8/1NHKBSプレミアム戦後70年ドキュメンタリー・ドラマ「玉音放送を作った男たち」あらすじと取材会動画

2015年07月31日15時00分ドラマ

昭和天皇自らが国民に向けて敗戦を伝えた「玉音放送」は時の情報局総裁・下村宏(柄本明)が天皇に単独拝謁して実施を訴えた!それを阻止しようとする反乱軍との対峙…下村の手記などの資料を軸に作られた「玉音放送を作った男たち」は1日(土)夜7時30分より放送、取材会動画は「NHKコレ見て!MOVIE」で配信。

太平洋戦争に日本が敗北して今年で70年を迎えるにあたり、製作されたドキュメンタリー・ドラマ「玉音放送を作った男たち」。玉音放送とは天皇陛下の肉声を放送することを言うのだが、特に1945年8月15日正午に社団法人日本放送協会にてラジオ放送された、昭和天皇による国民へ敗戦の事実を伝えた放送のことを指す。8月14日午後11時25分、昭和天皇は軍服姿で宮内省の官舎の一室に入り、宮内大臣らが見守る中、「終戦の詔書」を朗読した。それをレコード盤に録音。陛下のご意向により2度録音し(レコード盤2枚)、翌日15日正午に2度目に録音したものをラジオ放送。当時、陸軍の一部の者たちは徹底抗戦を唱え、クーデターを起こそうとし、放送用のレコードを武力行使で奪取しようとしたが失敗に終わった。紆余曲折を経て放送されたのが、かの有名な「堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び…」の玉音放送。日本国民はこれを聞いて、日本国が敗戦したことを知った。

7月9日付けで宮内省は、戦後70年を記念して昭和天皇が「終戦の詔書」を朗読した「玉音放送」のレコード原盤(実際に放送されたもの)を、音声とともにこのドラマの放送日である8月1日(土)に初めて一般公開することを発表した。宮内省によると、原盤は皇室の私有物である「御物」として宮内庁内に保管されており、これら音声や映像をホームページでも公開することを検討している。

NHK BSプレミアム8月1日(土)午後7時30分よりザ・プレミアム「玉音放送を作った男たち」を放送。日本の敗戦を昭和天皇自ら国民に語りかけた「玉音放送」はいかにして作られたか…史実に基づいて描かれたドキュメンタリー・ドラマ。戦後70周年に相応しい、もう一度平和について改めて考えるきっかけになるドラマである。出演は柄本明、青木崇高、瀬戸康史、高橋一生、上田耕一、豊原功補、原田美枝子。「NHKコレ見て!MOVIE」にて主演の柄本明、原田美枝子の取材会動画を配信中。

NHKコレ見て!MOVIE「玉音放送を作った男たち」取材会動画
NHKBSプレミアム「玉音放送を作った男たち」番組公式サイト