富の市(渡辺哲)の心をつかんだ女とは…中井貴一主演「雲霧仁左衛門2」第3話あらすじと予告動画

2015年02月19日20時00分ドラマ

仁左衛門(中井貴一)の命で井筒屋の引き込み役となった富の市(渡辺哲)に、井筒屋に出入りする青物行商のおかね(黒沢あすか)が近づいた!富の市の面倒をよく見てくれるおかねだがその正体は…池波正太郎原作NHK BS時代劇20日(金)夜8時「雲霧仁左衛門2」第3話「盗人の純情」予告動画は番組公式サイトで公開。

盗賊・雲霧一党を率いる党首・仁左衛門(中井貴一)がめちゃくちゃかっこいい。頭脳明晰、冷静沈着、部下からの信頼も厚い。それに加え部下にも知られていない影(過去)がある…。ドラマ「雲霧仁左衛門」は単なる時代劇ではなく、仁左衛門vs火付盗賊改方・安部式部(國村隼)との戦いを描いたハードボイルド時代劇である。

一方、同じNHKで中井貴一は働くオトナの昼ごはんを紹介する「サラメシ」(現在シーズン4)という番組のナレーターを務めている。ここでの中井貴一は仁左衛門のキャラとは180度違うハイテンション、仁左衛門を演じている人とは思えないほどである。
昭和の名優・佐田啓二(1964年没)の息子、今で言う2世俳優としてデビューした中井貴一。中井が2歳のころ父を交通事故で亡くしており、父が死んだ37歳で、自分も死ぬのでは…とずっと思っていたという。そんな中井の不安は取り越し苦労で終わったわけだが、「ふぞろいの林檎たち」(1983)、『ビルマの竪琴』(1985)、『壬生義士伝』(2003)など時代劇から現代劇まで幅広く活躍。近年は「最後から二番目の恋」(2012、2014)で小泉今日子と共演。このドラマも人気で連ドラ2シーズン、スペシャル版が放送された。シリアスからコメディまでなんでもこなし、人気も実力も兼ね備えた俳優である。

その中井貴一主演最新映画が2015年1月17日公開(順次全国公開)大森寿美男監督『アゲイン 28年目の甲子園』である。原作は現在TBSで放送中「流星ワゴン」の原作者でもある重松清著の同名小説。高校野球の中年OBたちが、マスターズ甲子園を目指すドラマ。劇場予告動画は映画公式サイトで視聴できる。
映画『アゲイン 28年目の甲子園』公式サイト

■前回あらすじ
仁左衛門(中井貴一)は金を与え、火付盗賊改方の与力・岡田甚之助(甲本雅裕)から安部式部(國村隼)の情報を入手していた。一方、近頃金遣いの荒い岡田の不審な動きを察知した安部の部下・山田藤兵衛(村田雄治)は岡田を泳がせ、動きを探っていた。すると岡田が不審な男と接触していることがわかり、それが雲霧一党だと判明する。安部はあえて岡田に「仁左衛門を捉えた者には三百両の賞金を与える」と煽る。金に目が眩んだ岡田は州走りの熊五郎(手塚とおる)に、雲霧一党の情報を安部に言わない代わりに「親方に会せろ」と迫る。自分の一存では決められないと熊五郎はその場を治めたが、岡田を尾行していた与力・村田又四郎に捕まりそうになり、もみ合っているうちに謝って、熊五郎は村田を殺してしまった。
岡田は安部に、独自の調査で雲霧一党の情報を掴んだと報告。まずは利助(松澤一之)を捕らえ仁左衛門の情報を吐かせると申し出た。しかし岡田は、利助を捕らえるのではなく、他の与力がいるにもかかわらず、無残にも殺害。吉五郎(伊武雅刀)が駆けつけたときはすでに利助は事切れていた。
村田の通夜の夜、仁左衛門の使いが岡田を呼び寄せ仁左衛門に会せるのだが…素早く刀を抜いた仁左衛門、岡田は瞬時に首を切られ殺害された。

■第3話「盗人の純情」あらすじ
雲霧仁左衛門(中井貴一)の命令で、次のターゲットとなる豪商井筒屋の引き込みに入るよう命じられた富の市(渡辺哲)。盲目の按摩は仮の姿、実は目が見える富の市は井筒屋主人の治療のため奥座敷まで入り、屋敷の見取り図を制作していた。そんな富の市に、一人の女が近づく。井筒屋に出入りしている青物行商のおかね(黒沢あすか)はなにかと富の市の面倒を見てくれるようになる。しかしおかねの正体は盗賊・夜兎の文蔵(大林丈史)の手下で、井筒屋を狙っていた。

NHK BS時代劇「雲霧仁左衛門2」(全8話)2月20日(金)夜8時より第3話「盗人の純情」を放送。出演は中井貴一、國村隼、内山理名、柄本佑、伊武雅刀、手塚とおる、村田雄治、田村亮ほか。再放送はBSプレミアム22日(日)午後6時45分より。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

NHK BS時代劇「雲霧仁左衛門2」番組公式サイト

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