・港区六本木）で、11月13日（水）から第7弾公演「あなたの初恋探します」（韓国語タイトル＝「キム・ジョンウク探し」）の上演が始まった！この公演は11月30日（土）まで上演され、韓国人気グループ超新星のリーダー・ユナクが主演、初日公演前のプレスコール、会見の取材をしたので再現レポでご紹介！YouTubeにてミュージカルTVスポットが動画視聴できる。

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以下、（赤文字）は、会見の雰囲気や記者の感想。

プレスコールのスタートはこのミュージカルのハイライトの3つの場面が公開された。
最初に、ユナクとサンウの出会いの場面となる「Destiny-タクシー」

次にこのミュージカルがなぜ「あなたの初恋探します」というタイトルになのかがわかる「初恋探し株式会社」

そして最後はユナクがサンウに初恋の話をする「彼の初恋」（ユナクソロ曲）
（この「彼の初恋」では初恋に関する名台詞が登場するので、観覧される方はどんな名台詞なのかお楽しみに。そして、この場面では…）

初日公演前ということもあり、3人のキャストはとても緊張した様子ではあったが、3つの場面でおよそ25分のプレスコールでは本番さながらの演技を披露した。アップテンポではあるが、しっかりとしたストーリーの展開がされている。

続いて、キャスト3人によるフォトセッションと会見。
（3人が仲良く腕を組んでポーズを取ったり、ムービーカメラには手を振ったり）

MC：日本での公演のスタートですが、今の気持ちを聞かせてください
オ・サンウン：（用意した紙をみながら日本語で）はじめまして、私は今度の公演でサンウン役を担当します、オ・サンウンと申します。どうぞよろしくお願いしまぁす。（とびきりのかわいい笑顔で日本語での自己紹介をすると、記者達からは拍手）私は、日本で初めて（の公演）で、いますごく緊張して、ドキドキしています。「あなたの初恋探します」を観にきてくださるみなさんに、会えることをすごく楽しみにしています。
ユナク：今日は日本での初めてのミュージカルですけれど、すごくいま緊張もしているし、逆に楽しみにしているのですが、ファンのみなさんの反応も早く聞きたい、といろいろあって、複雑な気持ちです。でも今日無事に終われば、明日からは自然な流れでいけると思うので…今日は本当に成功させられるように頑張ろうと思います。よろしくお願いします。（まだ少し緊張は残っていたようだが、公演に対する強い意気込みが感じられた）
キム・ソンヒョン：今日、日本での公演の初日を迎えるということで、ドキドキしながらもいろいろ期待をしています。この日本公演に参加することができて、とても光栄に思っています。一緒に力を合わせて、素晴らしい公演をしてみなさんにお応えしたいと思います。よろしくお願いします。（初めての日本での公演で、緊張している様子）

MC:オ・サンウンさんに質問です。初恋を忘れられない女性の役と言うことですが、演じるにあたって苦労した点があればお聞かせください。
オ・サンウン：（日本語で）ミュージカルの中の役では、私と似ているところがたくさんあります。私は運命や、偶然を信じています。似ていないところは、恋を信じないところだと思います。（日本で話すのは少し恥ずかしいのか、可愛い笑顔で大照れ。ヒロイン役にぴったり！）

MC：ユナクさんに質問です。この作品では、オ・サンウンさんの初恋の相手、キム・ジョンウクと初恋を探してあげる男という2役を演じていますが、演じ分けるなかで難しいことなどはありますか？
ユナク：そうですね、キム・ジョンウクはおしゃれでタフで積極的な男性で、ユナクはシャイであまりモテないし、どうやって女性を口説けばいいのかわからない、そういう男性です。だから、それぞれの違いをみなさんが理解してくれればいいなと思うのですが…。韓国語で演じるので、どうかなと思うのですが、眼鏡をしているときはユナクで、そうでないときはキム・ジョンウクなので、違いがわかるのではないかと思います。

MC：この作品では、オ・サンウンさんとユナクさんの息の合った演技も見所ですが、お互いに話し合って演技のしかたを決めたりしましたか？
オ・サンウン：（日本語で）ユナクさんはとても忙しかったのですが、（リハーサルでは）全部のシーンを一緒に頑張ってくれたので、感謝しています。（「忙しかった」と言われたユナクは、少し申し訳なさそうな顔でオ・サンウンを見る）
ユナク：そうですね、ちょっと忙しかったのですが…（笑）でも、（共演の）2人はテハンノで6カ月もしているので、僕はそこに入って練習をしたので、僕だけ頑張れば良いなと思って…そして、（練習の）時間を下さいと言って、練習を3人で楽しくしてきましたので、大丈夫だと思います。

MC：キム・ソンヒョンさんに質問です。この作品では、性別・年齢・国籍を問わず23役を演じているマルチマンという役ですが、この役は難しい、など何かありますか？
キム・ソンヒョン：23役を演じるということ自体がとても大変なことはあるのですが、その23役をただ面白く演じるだけではなく、その役が持っている気持ちや考え方などに重点を置いて演じています。今回も稽古をしながら、行き詰った時に演出家の先生からたくさんの助けを得て、この23役を作り上げることができました。（当時のことを思い出したのかユナクが笑い）

MC：では、演じ分けるにあたって、気持ちをそれぞれの役に切り替えるコツはありますか？
キム・ソンヒョン：そうですね、衣装を着替える時に時間があれば、次に演じる役を考えて気持ちを新たにできるのですが、そうでないときには実際にステージに出て自分の姿を見て、「あっ、今はこの役だな」と思って演じたりするので、難しいところはあります。
MC：23役の中で、一番見てほしい役はありますか？
キム・ソンヒョン：23役全てに愛着があるので、どれか1つとは言えないので、23役1つずつ見ていただきたいですし、そして僕の演技だけではなく、3人のアンサンブルもぜひ見ていただきたいと思います。

ここからは会見に参加した記者からの質問。
記者1：この作品の日本公演にあたり気をつけたことや、韓国での公演と違う点などありますか？
キム・ソンヒョン：文化や考えの違いがあるので、韓国語でお見せするのですが、ここだけは見逃さないでいただきたいという場面では拙い日本語ではありますが、日本語で台詞を言ったりしてお見せするようにしています。
オ・サンウン：（日本語で）会場が大きいので、少し大変です。（ここからは韓国語で）大きく演技をしないとみなさんに伝わらないところもあると思うので、そういうところが大変ではありますが、このような大きな会場で、多くのみなさんに観ていただけるというところが、一番違うところだと思います。
ユナク：そうですね、マルチマン、ソンヒョンさんの日本語でのアドリブがとても楽しみだと思うし、僕とサンウンさんも負けずに、どうやってみなさんに感動を与え、笑いを取れるか研究してきたので、それも見所だと思うし…初恋というのは、誰でも経験があるのではないですか。初恋がテーマなので、最後まで観ると、みなさんが家に帰るときに「観て良かったな」と思われる、素晴らしい作品です。

記者2：（オ・サンウンとキム・ソンヒョン）お二人は日本が初めてで、ユナクさんは慣れていらっしゃるので、何か日本での滞在でおススメはありますか？またお二人はユナクさんに聞きたいことはありますか？
ユナク：やっぱり、食べ物ですね。和食とか・・・（超新星のメンバーが良く訪れる）つるとんたんとか、僕の好きな食べ物とか食べさせてあげたいなと思うし、また時間があれば、富士急でも行こうかなと思っているのですが・・・日本は素晴らしい文化を持っているので、その文化をちゃんと教えてあげたいと思っています。花火の時期とか過ぎていますが、食べ物とか、富士急とか、ディズニーとか、韓国にはないことを教えてあげたいな、と思います。
オ・サンウン：（日本語で）ずっとここにあるので…（ユナクから正しい日本語のチェック！）ずっとここにいるので…早く一緒に遊びたいと思います。
ユナク：休みの時に3人で一緒に行きましょう。
オ・サンウン：（日本語で）約束！
ユナク：約束します。
キム・ソンヒョン：稽古の時は、演技のことしか話せなかったので…プライベートなこと、初恋はいつだったかを聞いてみたいです。（笑）
ユナク：この前の記者会見の時に話したのですが、僕は大学1年生の時に3つ上の先輩が好きでした。（照れ笑い）

記者3：この作品ではアドリブが多いと聞いていますが、練習中もアドリブで練習をしましたか？また、公演では見せられない、面白いアドリブなどありますか？
キム・ソンヒョン：アドリブは即興ではなく、3人で打ち合わせをしないとできないので、稽古場でいろいろなアドリブを試しました。実際にみなさんにお見せするのは、健全なアドリブしか考えていませんので、みなさんに是非、ご覧いただきたいと思います。

MC：最後に日本のみなさんにメッセージをお願いします。
キム・ソンヒョン：いままでソウルの舞台に立ってきましたが、東京に来て、違う環境・違う舞台で演じますが、とても良い作品ですし、素敵な振付、曲、ドラマもちりばめて、また、この3人で素敵なアンサンブルで、良い作品になるように頑張って努めたいと思いますので、みなさん期待していただいて、観に来てくださった方は後悔しないように頑張りたいと思いますので、応援していただきたいと思います。
オ・サンウン：（日本語で）頑張って準備しました。みなさんがいっぱい来てくださって、幸せになってほしいです。よろしくお願いします。（本当に笑顔が素敵な女性）
ユナク：本当に良い作品だし、楽しい作品です。日本のファンの方が観ても良い作品だなと思われる自身があります。なので、みなさん是非観に来てください。

会見中、お互いに顔を見合わせる場面が何度もあった。日本での会見に慣れているユナクは、ときどき心配そうにオ・サンウンやキム・ソンヒョンを見守るような視線を送っていた。3人だけのミュージカルだからこそ、息の合った3人の演技はより観客を楽しませ、感動させるのであろう。

この公演は、100分ノンストップの公演で、出演者はユナク、オ・サンウン、キム・ソンヒョンの3人のみ。ユナクは“初恋探し株式会社”の社員キム・ジョンウクとユナクの2役を演じ、キム・ソンヒョンは1人23役をこなすマルチマン。ステージ上で繰り広げられるストーリーの展開と共に、各キャストのアドリブも見どころの1つである。
入隊中も好評でアンコール上演をした軍のミュージカルに出演していた、ユナク。
本作品では2年半ぶりの出演ではあるが、その実力は衰えていない。
さらに成長したミュージカル俳優、ユナクの姿をぜひみなさんにも見ていただきたい。

■ミュージカル「あなたの初恋探します」
原題は「キム・ジョンウク探し」。2006年に大学路（テハンノ）で初めて披露され、開幕から5年間の平均シェア83％、観客満足度1位を記録し、大学路の代表的な創作ミュージカルとしてその王座を守ってきた作品。そして、2010年には創作ミュージカルとしては初めて映画化され、2011年にはその映画が日本でも公開されている。
ユナクは本作の韓国公演“シーズン4”で主演経験があり、今回ファン待望の日本公演が実現した。

【ストーリー】インド旅行に出た彼女は、理想のキム・ジョンウクに出会う。飛行機の中の初めての出会いと、インドの砂漠での偶然の再会で、強烈な運命を感じた彼女はキム・ジョンウクと恋に落ちるが、インドから帰って来て以来行き違ってしまう。数年後・・・相変わらず初恋の人、キム・ジョンウクを忘れられない彼女。結局“初恋探し株式会社”の社員とキム・ジョンウクを探しに出るが、彼女には誰にも言っていない秘密があった。


「あなたの初恋探します」公演概要
【上演期間】2013年11月13日（水）～11月30日（土）
【出演】ユナク（超新星）、オ・サンウン、キム・ソンヒョン
【劇作・作詞】チャン・ユジョン
【作曲】キム・へソン
【演出】イ・ジョンソク
【料金】SS席/13,000円　S席/10,000円　テハンノシート/3,000円（当日券のみ）※未就学児入場不可
【主催】テレビ朝日/アミューズ/トリックスターエンターテインメント

◇ミュージカル「あなたの初恋探します」公式サイト
◇ミュージカル「あなたの初恋探します」TVスポット YouTube

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