柳楽優弥主演『最後の命』が邦画初出品の米チェルシー映画祭で脚本賞受賞!監督コメントと予告動画案内

2014年10月22日11時45分映画

11月8日(土)公開される映画『最後の命』が、10月16~19日(現地時間)アメリカNYで開催されていた「チェルシー映画祭」のコンペ部門に出品され<最優秀脚本賞>を受賞!邦画として初出品での初受賞、松本監督にとっては、初の映画祭出品での受賞となった喜びのコメントを紹介、映画予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

映画『最後の命』の原作は、「第133回芥川賞」受賞後、アメリカで「デイヴィッド・グディス賞」を日本人初受賞し、「プラム・ストーカー賞」に、スティーブン・キングと並んでノミネートされる等、世界が注目する中村文則の同名小説。カンヌ国際映画祭での受賞から今年で10年、4年ぶりに柳楽優弥が主演をつとめた作品。主題歌はシンガーソングライターのCoccoの新曲「Snowing」。

幼少期に犯罪に巻き込まれた二人の少年。成長した彼らが再開した夜、一つの殺人が起きる。なぜ彼らは再会したのか。そしてなぜ殺したのか。ラストに明らかになる“最後の命”の意味。原作者の中村文則は言う、「本当の希望は悲劇を通り越した向こうにある。」忌まわしい記憶のなかで、もがき続ける彼らがラストに手にする希望とは。

原作者の中村文則は受賞について「素晴らしい映画は国境も文化の違いも越え人の心に深く届きます。才能に溢れたこの映画の関係者の全ての人に、心からの敬意を込めて祝福の言葉を伝えたいです。本当におめでとうございます」と答えた。

また、初の映画祭出品での受賞となった松本准平監督は、「新進気鋭の作家たちによる、本質を問う素晴らしい作品たちの中で、今回の賞を受賞できたことを大変誇りに思います。中村文則さんの原作の素晴らしさはもちろん、脚本に一緒に取り組んだ高橋知由さん、そしてこの映画に関わってくれたすべての方々に心から感謝し、今回の受賞の喜びを分かち合いたいと思います」と、受賞の喜びを語っている。

【アメリカNY「チェルシー映画祭」】
 ■開催地/アメリカ ニューヨーク チェルシー 
 ■会 場/SVA Theatre
 ■日 程/10月16日〜10月19日 ※現地時間

映画『最後の命』
芥川賞受賞後、米国文学賞受賞等
世界が注目する作家 中村文則 初の映像化作品
過去に傷つく彼らに起きた事件 その真相は生きる理由になる「最後の命」とは―

幼少期に凄惨な事件に巻き込まれた桂人と冴木。事件の記憶に苛まれながら成長した二人が再会 した夜、桂人の部屋で顔見知りの女が殺される。取り調べを受ける桂人に刑事が告げた「冴木裕一を知ってるね。奴は全国指名手配中の容疑者だ」。幼少期のあの事件の時、冴木は何を感じ、何を抱えて生きてきたのか。そして何の為に桂人に会いにきたのか。ラストに明かされる衝撃の真実。“最後の命”この言葉の意味を知った時、あなたは何を思うだろう。

■出演:柳楽優弥 矢野聖人 比留川游
     内田慈 池端レイナ 土師野隆之介 板垣李光人

■原作:中村文則「最後の命」(講談社文庫)
■監督:松本准平
■配給・宣伝:ティ・ジョイ

11月8日(土)新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで公開

映画公式サイト

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