毒母の呪縛から解き放たれた桃子(蓮佛美沙子)「37.5℃の涙」最終回見逃した方のためにあらすじと関連動画

2015年09月18日18時30分ドラマ

父が遺したメッセージを聞いて毒母・富美子(浅野温子)との決別を決意した桃子(蓮佛美沙子)!病児保育の仕事を続けたい…その思いは仲間に届いた!朝比奈(成宮寛貴)、健介(速水もこみち)桃子が選ぶのは…TBS木曜ドラマ「37.5℃の涙」最終回(第10話)は9月17日放送された。TBSオンデマンドにて見逃し配信中。

蓮佛美沙子初の連ドラ主演として注目された「37.5℃の涙」、初回視聴率は7.2%、第2話6.3%、第3話6.1%、第4話5.5%、第5話5.6%、第7話5.9%、第8話6.2%、第9話5.8%、そして最終回は7.5%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。

毒母から虐待を受けて育った主人公・桃子(蓮佛美沙子)が、病児保育士として多くの家庭に接して本当の親子の愛を知り、朝比奈(成宮寛貴)、柳(藤木直人)らリトルスノーのスタッフに支えられながら成長していく物語。
親からちゃんと愛情を持って接してもらえなかったため、いつもぎこちない不自然な笑顔しかつくれなかった桃子が、最終回、満面の笑みを浮かべたシーン、思わず涙ぐんでしまった視聴者も多かったのではないだろうか。
毒母との決別のシーン。「今日限りであなたの娘をやめます」と言った桃子、たとえドラマとはいえ、あのセリフには熱いものが込み上げてきた。人に言われて決めたのではなく、自分自身で親との関係を断ち切る…それは決してやさしいことではない。こじれまくった実の親子関係、このドラマを通して改めて親とは何か、子とは何かを考えさせられた。

一方、桃子の不幸な境遇とは裏原に、イケメン2人に言い寄られる桃子がうらやましい! 成宮寛貴か速水もこみちか!? タイプの違う2人だが、最終的に桃子が選んだのは…。

このドラマの中で、一番精神的に大人だったのは、朝比奈の娘・小春(鈴木梨央)だった。父が桃子への気持ちを小春に告白。小学生で父親からそんな告白をされて動揺しない子なんていない。それでも「私じゃなくてあの人のそばにいてあげて」…こんなセリフ、大人だって言えやしない。桃子の次のハードルは、富美子ではなく小春かもしれない…!?

原作コミックの続編があるので、スペシャルドラマとしてその後の桃子を見てみたいと思う。
桃子と一緒に、見ている視聴者も心の成長ができた…そんなふうに思わせてくれるドラマだった。

■DVD BOX発売・プレゼント情報
「37.5℃の涙のDVDBOXが2015年12月25日(金)発売決定。番組では抽選で原作本(コミック)を30名、DVD BOXを20名にプレゼント。
【応募要項】
ハガキに住所、氏名、年齢、職業、ご希望の商品(「原作本」または「DVD BOX」)を明記の上、下記の住所へ送る。締め切りは2015年9月24日(木)当日消印有効。
107-8066 TBSテレビ 木曜ドラマ「37.5℃の涙」原作本またはDVD BOXプレゼント係

■最終回(第10話)あらすじ
父・誠一郎(石田登星)の死に目に合わせてもらえなかった桃子(蓮佛美沙子)は父の亡骸を前に、最後に父が呟いた一言「すまなかった」の意味を問う。そこへ母・富美子(浅野温子)が表れ、なぜ今まで桃子が家族からヒドイ扱いを受けていたか、その真実を語った…。
富美子が3人目の子どもを妊娠したとき、夫・誠一郎は愛人をつくって浮気をした。それまでは幸せな家庭生活を送っていたのに、3人目を妊娠したから私は不幸になったと強く思い込む富美子。だから桃子のことを憎んでいたのだ。それを聞いた姉・香織(田上唯)は「それは桃子のせいじゃなく、お父さんが悪いんじゃない!」と言うのだが、富美子には通じない。桃子を憎むことで頭が一杯だった。
誠一郎の葬儀の日、参列するなと言われ家政婦のように働かされている桃子。そこへ現れたのは朝比奈(成宮寛貴)と健介(速水もこみち)だった。香織は桃子を連れ出し、朝比奈と健介に託す。「昔から辛い思いをしていたのに何もできなくてごめん」と謝る香織。しかし桃子は、自分が生まれたせいで母が苦しんでいる。その償いのために母の元へ帰らねば…と言うのだが、朝比奈はリトルスノーの一員として、最後にもう一度仕事をしてほしい、と言う。以前、桃子が派遣された聡美(中越典子)から桃子の指名が入っていたのだ。
それを最後に、と心に決めて聡美の家に行く桃子。息子・海翔(林田悠介)の面倒を見てあらためて、自分は病児保育の仕事にやり甲斐を感じていることを痛感する桃子。
その日、帰宅すると兄がアパートで待っていた。父の遺品を整理したらこんなものが…とカセットテープレコーダーを手渡し去って行った。そのテープを聞くと父からのメッセージが吹き込まれていた。「桃子、すまなかった。桃子の居場所はお母さんのところじゃない。ほかに桃子の居場所が必ずあるからそれを見つけなさい」父のメッセージで桃子は母からの呪縛を断ち切る決意をした。
桃子は実家にもどり、母・富美子にはっきり言った。「今日限り、私はあなたの娘であることをやめます。あなたも私の母親であることをやめてください」そう言って、桃子は力強く前に歩いていった。
それから3カ月後。リトルスノー神奈川支部へ配属されることになった朝比奈のお別れパーティーが開かれた。桃子は朝比奈に「付いていきたい。私も神奈川支部へ連れて行ってほしい」と言う。笑顔の朝比奈は、桃子にクリスマスプレゼントを渡した。中にはガラスでできた小さな雪だるま。大喜びする桃子。しかし、雪だるまの首に指輪がはまっていることに、桃子は気づいていなかった。

TBS木曜ドラマ劇場「37.5℃の涙」最終回(第10話)は9月17日に放送された。蓮佛美沙子、民放連ドラ初出演。共演者は成宮寛貴、速水もこみち、トリンドル玲奈、鈴木梨央、西村和彦、美保純、水野美紀、浅野温子、藤木直人(特別出演)ほか。「37.5℃の涙」番組公式Twitterアカウントは「@375namida」。TBSオンデマンドにて見逃し配信中。

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