基子(広末)のルーツに悪女の原点があるのか?NHK「聖女」2日(火)夜10時、第3話あらすじと予告動画

2014年09月01日22時00分ドラマ

基子(広末涼子)の故郷を訪れた晴樹(永山絢斗)は母親と基子が極貧生活を送っていたこと、そして金と欲がらみのひどい噂しか情報を得られなかった。基子独特の恋愛に対する価値観、金への執着はどこで生まれたのか?基子の口から語られる言葉は真実なのか…?2日(火)「聖女」第3話、予告動画は番組公式サイトで公開。

基子(広末)の担当弁護士の1人、黒坂京子(田畑智子)が「基子のことは大嫌いだが、女性として興味がある」と言っていたが、その通り! 自分の美貌を武器にして、男から金をせしめる女は同性から好かれるはずがない。また、こういった女は、同性から好かれなくていい、男から愛されれば(お金をもらえれば)あとはどうでもいい…と思っている。どうしても木嶋佳苗の事件とダブってしまうのだが、あの事件の報道を見聞きして感じる違和感、不快感と「聖女」の広末扮する基子に同じものを感じてしまう…。「お金をいただく価値のある女でいるよう努力した」と、広末涼子の口からスラスラと出てきたセリフに鳥肌がたった。もしかして…いや多分…あの木嶋佳苗も同じようなことを思っているに違いない。
男性視聴者から見て、基子のような女は魅力的なのだろうか?

希代の悪女…かもしれない女が、まるで聖女のような純白の衣装に包まれている…基子が拘置所内で宗教画に手を合わせている姿は、本当に聖女に見える…。そして母に語りかける基子…強くて気高くて誰にも汚されることのない、お母さんが言っていたような聖女になるの…とは? 基子の中の「聖女」とは、いったいどんなアイデンティティをもった人物像なのだろうか? 

そして基子が唯一「愛した」男は…晴樹なのだろうか?


■前回のあらすじ
連続殺人の容疑者・肘井基子(広末)の弁護を、前原法律事務所の前原(岸部)と黒坂(田畑)が担当することになった。しかし基子は一切事件について話そうとしない。そんな中、基子への差し入れを晴樹(永山)が届けることになり、改めて拘置所で接見する2人…。すると基子は10年前、突如晴樹の前から姿を消したことを詫び、自分はぜったい罪を犯してないと泣きながら訴えた。
「私はいろんな人にウソをついて近づいてお金を援助してもらった。それで悪女と言われるのはかまわない。私の何がいけないの? 私はだれも殺してない!」と基子は大声をあげて取り乱した。
事務所に戻った晴樹は前原に基子との関係を打ち明け、この事件の担当に加えてもらうことになった。
晴樹が加わったことで、やっと事件について話をするようになった基子。5歳で父を失い母と2人で貧困生活を強いられていた。そのせいでお金に対する執着は人一倍あったと自覚している。援助したいと申し出る男性は次々現れた。恋愛する対象がきちんと稼げるかどうか、見極めるのが大事。お金をもらうからには、それに見合う価値がある女でいるよう努力もした。それが私の「恋愛」のスタンス。経歴詐称、小さなウソをついたことは認めるが殺人は認めない…。本当の意味で、誰かを愛したことはない…たった1人を除いて…と基子は語った。
晴樹たちは、基子のルーツに秘密がかくされているに違いないと、福岡県北九州へ飛んだ。母と2人、お好み焼き屋に住み込みで働いていたのだが、基子が14歳の時、母が亡くなった。それ以降、基子はどのような生活をしていたのか? そしてあの異様な価値観はどこから生まれたのだろうか?

■第3話「プライド」あらすじ
基子の故郷を訪ねた晴樹(永山絢斗)と黒坂(田畑智子)、しかしいくら調べても極貧生活を送っていたことと、金と欲がらみのひどいウワサしか得られなかった。東京に戻った晴樹は、基子の件にかかりきりになり、婚約者の泉美(蓮佛美沙子)とギクシャクしてしまう。そんな中、唯一の生存者・千倉(大谷亮介)の意識が戻り、基子が犯人ではないと供述しているとの情報が入る。


NHK総合連続ドラマ10「聖女」(全7話)9月2日(火)夜10時第3話放送。再放送はNHK総合9月9日(月)25時25分から放送。主演:広末涼子、共演:永山絢人、蓮佛美沙子、岸部一徳、田畑智子、田中要次ほか。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

NHK総合ドラマ10「聖女」番組公式サイト




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