乱世を終わらせ「天下惣無事」のための九州出陣!24日大河ドラマ「軍師官兵衛」第34回あらすじと予告動画

2014年08月23日20時00分ドラマ

豊臣秀吉の天下統一まであと一歩。官兵衛(岡田准一)は秀吉の命を受け九州へ出陣する。和睦した毛利勢と九州に乗り込もうとしたのだが、秀吉を快く思わない吉川元春(吉見一豊)が出兵を拒んでいた。官兵衛はどんな秘策で元春を動かすのか?!24日(日)「軍師官兵衛」第34回「九州出陣」、予告動画は番組公式サイトで公開。

前回(第33話)でいよいよ関白となった秀吉(竹中直人)。絢爛豪華な黄金の茶室やら、派手な着物やら、絶大なる権力を手にして以降、どんどん趣味が悪くなっていく。成り上がりの悲しい性…とでも言おうか、ここらへんから官兵衛(岡田准一)との心の溝が深くなっていったのではないかと思うのだが…。
秀吉は四国攻めで功績をあげた官兵衛に褒美を取らせようとしたが、官兵衛は「領地がほしくて働いているわけではない。天下が静まるのを望んでいる、乱世を終わらせるために戦っている」と答えた。秀吉は「無欲な男ほど恐ろしい…」と呟いたのだが、欲丸出しなのも恐ろしい。

■前回のあらすじ
天正13(1585)年、秀吉(竹中直人)は関白となり豊臣と姓をあらためる。元荒木村重道、道糞(田中哲司)は名を「道薫」とあらため、秀吉の御伽衆(おとぎしゅう:雑談などの話し相手)となった。
一方、官兵衛は道薫とだしの子・又兵衛が生き延びていることを知る。そこで道薫と又兵衛を対面させたのだが、それでも道薫の心は開かなかった。
秀吉は茶々(二階堂ふみ)になんとか気に入られようと、いろいろ試みるのだが、茶々は何にも興味を示さない。自分の思い通りにならないから余計茶々に熱を上げてしまう秀吉。そんな中、茶々が唯一興味を示したのが道薫だった。
秀吉は道薫に謀反を起こしたこと、身内を裏切った経緯を話すよう命じた。茶々は道薫に「妻や家臣を捨ててまで、なぜ生きている?」と問うた。すると道薫は死にたくても死ねなかった、生き恥をさらし私はすでに人ではない、乱世が生んだバケモノだと答えた。そして茶々に「あなた様はなぜ父や母を殺した相手(秀吉)のところにいるのか?」と逆に問うた。これにはさすがの秀吉も激怒。その場で切り捨てようとしたところ、同席していた官兵衛が「あなたは目的を達成なされた」といって大笑いをした。自分で死ねないからわざと秀吉の逆鱗に触れ、殺されようとしていたのだった。官兵衛のひと言で命拾いした道薫だったが、所払い(追い払われる刑)となり、大阪城を去ることとなった。官兵衛は再度、道薫に又兵衛を合わせる。絵心のあった又兵衛は父・道薫の絵を描いた。それを受け取った道薫は又兵衛を抱きしめて泣いた。道薫の心がやっと開いたのだった。
官兵衛は道薫の心の傷の深さを知り、思うところあって高山右近(生田斗真)の導きのもと、キリシタンとなり「シメオン」という洗礼名を受けた。

ちなみに、荒木村重とだしの子、又兵衛はその後、岩佐又兵衛という江戸時代初期を代表する絵師となり、歴史に名を残した。

■第34話「九州出陣」あらすじ
秀吉は大友宗麟(上條恒彦)の懇願を受け、九州攻めを決行する。一方、まだ秀吉に従おうとしない家康(寺尾聰)の帰順を画策するのだが…。
一足先に官兵衛は九州に乗り込もうとするのだが、小早川隆景(鶴見辰吾)の腰が重い。隆景の兄・吉川元春(吉見一豊)が秀吉のことを快く思っていなかったからだ。出兵をこばむ元春を動かすために、官兵衛は秘策を練る…。

豆知識:惣無事令
前回(第33回)、秀吉が発令した「天下惣無事(惣無事令)」とは…「豊臣平和令」とも呼ばれ大名間の私闘を禁じた法令。大名への領地分配はすべて豊臣が決め、それに従わなければならないとされた。豊臣に従わない大名を責める「九州平定」や「小田原征伐」への大義名分を与えるものとなった。

大河ドラマ「軍師官兵衛」第34回は8月24日(日)、総合よる8時から、BSプレミアムよる6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。またNHKオンデマンドでは見逃し番組として配信を行っている。

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」
NHKオンデマンド|軍師官兵衛




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