発展途上国の問題を日本の技術でどう救う?「ガイアの夜明け」新ベンチャーの底力を追う!予告動画

2015年09月01日10時00分ドラマ
(C)テレビ東京

今夜9月1日(火)よる10時からのテレビ東京「ガイアの夜明け」では、展途上国で燃料が枯渇する国や無電化の村の問題解決に貢献しながら事業に展開する、テラモ―ターズとデジタルグリッドソリューションズなど日本のベンチャー企業の姿を追う!番組公式サイトに予告動画が公開されている。

日本の4割の面積に1億5千万人が暮らし、人口密度は世界トップクラスのバングラデシュ。天然ガスの産出国のため、庶民の足である相乗りの三輪タクシーの燃料は、ガソリンではなく天然ガス由来のCNGが主流だ。しかし、国のエネルギーを支えてきた天然ガスは15年後には枯渇するとされ、国家的な問題となっている。
そんな中、2010年に創業した電動バイクメーカーであるベンチャー企業「テラモーターズ」社長・徳重徹さん(45)は「環境やエネルギー問題を抱える発展途上国の方が、先進国よりも電動バイクの需要が高い」と考え、現在、アジアをターゲットに市場開拓を進めている。
徳重社長からバングラデシュを任されたのは、桑原康史さん(27)と上田晃裕さん(29)。二人が貧困地域に目をつけた。ここでは、貧困地域のため貴重な天然ガスが行き届かず、電動の三輪タクシーが生活に欠かせない交通手段となっていた。いわば、いずれ天然ガスが枯渇するバングラデシュの先行事例となっていたのだ。その町にあふれていたのは中国製の電動三輪タクシー。ドライバーからは、「バッテリーが半年で使い物にならなくなる」と、不満が続出していた。バッテリーを頻繁に交換しなければならないため、出費がかさむというのだ。実はテラモーターズの売りは充電器。バッテリーへの負担が少ないため、中国製に比べて寿命が1.5倍長いという。現地生産をスタートさせた桑原さんたち。いよいよバングラデシュ1号店のオープンを迎えた。日本の技術を詰め込んだ品質の高さをアピールすると、早速タクシードライバーたちが店に押しかけてきた。しかし、そこには予期せぬトラブルが待っていた…。

一方、世界には電気の届かない地域に暮らしている人が13億人もいる。彼らにとって一番必要なのは、夜に家の中を照らす明かり。さらに、最近では携帯電話の充電のニーズも高く、村に電気が通っていないために、わざわざ1時間以上も歩いて町へ充電しに行く住民も少なくないという。そんな中、日本のベンチャー企業「デジタルグリッドソリューションズ」が、無電化地域の多いアフリカを舞台に、電力の小売り事業に乗り出した。どの村にも必ずある「キオスク」と呼ばれる個人商店に、ソーラーパネルと充電バッテリー、制御装置を設置。例えば「携帯電話のフル充電なら約20円」。もちろん「10円でも5円分でもOK」と、電気を“量り売り”しようというのだ。現在、米田竜樹さん(32)たちが活動しているのは、人口の約7割が電気のない暮らしをしているというタンザニア。今年中に1000カ所のエナジーキオスクを作る計画だ。米田さんたちは、無電化の村があると聞けば、100キロの荒野を走破。村の首長にかけあい、集会で住民に直接アピールする。「僕たちはあなたたちに電気と明かりを届けたい!」。さらにLEDランタンやラジオなどの電気製品も貸し出すことで、便利な生活を体験してもらおうとしている。果たして、無電化地域に光をともすことはできるのか?

番組では、新ベンチャー企業の底力を追う。

<取材先>
・テラモーターズ
・デジタルグリッドソリューションズ ほか 印刷

【案内人】江口洋介
【ナレーター】杉本哲太
【音楽】新井誠志
【テーマ曲】
  ◆オープニング曲
  「鼓動~ガイアの夜明け」(作曲/岸利至)
  ◆エンディング曲
  「夜空の花」(作曲/新井誠志)
【放送日時】 2015年9月1日(火)22:00~22:54
【同時放送】
TX・TVO・TVA・TSC・TVh・TVQ 

テレ東「ガイアの夜明け」番組公式サイト
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