サントリー、「ボス レインボーマウンテンブレンド」TVCM「地球調査シリーズ」タモリ出演TVCMを公開

2014年08月29日15時00分商品・CM

サントリー食品インターナショナルは、ハリウッド俳優トミー・リー・ジョーンズ扮する宇宙人ジョーンズのTVCM「地球調査シリーズ」のタモリらが出演する「プレミアムボス」と「ボス レインボーマウンテンブレンド」の新TVCMを公開した。
TVCMは、とある惑星からやってきた宇宙人ジョーンズが、大物ハリウッド俳優トミー・リー・ジョーンズそっくりの地球人になりすまし、さまざまな職業を転々としながら、未知なる惑星・地球を調査していく。
最新作全篇を通じてゲストにタモリを迎え、宇宙人ジョーンズとの豪華共演が実現。ボス史上“最高峰のコク”を実現した新商品プレミアムボスの発売をアピールする。

TVCM「プレミアムな出会い」篇は、宇宙人ジョーンズが誰もいないテレビ局のスタジオに花を納品している。彼は、スタジオセットに花を飾り、ふと何かに気づいて動きを止める。
視線の先には、同飲料とサングラスのマークが書かれたメモがあった。彼は、同飲料を手に取り、ひと口飲んだ瞬間、宇宙に漂う2つの惑星を思い浮かべる。
「その缶コーヒーは、想像を絶する製法で作られる」というナレーションをバックに、惑星同士が激しく衝突して粉々になる。同様に、“微粉砕”製法のごとく、コーヒー豆同士が衝突して粉々に砕け散っていく。
「微粉砕コーヒー豆が作り出す、ボス史上最高峰のコク。プレミアムボス、プレボス、誕生」というナレーションとディスプレイカットに続き、彼が同飲料を飲み終えると、ふと何かの気配を感じる。
誰もいないはずの客席最前列に、いつの間にかタモリがいたのだ。タモリが「出てくれるかな?」と問いかけると、ジョーンズは何も答えないものの「この惑星の、プレミアムな誘いは、断れない」と、結局はその誘いに応じることになる。

TVCM「テレビ局」篇は、宇宙人ジョーンズがテレビ局の裏口から花を運び込みながら、「この惑星のテレビと呼ばれる存在は、不可解だ」と言いながら登場する。
広いロビーに出ると、テレビ局で仕事をしている大勢の人々がせわしなく歩いていく。坂上忍がマネージャーを怒鳴り、その後ろを通ってエレベーターに乗ると、今度は武井壮に出くわし「オレ、百獣の王なんすけど」と話しかけられる。
ジョーンズが「誰が人気者になるかは、分からない」と胸の内を語りながら会議室の前に近づくと、そこでは放送作家の鈴木おさむが「斬新なやつないかな」と沈黙する番組スタッフたちに発破をかけている。
またしばらく歩くと、放送を直前に控えながらも突然のニュース差し替えを迫られる報道ルームや、廊下のソファーで若い女性ADが疲れて居眠りしている姿があった。
それを見た宇宙人ジョーンズは、「舞台裏はかなり重労働だ」と、すれ違いざまに女性ADをねぎらうかのように彼女の手に持っていたマジックペンを一輪の花に変えてみせる。
壁一面に視聴率の紙が貼り出された廊下に出ると、今度は楽屋の前でマツコ・デラックスにプロデューサーが頭を下げている。
その後、休憩スペースにやってきて、「なくてもいい気がするが、つい、見てしまう」と視線を送った先のテレビ画面には、生番組出演中の坂上忍が映し出されている。
ジョーンズは、同飲料を飲み、「このろくでもない、すばらしきテレビ」とテロップが入り、商品カットがインサートされる。
彼は、ようやく納品先のスタジオに到着し、ふと何かに気づいて振り向くと、誰もいないはずの客席最前列に、タモリの姿があった。彼は、ジョーンズに「出てくれるかな?」と問いかける。

TVCM「プレミアム対談A」篇は、タモリが司会を務める、とあるバラエティ番組のトークコーナーのゲストとして、宇宙人ジョーンズが呼び込まれる。
ジョーンズは、「この惑星のテレビには、妙に長続きした番組もある」と、観客席の大きな拍手に迎えられ登場する。さっそくタモリから「ホントに宇宙人なのかね? なんで地球に来たの? 侵略?」と質問されるが、彼は相変わらず無言。
ところが、「何か言いたいことないの? この惑星の住人に?」という問いかけに、「ワ!」と答える。タモリが「輪が足りないってこと? 確かに最近そうだよね~」と自分なりに解釈し、「それではお友だちを」とリクエストすると、ジョーンズは「イマセン」と即答。タモリが「アンタが一番輪が足りないじゃないの!」とツッコミを入れ、観客席も大受けする。
場面は、お昼時のラーメン屋の切り替わる。タモリの番組を見ていた青年が「なんか見ちゃうんだよな~」とつぶやく。
ジョーンズは、番組出演を終え、同飲料を飲みながらひと息つく。彼は、「ただ、この惑星のワンパターンは、ほっとする」とリポート。次の日に友だちとして紹介され登場したのは、宇宙人ダダだった。

TVCM「プレミアム対談B」篇は、タモリが司会を務める、とあるバラエティ番組のトークコーナーのゲストとして、宇宙人ジョーンズが呼び込まれる。ジョーンズが今回、調査対象として選んだのは、「この惑星のタモリと呼ばれる存在は、謎だ」というタモリ。
タモリの「宇宙人なんだよね? 髪切った? 宇宙人って髪伸びるんかね?」などという独特の話術によるゲストへの質問に、観客席も大盛り上がりだが、ジョーンズは相変わらず無言のまま。
それでも、「なんか言いたいことないの?」と言われ発したのは「イグアナ」の一言。そして、口からイグアナの舌のようなものを出す。
それを見たタモリは、「古いの知ってるね」と驚く表情を一瞬見せたのち、そそくさと上着を脱ぎはじめ、「イグアナはね、こうやるんだよ」と、突然、イグアナのモノマネを始める。
会場から爆笑が沸き起こるが、ジョーンズは全く表情を崩すことなく、「しかも、全然いばっていない」と心の中で冷静に分析。それを見て、さすがのタモリも「全然受けてないね」と苦笑いを浮かべる。
場面は、家電量販店のテレビ売場に切り替わる。タモリのイグアナのモノマネを見ていた店員が「久しぶりに見たな」とつぶやく。
ジョーンズは、番組出演を終えてテレビ局の廊下を歩いて来たタモリに、「イグアナ、オツカレ」と同飲料を渡してねぎらう。最後は、同飲料を飲みながら、「ただ、この惑星のテレビは、タモリがいないと、寂しい」とリポートし、この日の調査を締めくくる。

撮影は、タモリがジョーンズと初対面を果たし、ひと言「よろしく」と握手を交わし、さっそく共演シーンの撮影に入る。めったに見られないプレミアムなツーショットに、現場スタッフのテンションも俄然高まる。
寡黙な宇宙人という設定上、本番中はほとんどしゃべらないジョーンズに対して、タモリは周りのペースに惑わされることなく自分の演技に集中。
「もっと声を張ってください」、「笑わないパターンもお願いします」というリクエストにも、静かに「分かりました」と応じるなど、肩の力が抜けた独特の存在感と飄々とした芝居がとても印象的だった。
本番前、監督から説明を受けたジョーンズは「OK! さぁ、行こうか!」と、ノリノリの様子でスタンバイ。それでも、カメラが回ると、すっかり無口で無表情な宇宙人ジョーンズに変身し、いつもながら完璧な役作りを披露。
プレイバックを見て、「歩くスピードを少し遅らせようか?」と自らリテイクを提案し、珍しくNGを出した場面では「ごめん、ちょっと失敗しちゃったよ」と照れ笑いを浮かべるなど、前向きな姿勢で撮影に臨む。
周りのエキストラに優しく微笑みかけたかと思いきや、台車の持ち手をわざと離して、近くのスタッフをあわてさせた場面では、まるでいたずらっ子のような表情を見せて、現場を和ませていた。

ジョーンズとタモリの対談のシーンは、複数のカメラを使用して、2人の表情や仕草、リアクションを様々なアングルから撮影。タモリは、本番前、監督から「反応がなくても気にせず、アドリブで色々と質問してください」という指示を受ける。
おなじみの「髪切った?」というフレーズが聞こえてきた場面では、周りのスタッフからも「懐かしい~」といううれしそうな声が聞こえてきて、笑いの輪が大きく広がっていた。
タモリがイグアナのモノマネをしてみせるシーン。大受けの客席に対して、全く表情を崩さない宇宙人ジョーンズの姿が印象的だが、誰もが大爆笑の中で無表情を貫けたのには、寡黙な宇宙人という役どころ以外にも秘密があった。
実はジョーンズ、タモリのイグアナのモノマネを目視できなかったのだとか。「床の上でなんかやってるなと思いましたが、撮影中は机の角に隠れていて、よく見えなかったんだ(笑)」と撮影後に告白した彼の言葉に、思わずガクッとズッコケたスタッフ一同だった。

サントリー食品インターナショナル「プレミアムボス」ムービー