高倉健、中日ドラゴンズの監督!?23日NHK BS夜9時より『ミスター・ベースボール』あらすじと予告動画

2015年03月19日21時00分映画

落ちぶれたメジャーリーガーが中日ドラゴンズへトレード。慣れない生活、慣れない野球に最初は周りと衝突を繰り返すが徐々にチームになれ、成績もアップしていく…そんな矢先、元いたヤンキースから復帰のオファーが…23日(月)NHK BS高倉健×トム・セレック『ミスター・ベースボール』予告動画はYouTubeにて視聴できる。

昨年11月、突然の訃報に日本中が涙した高倉健。数多くの邦画に出演したのは言うまでもないが、得意の英語をいかし、ハリウッド映画にも出演している。
1974年、ワーナー・ブラザーズで配給されたシドニー・ポラック監督作『ザ・ヤクザ』ではロバート・ミッチャムと共演。1989年には、リドリー・スコット監督作『ブラック・レイン』でマイケル・ダグラスと共演。そして1993年『ミスター・ベースボール』で3度目のハリウッド映画出演を果たした。
高倉健の役どころは、実在する中日ドラゴンズの監督。日本人から見ると「健さんがドラゴンズの監督!?」と驚きの声もあがったが、当時のハリウッドからすると、貫禄ある日本人俳優(そして英語を話せる)といえば、高倉健が筆頭にあがったのだろう。
劇中には、当時日本でも活躍していた外国人助っ人選手レオン・リーやアニマル・レスリーなども出演した。

寡黙で不器用なイメージの高倉健だったが、本作『ミスター・ベースボール』では、ヤクザでもない、寡黙でもない、日本人が想い描く高倉健とはちょっと違ったキャラクターを演じていてなかなか興味深いものがある。

主演のトム・セレックは人気TVドラマ「私立探偵マグナム」(1980年から88年)で一役ブレイク。日本でも1987年公開された『スリーメン・アンド・ベビー』、続編の『スリーメン・アンド・リトルレディー』(1990)で人気を博した。近年では、アメリカのTVドラマやTV映画の方面で活躍している。

■あらすじ
メジャーリーグ・ニューヨーク・ヤンキースの強打者だったジャック(トム・セレック)はここ最近目立った活躍ができず、ルーキーとのポジション争いにも敗れ、日本の中日ドラゴンズへトレードされることになった。
ジャックは日本の野球になれず悪戦苦闘。監督の内山(高倉健)とも馴染めず衝突を繰り返す。先輩助っ人ガイジンのマックス(デニス・ヘイスバート)はジャックと反対に日本の生活、野球にも馴染んでいた。マックスの助けもあり、また徐々に周りとも打ち解けるようになり、チームに馴染んでいくジャック。それにともない、成績もアップで絶好調! そんな中、ヤンキースからトレードされる原因となったルーキーが骨折し、ジャックに戻ってきてほしいとオファーが…果たしてジャックはヤンキースに戻るのか、中日ドラゴンズに留まるのか!?

【ミスター・ベースボール】(1992)
監督:フレッド・スケビシ
脚本:ゲイリー・ロス、ケヴィン・ウェイド、モンテ・メリック
原案:セオ・ベレディア、ジョン・シュンカーマン
出演:高倉健、トム・セレック、デニス・ヘイスバートほか
(英語、日本語、字幕スーパー)
『ミスター・ベースボール』DVDはIVC.Ltd.より絶賛発売中。

NHK BSプレミアムシネマ3月23日(月)夜9時より『ミスター・ベースボール』を放送。出演は高倉健、トム・セレック、デニス・ヘイスバート、塩屋俊、穂積隆信、豊原功補ほか。予告動画はYouTubeにて視聴できる。

NHK BSプレミアムシネマ公式サイト
『ミスター・ベースボール』予告動画(YouTube)