「奇皇后」第1話ネタバレあらすじと第2話予告:二重スパイと父との再会!チ・チャンウク本格登場!豆知識:塩問題

2015年09月25日07時20分ドラマ

テンポのよいストーリー展開に、第1話から引き込まれた視聴者も多い「奇皇后」の第2話では、早くもスンニャンが父と出会うことに…またスンニャンと元の皇太子タファンと赤面の初体面もあるのでお楽しみに!第1話詳しいあらすじと第2話の見どころを紹介、MBC「奇皇后」サイトで関連動画が公開中だ。
※NHKにて2014年に放送した際に紹介した記事です。



高麗時代のドラマをあまり視聴されていない方やヒロインとなった“奇皇后”をご存じない方は、先にこちらの記事を読むことをお勧めします。⇒、「奇皇后」直前SP放送!ヒロインは<シンイ>の悪役キチョルの姉?高麗時代と実在した主人公紹介!
【「奇皇后」を2倍楽しむ】では、ドラマをもっと楽しむために、ドラマの時代背景や実在の人物、次回の見どころと前回の詳しいあらすじ、キャストの魅力などを紹介しているので視聴の参考にどうぞ。

■キャスト ⇒相関図(NHKへ)
キ・ヤン/スンニャン役:ハ・ジウォン
ワン・ユ役:チュ・ジンモ
タファン役:チ・チャンウク
タナシルリ役:ペク・ジニ
皇太后役:キム・ソヒョン
ヨンチョル役:チョン・グクファン
タンギセ役:キム・ジョンヒョン

■第1話「大国の落とす影」詳細あらすじ
14世紀、モンゴル帝国の中国領である元の国王のタファンと高麗の国王ワン・ユの二人は同じ女性ヤンを愛していた。しかし、ヤンは元の皇后としてタファンと婚礼を上げることに。即位式の日、タファンはワン・ユに冊封の儀(即位式)に参加するよう促すが、ワン・ユはこれを断った。タファンは、ワン・ユが今もヤンを深く愛していることが許せず、怒りの涙を流した。ヤンもまた去りゆくワン・ユを想いそっと涙を拭った。
時代は遡り…高麗の少女ヤンは大国・元への貢女(コンニョ)として母と共に連れ去られる道中、人質として同行していた高麗の世子ワン・ユの助けで逃亡。だが、ヤンの母は元の将軍タンギセの矢に射抜かれ、ヤンに指輪を手渡し「奇の姓で同じ指輪を持っている人を見つけるように」と言って息を引き取った。逃げ延びたヤンはタンギセへの復讐を誓い、素性を隠すため少年スンニャンに姿を変え、権力者ワン・ゴに仕えることに。
13年後、男装したスンニャンは弓の名手となり、ワン・ゴの塩の密売を助けならず者たちを率いていた。
一方、高麗の世子ワン・ユは遊び人を装いながら、不正を取り締まる官庁の御史臺(オサデ)と協力して塩の密売を暴くために密かに活動していた。ワン・ユは、スンニャンに弓の勝負に挑んだ。ただし、酒を飲みながらのルールだったために酒に弱いスンニャンは敗北。ワン・ユは楽器コムンゴを教え、スンニャンは破壊力は大きいが扱うのが難しい弓・片箭(ピョンジョン)を教えあうことに。
そしてずば抜けた弓の実力とその非凡なスンニャンの人柄に興味を持ち、高麗の王室の世子の友を持つ自分と義兄弟になろうと提案。スンニャンは、貢女や宦官まで元に売る高麗を罵倒。ワン・ユは、これを怒るどころかスンニャンにいっそう興味を持った。
その後スンニャンはワン・ゴから、ワン・ユのもとに潜入調査を命じられ、ひと芝居打つ。矢で狙われたワン・ユの代わりに足に矢を受けた。これにより、スンニャンをスパイではないと信じた。ワン・ユの信頼を得たスンニャンは、ワン・ユを捕えるための偽情報を話したが、深夜ワン・ユの寝所に矢文が投げ込まれ、スンニャンの情報が罠であることを知らせてきた。

■第2話「父のもとへ」(赤字はドラマの見どころ)
スンニャンたちは、塩の密売犯としてワン・ユたちに捕えられる。ワン・ゴはスンニャンが裏切り者ではないことを確認するため、ワン・ユ側に忍び込ませた手下を通じ、スンニャンにワン・ユの殺害を命じる。ワン・ユに呼び出され二人きりになったスンニャンは…。一方、元の皇太子タファンが高麗に流罪となる。元を牛耳る丞相ヨンチョルは、そこでタファンを暗殺するよう指示。さらに、その責任を高麗(コリョ)に負わせるつもりだ。ワン・ゴはこれを利用してワン・ユを失脚させ、王位の座を手に入れようとするが…。
第2話にして怒涛の展開!ワン・ゴがスンニャンを疑うシーンはハラハラドキドキ。スンニャンの機転に注目。そのワン・ゴを演じているのは「イ・サン」「トンイ」にも出演した時代劇に欠かせないイ・ジェヨン。また、スンニャンの母を殺したタンギセの父で元の絶対権力者である丞相ヨンチョルを演じるのは、「赤と黒」「キング~Two Hearts」などでも権力者の役を担当したチョン・グクファン。大物俳優の憎々しい悪役ぶりにも注目したい。
また、いよいよ元の皇太子タファンが本格登場する。チ・チャンウク演じるヘタレ皇太子ぶりをお楽しみに。
そして、第2話にして父との再会。自分を逮捕した巡軍万戸長キ・ジャオが実父と知った時のスンニャンは?穏やかに娘として父と語り合うときが来るのか…?キ・ジャオ役を担当したのはキム・ミョンス。現代ドラマにも多く出演しているが、「千秋太后」「大祚榮(テジョヨン)」「不滅の李舜臣」など名作時代劇には欠かせない俳優だ。


■豆知識:時代劇で人気の“塩”
「朱蒙」では“プヨ国の皇太子選び”の第1ステージの課題になったり、「広開土太王」「商道‐サンド-」などなど、時代を問わず韓国時代劇によく出てくる“塩”問題。“塩”は空気や水とともに、人類が生きていくために欠かせない大切な物質。それにしてもなぜこんなにも“塩”に注目するのだろう。
それは韓半島の地理的な問題にある。日本より寒いと言われる韓国では、越冬の食糧保存のために塩が欠かせない。キムチも越冬用の保存食。キムチは現在の中国東北部で作られていた酸菜が伝わって、現在の形へ変化していった。もともとキムチは青唐辛子を使用した「白キムチ」。唐辛子ではなくニンニクや山椒を使用した漬物だった。今の赤いキムチは、日本から赤唐辛子が伝わってから主流になった。
この塩と同じく越冬のために必要な“綿”も、韓ドラ時代劇で話題によく上る。

韓国MBC「奇皇后」番組公式サイト

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