農業で雇用創出も、「第6次産業」の秘密-テレ朝・報道ステーション

2009年03月13日21時34分暮らしと文化
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3月12日放送されたテレビ朝日「報道ステーション」の特集「農業“6次産業”で雇用も 不況でも増収増益の法則」が同番組公式サイトで無料配信されている。
未曾有の不況で雇用不安が問題となる中、農業に注目が集まっている。だが、消費低迷の影響をうけた市況の厳しさは、農家にとっても同じこと。しかしそんな苦境を乗り切ろうと大分県の畜産農家が一念発起ではじめたのは、自前による和牛ステーキのレストランの経営。市場で安値が付いた牛を売らずに、レストランで直に使用することで利益を生ませ、安定収入を計ろうという奥の手だ。
そのヒントとなったのはある講演で聴いた21世紀型農業「六次産業」という言葉。本来第一次産業である農業を、自前で作った生産物を加工し(第二次産業)、消費者に直に販売する(第三次産業)ところまで一貫して行う「1×2×3=6」の全く新しい農業構想は、新たな雇用を創出し、不況下でも増収増益を維持する起業を促す。そこに寒村のイメージはなく、若い層を中心に次から次へと就業希望者が殺到している。農業といえど、付加価値の付け方次第で無限の可能性を秘めている実例が、取材から伝わってくる。

報道ステーション テレビ朝日