汀女(貫地谷)が人質に…四郎兵衛(近藤)を殺せと!NHK「吉原裏同心」21日第8話あらすじと予告動画

2014年08月20日20時00分ドラマ

幹次郎(小出恵介)と汀女(貫地谷しほり)吉原でやっとで穏やかな生活が送れるようになったのに…吉原会所を乗っ取ろうとしている武七(篠井英介)に汀女が誘拐され、四郎兵衛(近藤正臣)を殺せと幹次郎が脅される…NHK総合「吉原裏同心」第8回「覚悟あり」は21日夜8時放送!予告動画は番組公式サイトで公開。

豆知識:大川
江戸を舞台にした時代劇や古典落語によく登場する「大川」。今の東京には大川という川はない。もしかして、大きい川のこと? なんて思われる方もいらっしゃるかもしれないが、実は隅田川のことをかつて「大川」と呼んだ。特に、浅草の吾妻橋から佃周辺までを「大川端」と呼んでいる。現在、佃にある「大川端リバーシティ21」はその名残である。かつて江戸はイタリア・ヴェネチア並の水路の街で人々の公共交通インフラは船だった。江戸から東京になり、近代化が進むにつれ川は埋め立てられ、特に1964年に開催された東京オリンピックに向けて都内に高速道路が作られた際に、新たに土地を買収する手間を省くために、川の上に高速道路を建設した。よって、現在の日本橋の上には、高速道路がある。一部では、都内の高速道路の地下化、かつての日本橋を取り戻そうという動きもあるが、複雑に張り巡らされている地下鉄がある限り、その計画の実現化は難しいと思われる。

■前回のあらすじ
薄墨太夫(野々すみ花)を付け狙う男があらわれた。四郎兵衛(近藤正臣)の話によると、もともと薄墨太夫は武家の娘で名を加門麻といった。親が決めた許嫁だったが、両思いで将来を誓い合っていた。しかし麻の両親が相次いで病で命を落とし、残されたのは両親の治療費にあてた借金。麻は許嫁にだまって自ら身を売りに吉原へやってきたという。そのとき世話をしたのが四郎兵衛で、以来なにかと薄墨太夫の面倒を見る間柄になった。四郎兵衛の依頼で幹次郎(小出恵介)は薄墨太夫の警護をすることになる。やがて、彼女を付け狙う男は、かつて薄墨太夫の許嫁だった間宮慶一郎の弟・鋭三郎(辻本佑樹)だと判明した。
麻が吉原に身を置いた1年後、慶一郎は病で亡くなった。その後間宮家は没落し、養子に出されていた弟・鋭三郎も家を出されてしまった。鋭三郎は兄を捨てた麻が吉原で遊女になっていることを聞きつけ、間宮家の面汚し、兄の仇を討つ…と薄墨太夫に恨みを持っていた。
幹次郎は薄墨太夫に付けねらっているのが鋭三郎だと話すと、自分が吉原に身を置いたことは後悔していないが、何も言わず婚約を解消してしまい慶一郎を傷つけてしまった、だから兄の仇を討つために鋭三郎は…と薄墨太夫は心を痛めた。そして幹次郎に「守っていただくのにこんなことを言うのも…どうか鋭三郎さんを殺さないでください」と頼むのであった。
そんなある日、薄墨太夫の上客・伊勢亀が太夫を連れて大川で船遊びをするという。吉原の中でなら太夫を守ることは出来るが、外に出たらそれは難しくなる。幹次郎は吉原から出るなと忠告するが、客の相手を務めるのが遊女の仕事、といって薄墨太夫は伊勢亀の要求を受け入れた。太夫を狙うなら吉原の外…と思わせておいて鋭三郎はあえて、吉原内で薄墨太夫に襲いかかった。が、間一髪のところで幹次郎がかけつけ、薄墨太夫を守ることができたのだが…太夫の願いもむなしく鋭三郎は命を落とした…。
死ぬ間際、鋭三郎は幼いころ、麻に言われた「武士の子なら誇りをもちなさい」という言葉を胸に、今日まで生きてきたと告げた。薄墨太夫は武家の誇りは捨てたが、遊女の誇りを持って生きている、と鋭三郎に言った。
幹次郎は、改めて「武士の誇り」とは何かを考えた。そして、汀女(貫地谷しほり)を奪ったことは、元夫・壮五郎(皆川猿時)の武士の誇りを傷つけてしまったと思った。その犠牲の上にたっている今の生活を大切にしなければならないと思うのであった…。

■第8回「覚悟あり」あらすじ
穀物問屋を営む武七(篠井英介)と息子・公太(浜田学)は吉原會所の乗っ取りを計画していた。四郎兵衛(近藤)は命を狙われるが幹次郎(小出)が守った。公太は幹次郎の妻・汀女(貫地谷しほり)を誘拐し、「女房を返してほしけりゃ四郎兵衛を殺せ」と幹次郎を脅した。

「吉原裏同心」(全12回)、第8回「覚悟あり」は8月21日(木)午後8時より、NHK総合にて放送!再放送は【総合】27日(火)25時25分から26時08分(火曜深夜)、【BSプレミアム】28日(木)午後0時00分から0時43分にて。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

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