人口わずか50人という廃村寸前の止村。村の存続を願う美穂（松岡茉優）だが、農業以外何もないこの村で、一体なにができるのか…そんな折13年ぶりに失踪していた父・正登（反町隆史）が帰ってきたのだが。NHK総合1月31日（土）夜9時スタート「限界集落株式会社」（全5話）、第1話予告動画は番組公式サイトで公開。

反町隆史…いまだ「GTO」のイメージが残る。このドラマでの共演がきっかけで松嶋菜々子と結婚。ドラマ放送からもう17年という月日が流れ、反町も今年で42歳になるリッパなオッサンである。31日（土）スタート「限界集落株式会社」では、自身と同じ42歳の大内正登を演じる。おどろいたことに娘役がNHK朝ドラ「あまちゃん」（2013）、「GTO」（2014）、現在放送中「問題のあるレストラン」と近年話題作への出演が続く松岡茉優。反町も、もうこんな大きな子どもがいてもおかしくない年齢なのだ。旧「GTO」鬼塚と新「GTO」鬼塚の生徒が親子になる、というわけだ。ドラマでは多額の借金を背負って妻や子を捨てて失踪した父と、村に残った娘という間柄。当然仲は良くないだろう。どんな親子を演じるのか、楽しみである。

原作は黒野伸一著『限界集落株式会社』（小学館文庫刊）。信州、東北で大ヒットし、その後全国的に広がり、累計17万部突破したベストセラー小説。ちなみに原作では主人公が大内正登ではなく、経営コンサルタント・多岐川優となっている。そして昨年11月には、あれから4年後の『脱・限界集落加部域会社』（小学館刊）が刊行された。今度は人口減少する駅前商店街が舞台となっている。ご興味あるかたはぜひ！
ドラマの脚本を手がけるのは「マモルのおきて」（2011）を手がけた櫻井剛。今、日本社会が抱える少子高齢化問題をリアルに描くドラマ、ここに少子化対策に貢献できるヒントがかくされているのかもしれない。

■第1話「父の帰還」あらすじ
関東地方の山間部、人口わずか50人の止村は廃村の危機に陥っていた。村で唯一の若者・大内美穂（松岡茉優）はなんとか村の存続を願っていたが、一緒に暮らしていた祖父（井川比佐志）が急死してしまった。
そんな中、13年ぶりに失踪していた父・正登（反町隆史）が帰ってきた。かつて有機農業に挑戦するも失敗し、多額の借金をつくって失踪してしまった。正登はもう農業をする気はないという。そこへ現れた怪しげな男、自称経営コンサルタントだという多岐川優（谷原章介）が止村を会社化しちゃいましょう！　と言うのだが…。

NHK総合1月31日（土）夜9時スタート「限界集落株式会社」第1話「父の帰還」（全5話）を放送。再放送はNHK総合2月6日（金）24時10分より。出演は反町隆史、谷原章介、松岡茉優、平泉成、寺田農、井川比佐志、長山藍子ほか。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

◇1月31日（土）夜9時スタートNHK総合「限界集落株式会社」番組公式サイト
◇NHKオンデマンド/GYAO!ストア「限界集落株式会社」視聴
　（216円/1日間、972円/月額）
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