半導体技術者が作った野菜がバカ売れ! 27日「ガイアの夜明け」異分野への挑戦した逆境の技術者に密着!予告動画

2015年07月28日09時06分政治・経済
(C)テレビ東京

テレビ東京の経済ドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」(火・10)28日の放送では、リーマンショック以降、逆境に追いやられた半導体技術者と家電技術者がこれまで培ってきた技術を応用し、異分野に挑む姿に密着!番組公式サイトで予告動画が公開されている。

リーマンショック以降、海外企業との市場競争や為替の影響で、日本の大手家電メーカーは苦戦を強いられてきた。事業縮小が相次ぎ、長年“ものづくり”の最前線で活躍した技術者たちが行き場を失うケースも多い。
番組では、そんな逆境に陥った技術者たちの次なる挑戦に密着する。

今、百貨店の生鮮野菜売り場や楽天市場などで、2週間以上鮮度を保つ保存性と、エグ味が少なく美味しいレタスが主婦層を中心に売れている。「キレイヤサイ」と名付けられたこのレタスは、あの富士通の野菜なのだ。
富士通グループではリーマンショック以降、閉鎖した半導体製造工場と半導体技術者を活用し、2013年から「植物工場」の運営に乗り出した。
富士通の野菜の売りは「低カリウム」。「カリウム」を多く含む野菜は腎臓病患者にとっては、茹でて食べるしか方法がなかった。今後、高齢化社会を考えると市場規模は大きい。富士通が次に、取り組んでいるのは、低カリウムの「生で食べてもおいしいホウレンソウ」。試行錯誤を繰り返し、今年7月の初出荷を目指している。
果たして、半導体技術者と、そのノウハウを活用することで出来上がる“おいしい野菜”とは、どんなものなのか!?

一方、1921年に創業した文具メーカーのサクラクレパスでは、クレパスや色鉛筆を始めとした文具を販売し成長してきた。その会社が大手家電メーカーを退職した技術者の採用を積極的に進めている。理由は、少子化で子供向けの教育市場は縮小していく。そこで新たな人材を迎え入れ、これまで培った色材技術で新分野に進出するのが狙いだ。シャープを中途退職した釆山和弘さん(49歳)は、20年間LEDライトや太陽光電池の量産のための研究開発を続けてきた技術者。 彼がいま、サクラクレパスで挑戦している新分野は、半導体製造の過程で不良品が見つけやすくなる画期的な商品だという。
東京・有明の東京ビッグサイトで行われた国内外の半導体関連技術メーカーが集う展示会に、采山さんが開発した新商品がお披露目された。会場では「画期的な商品だ」「うちでも導入したい」と驚きの声があがった。一体、どんな商品が出来上がったのか?文具と電機メーカーの異色のコラボの行方は?

放送は、テレビ東京にて28日(火)よる10時より。予告動画は番組公式サイト視聴できる。

■出演者
【案内人】江口洋介
【ナレーター】杉本哲太

■音楽【音楽】
新井誠志
【テーマ曲】
◆オープニング曲
 「鼓動~ガイアの夜明け」(作曲/岸利至)
◆エンディング曲
 「夜空の花」(作曲/新井誠志)

テレビ東京系「ガイアの夜明け」番組公式サイト
公式Twitter @gaia_no_yoake