【フジテレビ追悼番組】高倉健主演、奇跡の実話『南極物語』21日夜9時放送、あらすじと予告動画

2014年11月20日20時00分映画

1983年の邦画配給ランキング第1位となった『南極物語』…11月10日に亡くなった高倉健さんを偲んでフジテレビが急遽21日(金)夜7時57分より放送!同日夜7時からは小倉智昭司会『南極物語』で共演した荻野目慶子らが出演する「高倉健さん83歳逝く…不器用な男の銀幕伝説」を放送。映画予告動画はYouTubeにて公開。

高倉健主演『南極物語』は「CINEMAランキング通信」の発表によると邦画・洋画合わせて歴代19位、興収110.0億円、83年の配給ランキング59億円(歴代日本映画興行成績第5位)で堂々1位…当時の日本映画の興行成績新記録となり空前の大ヒットとなった。今から約30年前の59億円といえば計り知れないほどの金額に値する。
この映画のキャッチコピーは…

「どうして見捨てたのですが なぜ犬たちを連れて帰ってくれなかったのですか──」

物語は1956年、文部省(現文部科学省)の南極地域観測隊第1次越冬隊が、海上保安庁の運行する南極観測船・宗谷で南極大陸へ赴き、1年以上南極での観測任務を行った。1958年、第2次越冬隊と交代するために宗谷は再び南極へ向かったが悪天候のため上陸・越冬を断念せざるを得なかった。隊員たちは撤退を余儀なくされ、その過程において無人となる昭和基地に15匹の樺太犬を置き去りに…。1年後、再開された第3次観測隊が昭和基地煮辿り着くと、そこに2匹の犬が生存していたという実話に基づいて作られた映画である。実際、この映画には第1次観測隊として南極に行った村山雅美氏が監修を行っている。

■あらすじ
1958年2月、やむなき事情により南極地域観測隊が飼っていた樺太犬15匹が、犬係の潮田(高倉健)と越智(渡瀬恒彦)の必死の要請もむなしく無人の昭和基地に残された。食料のない極寒の南極で一冬を乗り切ったのはたった2匹の犬、タロとジロだけだった。15匹いた犬たちのサバイバル生活、ある犬は海に落ち、ある犬はシャチと格闘の末命を落とし…犬たちが極限の大自然の中で生き抜いていく様と、置き去りにしてしまった人間の心の葛藤を描く。
実際にあった実話とドラマティックなフィクションを融合させた感動作品として、人々に長く愛される映画となった。


『南極物語』(1983)
【監督】蔵原惟繕(『銀座の恋の物語』、『栄光への5000キロ』ほか)
【脚本】野上龍雄、佐治乾、石堂淑朗
【音楽】ヴァンゲリス
【配給】日本ヘラルド映画、東宝
【出演】高倉健、渡瀬恒彦、岡田英次、夏目雅子、荻野目慶子ほか
『南極物語』のDVDはフジテレビジョンより、Blu-rayはポニーキャニオンより発売中。

フジテレビ11月21日(金)夜7時から7時57分まで「特別追悼番組 高倉健さん83歳逝く…不器用な男の銀幕伝説」を放送。司会は小倉智昭、出演は『南極物語』で共演した荻野目慶子ほか。そして夜7時57分より映画『南極物語』を放送。劇場予告動画はYouTubeにて公開されている。


フジテレビ「高倉健さん追悼特別番組映画『南極物語』」番組公式サイト
フジテレビ「特別追悼番組 高倉健さん83歳逝く…不器用な男の銀幕伝説」番組公式サイト
映画『南極物語』予告動画(YouTube)

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