27日、『ケープタウン』引っ提げてオーランド・ブルーム都内で記者会見!再現レポ(前半)!映画予告動画

2014年08月27日20時21分映画
写真:navicon

8月30日(土)公開『ケープタウン』のプロモーションのため来日したオーランド・ブルームの記者会見が、27日(水)都内で行われた!『パイレーツ・オブ・カリビアン』で見せた好青年とは全く違うキャラを演じたオーリーが新たな役作りについて、共演したフォレスト・ウティカーについて語った…予告動画は公式サイトで公開。会見後半レポはコチラ⇒【(後半レポ)】 


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(赤文字) はその場の雰囲気や記者の感想など。本人がしゃべった日本語は下 線

『ロード・オブ・ザ・リング』のエルフの王子役でブレイク、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでは、ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)に翻弄される青年・ウィル・ターナーを演じ、その知名度を世界中に広げたオーランド・ブルームが、最新作『ケープタウン』のプロモーションのため、昨日8月26日(火)、7年ぶりの来日を果たした。本日、27日(水)都内で記者会見が行われた。今までのカッコイイ役、好青年な役とは異なり、ちょっとやさぐれ感のあるワイルドな役をこなしているオーリー。記者会見での質疑応答では、今までと異なるキャラを演じたことについて、熱く語ってくれた。
そして質疑応答に、意外な人物が登場! 本人もTwitterでその時の心境をツイートしている。果たして誰が会場に?!

オ【記者会見実況レポ】
MC: 7年ぶりの来日になります。そして昨日は羽田空港に300人のファンに迎えられての久々の日本、ということになります。さぁ、それではさっそく8月30日公開『ケープタウン』の来日記者会見、始めさせていただきます。盛大な拍手でお迎えください、オーランド・ブルームさんご登場です!(拍手)

どうぞよろしくお願いいたします。オーランド・ブルームさんにマイクを…。
さっそくですが公式に日本に来ていただいたのが7年ぶりということで、日本のファンもオーランド・ブルームさんの来日を楽しみにされていると思いますが…。久しぶりに日本に来た今のお気持ちをお話しいただけますか。
オーランド・ブルーム:日本は大好きです。日本に戻って来られて本当に嬉しいです。初来日はたしか23歳、『ロード・オブ・ザ・リング』(2001)の時でしたが、その時から本当にステキな思い出がたくさんあって、日本に早く戻りたいと思っていました。今回も大好きな日本食と、日本の文化を味わって帰りたいと思います。(スチールカメラマンの撮影タイムで一斉にフラッシュが焚かれる。まだ緊張気味のオーリー。でも笑顔がステキ)
MC:有り難うございます。今日はたくさんの記者の方がお見えになっているんです。スチールカメラマンの方、ここからは少し撮影お休みタイムでお願いします。(ちょっとホッとした感じのオーリー)ではさっそく、オーランド・ブルームさんの新作『ケープタウン』のお話しを伺いたいと思います。オーランド・ブルームさんはこの作品に対して思い入れがあると聞いたんですけれど、出演を決めたポイントをぜひ教えてください。

オーランド:なんといっても今回演じた「ブライアン・エプキン」というキャラクターが決め手でした。「ブライアン」というキャラクターは、ちょっと自堕落な生活を送っているけれど、同時に矜持というものもはっきり持っていますし、倫理観、価値観…(ちょっと考えこむオーリー)価値観は少し揺らぐこともあるんですけれど、まっすぐな芯をしっかり持っているキャラクターで、やり甲斐があると思いました。
MC:とてもワイルドな役どころでかっこよかったんです。さらに名優フォレスト・ウティカーさんとのコンビぶりも素晴らしかったと思いますが、フォレスト・ウティカーさんとご一緒して、どんな思い出が残っていますか?
オーランド:(フォレストをとてもリスペクトしている様子で…)フォレスト・ウティカーと共演できたことは光栄でした。本当に才能があり、アーティストでもある彼とスクリーンを分かち合うことができたこと、本当に嬉しく思っています。(すごく満足そうなオーリー)


【記者からの質問タイム】
質問1:今回「ブライアン」はアウトローな役柄になりますが、演じる上でさまざまな困難があったと思いますが、どのように乗り越えたのか、どのように挑戦されたかを教えてください。
オオーランド:(天を仰ぐように上を見てしばらく考えるオーリー)今回このキャラクター(ブライアン)に演じ甲斐があると感じたわけですが、監督とも最初に話したときに、「私がファイナルカット権(公開用最終編集権)を持っているし、スタジオ映画じゃないからふりきってやろう」と言ってくれました。自分もそういう姿勢で大いに楽しみながら、このキャラクターがもたらしてくる挑戦に立ち向かって行きました。(役柄についての質問に対し、ちょっと熱く語るオーリー。一気に喋りすぎてしまったと、通訳を気遣って一端話を止める)
オーランド:今回演じた「ブライアン」には矜持といった核の部分を持っているのですが…。撮影前、撮影中の滞在もふくめ6週間近く南アフリカで過ごし、自分なりにこの地がどんなところなのかを理解しました。南アフリカの文化や、南アフリカで男として生きることがどんなに大変なことか…そして南アフリカで警察官であるということが、どれだけ大変なことかを改めて実感しました。さらに、多くの一般市民の生活がいかに厳しいものなのか、ということも目にしました。言い換えれば人の命の代価が安い、ということでもあり命の重みがない…そういう環境下で警察官という仕事がどんなに大変なことかを理解しました。そういうことを鑑みて「ブライアン」は警察官として生きる上で、厳しい現実に直面したくない…という気持ちから、おそらくタバコ、アルコール、ドラッグに依存してしまう…そういうキャラクター造形が浮かび上がりました。

質問2:「ブライアン」のキャラクターは、これまでオーランド・ブルームさんが演じてこられた数々のキャラクターと、違って無頼・ワイルド・ハードボイルドでした。他の作品を演じた時となにか変えられたこと、特別に意識したことはありますか?
オーランド:(通訳の話を聞いて一生懸命考え、言葉を選びながら答える)このキャラクターを演じることは自分にとってエキサイティングなことでもあったんですが、同時に初めてのタイプのキャラクターでもあり…結果的にどうなるか自分でもはっきり見えないまま演じているところもありました。その中で、とても重要視したのが話し方のアクセントと肉体です。南アフリカの男性は、マッチョな体型の方が多いので、そういう身体作りも含めて準備をしました。
MC:ちなみに今回の身体作りはどれぐらいの期間で、どんなトレーニングをしたんですか?
オーランド:(ちょっとはにかんだ様子で…)だいたい6ヵ月ぐらいウェイト・トレーニングや有酸素運動、食事に気を遣いました。
MC:たしかに、いままでのオーランド・ブルームさんとは違って鍛えていらっしゃいましたよね。

質問3:さきほどお話にでたフォレスト・ウティカーさんとの共演についてですが…。名優と言われる彼と共演してどんなことを学びましたか? また、次に共演するとしたら、どういう映画で共演したいですか?
オーランド:本当にフォレスト・ウティカーという人は真のアーティストであり、彼の役への取り組み方は見ていてグッとくるものがありました。1つ例を挙げると…(身振り手振りを交えて)病院のベッドから起き上がるシーンがあるのですが、起き上がって彼がそのまま床にドンと倒れてしまいました。みんなはケガをしたんじゃないかと慌てて駆け寄ったのですが、 「ゴメン、ゴメン。役に入りすぎてヤリすぎてしまった」と言ったんです。そこまでそのキャラクターに成りきる、そのすごさを目の当たりましました。
また、彼は人柄も素晴らしく、人間性、思慮深さ、心の広さ…本当にステキな方です。
もし、また共演できるのなら…なんでもいいです! 今回共演できただけでも、自分にとってはこの経験は「贈り物」のようなので、また共演する機会があるならば、どんな作品でも出たいと思います。

オ質問4:昨日来日されましたが、その後はどのように過ごされましたか?
オーランド:(映画以外のプライベートなことを聞かれちょっとリラックスした感じに…)あちこちいろいろ歩き回ったり、おいしい日本食を食べたり、ちょっと泳いだりもしました。街歩きが大好きで、日本の文化、そして自分の文化と違う部分に触れることも楽しいです。
質問者:ちなみにどちらへ行かれましたか?
オーランド:原宿シブヤ、あと公園です。
質問者:原宿は「カワイイ・カルチャー」発信地として有名ですが、日本のカルチャーはどう思われますか?
オーランド:そもそも日本のユース・カルチャーは大好きです。日本には他に類を見ない、とてもユニークなユース・カルチャーがありますし、若い人たちがそのユニークさを大事にしているところが好きです。そういったものがファッションやヘアスタイルに現れていると思います。

質問5:今回フォレスト・ウティカーさんと共演され、とてもいい経験をされたとのことですが、同じ共演者のコンラッド・ケンプさんとは映画とは別に、舞台「Romeo and Juliet」で共演したと聞きました。今回の映画で得たグルーブ感、共演したことで変わったこと、影響受けたことがありましたか? 続けてタッグを組んだことについてもお話しいただければと思います。
オーランド:(よくぞ聞いてくれました!と言わんばかりの満面の笑みを浮かべ…)コンラッドが、日本での記者会見でこんな質問が出たと聞いたら、すごく喜ぶと思います! これでコンラッドも日本で有名になった! と言えるし(笑)。このことを早く彼に伝えたいですね。
この映画を撮り終えてから、ブロードウェイで「Romeo and Juliet」をやるかどうか悩んだんですが、出演を決めました。その時コンラッドに「受かる可能性は低いかもしれないけど、舞台のオーディションを受けたら?」と勧めたんです。結果的に…120回も彼と同じ舞台に立つことができました。自分にとってもブロードウェイの芝居に出る、舞台に立つということに脅威を感じましたが、大きな目標でもありました。この「旅」にコンラッドが一緒に来てくれたことはとても嬉しかったです。(と、ここで右手を伸ばして水を飲むオーリー。その姿もかっこいい…)

質問6:(最後の質問者は、テレビ東京「おしかけスピリチュアル」から我が家の坪倉とスピリチュアル女子大生・CHIEが登場!)この映画を拝見して、アパルトヘイトなど社会問題についてリアルに描いていましたが、オーランドさんが役を通じて、どう考え方が変わったか、またこの映画を通して一番伝えたいことを教えてください。
オーランド:映画を見てくれてありがとう。今回この映画をつくることができたこと…撮影前から南アフリカに入ることもでき、その後も撮影中も南アフリカに滞在中、本当に目から鱗が落ちるような経験をしました。南アフリカという国の中には、将来の希望や可能性、そういったスリピットを感じました。同時に、自分の理解の範囲ではありますけれど、これから彼らは大きな困難が立ちはだかっている中を進まなければならないとも感じました。タウンシップといわれる地域では、100万、200万人という人たちが貧しい生活を強いられています。それを目にすると心が動かされます。この『ケープタウン』は1つの大きなキャラクターを持った存在として描かれています。だから邦題がそのまま『ケープタウン』となったのも、とても嬉しいことです。映画を見てもらえれば、あなた自身がケープタウンに行った疑似体験ができるんじゃないかと思います。

オMC:最後に、日本のオーランド・ブルームさんファンもすごく逢いたがっていたと思いますので、正面のテレビカメラに向かって、日本のファンのみなさんにメッセージをお願いできますか。
オーランド:『ケープタウン』をぜひ楽しんでいただければと思います。自分も演じていて素晴らしい経験をしましたし、今まで演じたことないようなキャラクターを演じることができました。そんなぼくのキャラクターを見て楽しんでいただければ嬉しいです。また、応援し続けてくれてありがとう「ミンナ、ダイスキ!」
MC:どうもありがとうございます。

最後の質問で登場したお笑い芸人・我が家の坪倉由幸。自身のTwitter(@wagayatsubokura)で「会えた。話せた。オーランドブルーム!同い年かいっ!!」と呟いている。そうか、坪倉とオーランドは同い年だったのか…。

 この後、佐々木希が登壇して花束贈呈≫続きを読む(後半)

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映画『ケープタウン』公式サイト




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