母と息子の感涙必至の「ママ~最後の贈りもの~」6/3発売に先駆けソン・ユナ インタビュー到着!予告動画

2015年04月27日18時09分ドラマ
ⓒ2014MBC

母と息子の愛の絆、そして女同士の友情を描いた感動作「ママ~最後の贈りもの~」で、「オンエアー」以来6年ぶりドラマ復帰した、演技派女優ソン・ユナのオフィシャルインタビューが到着したのでご紹介! DVDのリリースは6月3日(水)、公式サイトで予告動画が公開されている。

「ママ~最後の贈りもの~」は、韓国MBCにて2014年全24話で放送された作品。
6か月の余命宣告を受けたスンヒと息子の愛の絆、かつての恋人の妻ジウンとの間に生まれる女同士の特別な友情を描いた感動作。これまでにないオリジナリティ溢れるストーリーで涙する視聴者が続出し、最高視聴率20.3%(AGBニールセン調べ)を記録した作品。

ソン・ユナは、主人公のスンヒ役を演じる。

mama―「ママ」に出演を決めた理由は?
私にとっては本当にプレゼントのような作品だったんです。6年間もドラマに出演していませんでしたが、出演したくないと思っていたわけではありません。結婚もして、子供を産んで、育児もしているうちに6年という歳月が過ぎてしまいました。次第に、ドラマに出演したいな、せっかくなら私も満足できる良い作品に出会いたいな、というささやかな願いを持つようになりました。そんな時に偶然にも「ママ」に出会うことができたんです。ドラマのテーマが“人生の最期の瞬間に訪れた最高の奇跡”ですが、「ママ」が私に訪れたこと自体が奇跡のような気がしています。

―6年ぶりとなるドラマ出演はいかがでしたか?
こんなに素晴らしいドラマに出演することができたすべての縁に感謝しています。ドラマの撮影前や実際に撮影が始まってからも、さらにはドラマが放送されていた時でも、こんなに素晴らしいドラマだとは分かっていませんでした。でも、ドラマの放送後、周りの方々や私が知らない方々にまで「こんなに素敵なドラマを見せてくれてありがとう」という言葉をいただいたドラマは、私の女優人生においても初めてのような気がします。

―久しぶりの復帰なので、プレッシャーも大きかったと思います。
撮影に入る前には正直プレッシャーはありました。私だけではなく、誰でもそうだと思います。久々の作品でもありますが、それだけに良い評価をもらえなければどうしようという不安がありました。また、6年間カメラの前に立たなかったので、正直に言うと私の外見、顔がどう変わったか自分では分かりませんでした。ずっとカメラの前で演技をして、表に出る仕事をしていたらこんな心配はしなかったはずですが、久しぶりに皆さんの前で顔を出すことになったので、私の姿がどれほど悪くなったのか、どれほど老けてしまったのか、そんなことにプレッシャーを感じていました(笑)。

―演じたハン・スンヒというキャラクター、そして「ママ」についてご紹介ください。
ハン・スンヒは、両親を早くに亡くし、愛する男性の子供を一人で産み、そして苦しい生活をしながらも成功を収めます。でも、成功を得る過程の中で子供との関係が遠いものとなってしまい、もう一度息子に近づこうとした矢先に余命宣告を受けてしまうんです。本当に悲しいですよね。「ママ」は、一人残していく息子に家族を作ってあげるために孤軍奮闘する一人の母親の物語でもあり、また、絶対に友人になれるはずのない女性との友情の物語でもあります。悲しいけれど心温かくなるドラマです。

mama―ハン・スンヒを演じるために、何か準備したことはありますか。
これまでの私のイメージって、最後に出演した作品(「オンエアー」)でもそうでしたが、高い声で、気分がいいときには叫んだりしていたので、ソン・ユナといえば“高音”という印象があったと思います。ところが、ハン・スンヒを演じているとき、気づかぬうちに“低音”で演技をしていたんです。以前、“低音”は計算されたものだったのか、そんなコンセプトを持って演じたのかと聞かれたことがあったんですが、そんなつもりがなかったことに私自身が驚きました。ドラマが終わってからも考えてみたのですが、それがとても不思議でした。それほどユ・ユンギョン先生の脚本が与える力が大きかったのだと思います。周囲やファンの皆さんからも、ソン・ユナという女優が“低音”を持った女優だと知らなかったと言われましたが、私も知りませんでした(笑)。

―実生活で母親であることが、本作で役に立ちましたか。
役に立ったかどうかはわからないですね(笑)。考えてみると実際には母親ではない方たちも母親役を上手く演じていますし、結婚してない方でも、妻役とか母性愛を上手に演じています。だから私に子供がいるからといって、母親役をうまく演じられたとはまったく思わないですね。ただ、私に子供がいなかった時よりは、感情移入が少しスムーズにできていたのではないでしょうか。

―本作で最も記憶に残っているシーンと、その理由を教えてください。
すべてのシーンが記憶に残っています。でもドラマが終わってみて一番思い出されるシーンは、ドラマの終盤で、母親が自分がこの世を去るということを息子に話すという悲しいシーンです。そのシーンが評判となり、記事にもなったりもしたので、一番記憶に残っているのかもしれません(笑)。

―涙を流すシーンも多かったですね。子供の父親との関係、病を隠さなければならない状況下での息子との関係、そんな微妙な感情を表現するのは大変だったのではないでしょうか。
この役柄がどれほど苦しみのある女性で、どれほど大変なのか、最初は何も分かっていなくて…。これほど難しい役だとは思っていませんでした。撮影が進むにつれ、正直に言うと、怖くなってきたんです。そして心配でした。このような作品に出演できるだろうか、こんな作品が他に存在するだろうかと思うほど、私にとっては毎シーンが難しかったです。24話のドラマですが、15~16話を撮影する頃には、撮影現場に行くことが本当に怖かったんです。感情をむき出しにするシーンや病気で苦しむシーンが多くて…。感情を強く表現するシーンが大変だったというよりも、そんなシーンをずっと演じ続けなければいけないことが毎日の宿題のようでした。カメラが回れば私たちは成し遂げなければならないんです。カメラが回っているのに、私がうまくできなかったらどうしようかという不安が本当に強かったドラマです。ドラマをご覧になって、皆さんに私の気持ちを理解いただければと思います(笑)。

―ムン・ジョンヒさんとは、二人の“ケミ(ケミストリー=化学反応)”が話題になりましたね。(韓国で放送された2014年の)年末には、ムン・ジョンヒさんとカップル賞をもらいたいともおっしゃっていましたが、どんな存在だったのでしょうか。
ムン・ジョンヒさんとは本作品で初めてお会いして共演しましたが、撮影のときから驚きの連続でした。私の隣にいてくれるのがムン・ジョンヒさんではなく他の女優の方だったら、私がハン・スンヒを演じきれたかどうか…。本当に大きな支えとなってくれました。女優同士、相手役の方と仲良く演技することが簡単ではないのですが、ジョンヒさんは、私にとって、これまでのすべての出演作の中でも最高のパートナーだと言えるぐらい、ハン・スンヒをリードしてくれましたし、ハン・スンヒを引き立ててくれたと思います。だからこそ、“ハン・スンヒとソ・ジウンのケミ”という言葉も流行ったのではないでしょうか。

―ムン・ジョンヒさんと撮影中に印象に残ったエピソードはありますか?
ムン・ジョンヒさんとのエピソード…。すべてですね! 本作の韓国でのキャッチコピーが「決して友人になりえない女性二人が築いていく友情」だったのですが、ドラマが放送されると、本当に大きな反響がありました。私とムン・ジョンヒさんの演技を通して、韓国では私が男性主人公で、ムン・ジョンヒさんが女性主人公のようだと、そんな言葉を耳にするほど息がピッタリだったと思います。それが本当に不思議でした。女同士でもお似合いだと言ってもらえるのは、すごく気分も良くて、それ自体が感動でした。

―男性俳優陣(チョン・ジュノさん、ホン・ジョンヒョンさん、子役のユン・チャンヨンさん)はいかがでしたか?
素晴らしかったです! これまでの20数年間にたくさんの作品に出会いましたが、「ママ」はすべての役のキャスティングが、こんなに完璧なことがあるのかと共演者同士でも話していたほどです。テジュ役のチョン・ジュノさん、ジソプ役のホン・ジョンヒョンさん、我が子であるグル役のユン・チャンヨン君、ムン・ジョンヒさんは言うまでもなく、ママ会メンバーもですね。チョン・スギョンさん、チョン・スヨンさん、そしてその他にもチェ・ソンヒョンさんまで。これほど完璧なキャスティングとなるなんて! と感動するほど、すべての調和が取れていました。

mamamama―最後に、日本のファンの方に向けて、本作の見どころをご紹介ください。
誰から見ても絶対に友人になれない立場にいる二人の女性が、苦しみを経験しながら友情を築いていく…、女性同士のラブストーリーと言ったらオーバーかしら(笑)、そんな美しい物語です。皆さんも本作を見ながら周りの人や、家族をもう一度見つめ直し、忘れていた学生時代の友人を思い出していただければ嬉しいです。

■キャスト
ハン・スンヒ役:ソン・ユナ「オンエアー」「ホテリアー」
ソ・ジウン役:ムン・ジョンヒ「千年の約束」「エア・シティ」
ム・テジュ役:チョン・ジュノ「隣人の妻」「逆転の女王」
ク・ジソプ役:ホン・ジョンヒョン「恋愛操作団:シラノ」「乱暴<ワイルド>なロマンス」

■スタッフ
演出:キム・サンヒョプ「7級公務員」「トンイ」
脚本:ユ・ユンギョン「我が家の女たち」「みんなでチャチャチャ」

■製品紹介(全2BOX)
DVD-BOX1 2015年6月3日発売
DVD-BOX2 2015年7月2日発売
価格:各18,000円(本体)+税
発売元:コンテンツセブン/デジタルアドベンチャー
販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

「ママ~最後の贈りもの~」DVD公式サイト

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