<花子とアン>の吉高由里子×高良健吾主演、蜷川幸雄監督、芥川賞受賞作『蛇にピアス』Huluにて配信中

2014年09月20日23時30分映画
© 2008「蛇にピアス」フィルムパートナーズ |
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現在放送中、27日(土)で最終回を迎えるNHK朝ドラ「花子とアン」の吉高由里子が主演している衝撃的な映画『蛇にピアス』がHuluにて配信中。身体改造に興味を持つルイ(吉高)と刺青、ピアスなど改造しまくりのアマ(高良)の物語。原作は芥川賞受賞同名小説。予告動画はYouTubeにて配信されている。

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NHK朝ドラ「花子とアン」では「ごきげんよう」でお馴染みの村岡花子を熱演し、高視聴率を得ている吉高由里子、1988年生まれの26歳。2006年、園子温監督『紀子の食卓』でデビュー。演技全くの未経験だった吉高を園子温がイチから演技指導をして、映画クランクアップのときには立派な女優にしたてた…いや、園子温曰く「吉高由里子がぼくを監督にしてくれた」とのこと。この作品で吉高は第28回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞受賞した。

現在Huluで公開中『蛇にピアス』は吉高の記念すべき初主演映画。実はこの映画の主演が決定した翌日、吉高は交通事故にあい全治半年の重症を負う。顔中包帯でグルグルになるほど、ひどいケガだった。そこから復帰し、本作主演を果たした。
『蛇にピアス』はかなり過激なストーリーで、吉高は大胆なヌードを披露している。劇中では舌にピアス、背中には麒麟と龍の刺青…そしてスプリット・タン(蛇のように先が2つに割れている舌)にあこがれているルイを演じている。演技指導が厳しいことで有名な蜷川幸雄の指導のもと、本作で吉高は第51回ブルーリボン賞新人賞、第32回日本アカデミー賞新人賞、第18回日本映画批評家大賞新人賞と、新人賞総ナメを成し遂げた。
2013年放送されたドラマ「ガリレオ」第2シーズンでは、福山雅治演じる湯川学の相手役・岸谷美沙警部補を演じた。同年6月に公開された映画『真夏の方程式』にも出演している。

共演している高良健吾は1987年生まれの26歳。『蛇にピアス』では全身刺青、顔に15個のピアスをしたマオを演じている。2011年NHK連続テレビドラマ小説「おひさま」で主人公・陽子(井上真央)の夫・丸山和成を演じて好評を得た。「おひさま」で見せたさわやかな好青年や「ハードナッツ」の謎の刑事役と、『蛇にピアス』のマオ…同一人物が演じているとは思えないほどキャラが違っている。
2015年NHK大河ドラマ「花燃ゆ」では高杉晋作役で出演。再び井上真央との共演となる。

吉高演じるルイに刺青を彫るシバさん演じるARATA。現在は芸名を本名の井浦新で活動をしている。7月クールの「同窓生 人は、三度、恋をする」で初の連ドラ主演をつとめた。「同窓生」ではちょっと気弱なアラフォー男を演じていたが、『蛇にピアス』ではスキンヘッドで顔中ピアス…という役を演じた。

原作は金原ひとみ著の同名小説(しかもデビュー作)。2003年本作で金原は第130回芥川賞を受賞している(綿矢りさとW受賞)。ちなみに金原ひとみの父は法政大学社会学部教授で翻訳家の金原瑞人。

背中には美しい刺青をほどこした大胆なヌードは本当に美しい。また、過激なボディピアス、とくにルイが舌にピアスをあけるシーンなど、ウソ(演技)と分かっていても目を覆いたくなるほどだった。心臓の弱い方、血や痛みに弱い方はご覧になる際にはご注意を…。

■あらすじ
蛇のような割れた舌(スプリット・タン)を持つ男アマ(高良健吾)と出会ったルイ(吉高由里子)。未知なる世界への扉を明けてしまったルイは、自らの舌にピアスをあけ、背中に刺青を彫り身体改造におぼれていく…。改造の痛みと快楽に身をゆだねる日々を送るが、暴力団の抗争に巻き込まれてアマが死んだのを機に、ルイに不安が襲い始める…。

『蛇にピアス』(2008)
監督:蜷川幸雄
脚本:宮脇卓也・蜷川幸雄
原作:金原ひとみ著『蛇にピアス』(集英社文庫)
出演:吉高由里子、高良健吾、ARATA(現・井浦新)、市川亀治郎(現・市川猿之助)、小栗旬、藤原竜也、唐沢寿明ほか
主題歌:CHARA「きえる」
配給:ギャガ
Huluにて配信中

『蛇にピアス』の予告動画はYouTubeにて配信、また本編も有料配信されている。

映画『蛇にピアス』予告(YouTube)

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