「RENT」から「アナと雪の女王」まで!日韓ミュージカルコンサート「VOICE OF WONDERS」27日鑑賞レポとセットリスト!関連動画

2014年06月28日05時47分音楽

2013年パワフルな歌声で観客を圧倒した「K-Musical Stars Concert」が、2014年は「VOICE OF WONDERS~Amazing! Musical Stars Concert 2014~」として、6月27日(金)~29日(日)東京グローブ座で開催!初日の27日の公演を取材したので写真と一緒にご紹介。YouTubeで、昨年開催したコンサートのスポット映像が公開されている。

※今回は、公演初日レポなので、ミニレポでご紹介。28日、29日に同コンサートに出かける方も安心してお読みください。

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写真は上から、オク・ジュヒョン、山崎育三郎、キム・スンデ、チョン・ドンソク

今回の公演は、日本ミュージカル界の三大プリンスのひとり山崎育三郎と、韓国ミュージカル界の歌姫オク・ジュヒョン、日本でも人気も急上昇中の貴公子キム・スンデとライジングスター チョン・ドンソクの4人によるコンサート。音楽監督は日本のミュージカル界を代表する指揮者塩田明弘。
間に休憩を挟んで第1幕ではミュージカル曲を、第2幕ではそれぞれのfavourite song(お気に入りの歌)を歌うという構成。



【レポートスタート】

■第1幕
定刻通りに、ピアノ、キーボード、コントラバス、ベース、ドラム&パーカッション の奏者がスタンバイ。
オープニングは、ミュージカル『RENT』より「Seasons of Love」。張り出し舞台を円筒状の客席が囲む東京グローブ座に4人の美声が響き渡る。その後、『WICKED』『ROMEO & JULIET』『ミス・サイゴン』などおなじみのミュージカルの楽曲をソロやデュエットなどで披露。
オク・ジュヒョンは『WICKED』より「Defying Gravity」を熱唱。このミュージカルは5月に上演され、久々の観客の前で少々緊張したという彼女だが、天を突き抜けるような歌声には客席から拍手喝さい。
『ROMEO & JULIET』からは「世界の王」を男性3人がパワフルに熱唱。
司会も担当する山崎が楽しくトークコーナーをリード。自己紹介では、スンデが日本語で緊張気味にご挨拶。続くドンソクが韓国語で挨拶するのを聞いて、自分も韓国語で仕切り直すお茶目なスンデ。山崎から、自分とドンソクが共にロミオ役をやったという共通点を紹介。ちなみにスンデはティボルト役を担当。3人で「世界の王」を歌いたかったと選曲の理由を説明。
一方、『ERISABETH』では、スンデとドンソクがWキャストでルドルフを担当したと紹介。何かと二人で行動することが多いこの頃では、両親よりもドンソクと一緒にいる時間が長いとスンデが告白。(実は二人は軍隊では共に海軍に所属。韓国の軍隊の中でも特に厳しい海軍で、スンデが先輩でドンソクが後輩。ドンソクはスンデに頭が上がらない?)
また、ジュヒョンの紹介では、山崎が「名字でオクさん(奥さん)」と呼び、これを気に入ったのか自分でも「オクさんです」とかわいく自己紹介。
第1幕の最後は昨年『REBECCA』でダンヴァース夫人役を演じたジュヒョンが「Rebecca」を圧倒の声量で熱唱。

■第2幕
第2幕は、4人のFavourite song。最初は山崎が「Moving Too Fast」を披露。ノリノリのリズムで客席からも手拍子。ジュヒョンは『アナと雪の女王』から「Let It Go」。実はこれは山崎とスタッフがリクエストしたもので、彼女はこの曲を韓国でも歌ったことがなかったとのこと。だが、有り余る声量で見事に「レット・イット・ゴー~♪」を熱唱し、観客をディズニーの世界へ誘った。ジュヒョンはこの後、山崎とデュエットで『アラジン』より「A Whole New World」も聞かせてくれた。そしてこの二人に負けないデュオを聞かせてくれたのは、スンデとドンソクの「Bridge Over Troubled Water」。懐かしいサイモンとガーファンクルの「明日にかける橋」だ。(まさに、ミュージカル界の“サイモンとガーファンクル”の誕生だ!2人で夢のコラボレーション・アルバムも出している⇒Two Of Us ~歌ある限り~ 日本盤
そして、ドンソクのお気に入りの一曲はドイツ歌曲から「魔王」。ドンソクの中音域にしびれると言うファンの声をよく聞くが、この曲では低音から高音まで幅広い音域を透き通るように美しく歌い上げた。トークでは、各人の音楽ルーツについてもそれぞれが語った。
今回は、いろいろな組み合わせでデュオもたっぷり楽しませてくれた。山崎とスンデの「I Belive」では映画『猟奇的な彼女』を思い出し胸が熱くなり、ジュヒョンとドンソクが歌った世界の歌姫セリーヌディオンのバラードデュエット曲「The Prayer」では図らずも感涙。
第2幕の最後は、それぞれミュージカル曲をソロで歌い、アンコールの『MOZRT!』より「星から降る金」を含めて全25曲で600名の心を震わせてくれた。

■取材を終えて
圧倒される美声に感動のコンサートだったが、オク・ジュヒョンは5着の素晴らしい衣装で、目でも楽しませてくれた。
「VOICE OF WONDERS~Amazing! Musical Stars Concert 2014~」は、ミュージカルファンはもちろんだが、ミュージカル未体験の方にもぜひともオススメしたいステキなコンサート。
コンサートは、28日(土)13時からと29日(日)13時30分からと後2回の公演がある。どちらも当日券もあるようなので、お時間の都合のつく方は出かけてみては?きっとあなたのFavourite Songが見つけられるはず。


【『Voice of Wonders』セットリスト】←27日公演より

■第1幕
♪1:Sesons Of Love-RENT(ジュヒョン、山崎、スンデ、ドンソク)
♪2:One Song Glory-RENT (スンデ)
♪3:Defying Gravity-WICHED(ジュヒョン)
♪4:世界の王-ROMEO&JULIET(山崎、スンデ、ドンソク)
♪5:Why God. Why?-ミス・サイゴン(山崎)
♪6:最後のダンス-ELISABETH(ドンソク)
♪7:私だけに-ELISABETH(ジュヒョン)
♪8:闇が広がる-ELISABETH(山崎、ドンソク)
♪9:僕こそミュージック-MOZART!(ドンソク)
♪10:なぜ愛せない?-MOZART!(山崎)
♪11:Hell to Your Doorstep-MONTE CRISTO(スンデ)
♪12:Rebecca-Rebeccca(ジュヒョン)

■第2幕
♪13:Mooving Too Fast-LAST 5 YEAR(山崎)
♪14:Let It Go-アナと雪の女王(ジュヒョン)
♪15:Bridge Over Troubled Water-Simon&Garfunkel(スンデ、ドンソク)
♪16:A Whole New World-アラジン(ジュヒョン、山崎)
♪17:Right Here Waiting-POP(スンデ)
♪18:魔王-ドイツ歌曲(ドンソク)
♪19:I Blieve-猟奇的な彼女(山崎、スンデ)
♪20:The Player-Celine Dion&Josh Groban(ジュヒョン、ドンソク)
♪21:This Is The Moment-JEKYLL AND HYDE(スンデ)
♪22:'Til I Hear You Sing-LOVE NEVER DIES(山崎)
♪23:カテドラルの時代-NOTRE DAME DE PARIS(ドンソク)
♪24:Gold-CAMILLE CLAUDEL(ジュヒョン)
♪25:星から降る金-MOZART!(ジュヒョン、山崎、スンデ、ドンソク)

YouTube「K-Musical Stars Concert 2013」のスポット映像

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