江戸の風情とパリの匂いがする街、東京・神楽坂25日(金)NHK BS「新日本風土記」予告動画

2014年07月25日08時00分暮らしと文化

東京のど真ん中に江戸の風情が残る神楽坂。若者にも人気で雑誌やTVで取り上げられている。かつてこの街は神田川の船着き場として栄え、戦前戦後には花街として賑わいを見せた。そして現在はプチ・パリと称されるほど在日フランス人に人気の街だ!25日(金)放送NHK BS「新日本風土記」は神楽坂の特集!予告動画は番組公式サイトで公開。


東京のど真ん中、JR総武線、東京メトロ有楽町線、東西線、都営地下鉄大江戸線が入り交じる神楽坂。この地はかつて、神田川の船着き場として栄え、戦前戦後は花街として賑わいを見せたところだ。
この坂は面白いことに、午前0時から午後12時までが下り一方通行、午後12時から午前0時までが上り一方通行となる。知らない人が時々、一方通行を逆送して警察官に捕まっている。なぜ、このようなルールになったのか…。まことしやかに伝わる都市伝説なのだが、故田中角栄が目白にあった自宅から国会議事堂へ通うため、そして午後、帰宅(途中の神楽坂に愛人宅あり)するために、この坂の一方通行の進行が午前ご午後で入れ替わるといわれている。


神楽坂には狭い店舗が200軒も並ぶ。飲食店、生活雑貨、ドラッグストア、神社、銀行、郵便局…。そして神楽坂近くに日仏学院(アンスティチュ・フランセ東京)があるせいか、フランス人に好まれる街としても有名。おいしいガレット専門店やフレンチレストランが人気だ。
一方、昔ながらの花柳界を匂わせるような料亭が残っていたり、若者向けの居酒屋があったりと、神楽坂は多彩な魅力にあふれている。
また、明治の文豪たちにも愛された街として有名。現在はなくなってしまったが、夏目漱石がよく立ち寄ったという洋食店もかつてこの神楽坂にあった。

25日(金)放送の「新日本風土記」では、神楽坂を特集。ちょうど放送日の25日と翌26日は、毎年恒例「阿波踊り大会」が開催される。地元有志による「神楽坂かぐら連」をはじめ、周辺企業、高円寺など約20もの「連」が神楽坂で多いに盛りあがる!


25日(金)夜9時放送NHK BS「新日本風土」。再放送は7月30日(水)御前8時からと8月2日(土)午前6時から。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

NHK BS「新日本風土記」番組公式サイト