DREAMS COME TRUE、4年に一度のグレイテストヒッツライヴ「ドリカムワンダーランド2015」東京ドームレポ!関連動画

2015年12月01日00時28分音楽

DREAMS COME TRUEコンプリートベストアルバム『DREAMS COME TRUE THE BEST ! 私のドリカム』が発売後オリコンチャート15週連続トップ10入り、売り上げは累計95万枚を越え今年最長のロングヒットを続ける中、4年に一度のグレイテストヒッツライヴ「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2015」を11月28日(土)・29(日)東京ドームを皮切りにスタート!この様子を写真と一緒にレポート、特設サイトには「はじまりの物語」の絵本が公開されている。また、GYAO!では「WINTER SONG」他“ドリカム冬の名曲”プレミアム動画を配信している。

【ライブレポート】
まさに「祝祭」としか言いようのないライヴだった。使い古された比喩なんかじゃなく、言葉本来が持っているはずの心からの笑顔と喜びに満ちた意味合いで!

11月28日。超満員の東京ドームを皮切りにいよいよ始まった「史上最強の移動遊園地DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2015」。4年に1度、ファンからのリクエストをもとに選曲される恒例のグレイテストヒッツライヴだ。

会場に一歩足を踏み入れると、アリーナの中央に設置された巨大なセットが目に飛び込んでくる。ステージのセンターから天井に向けては堂々たる柱がそびえ立ち、そのトップには客席の360度どこからでもしっかり見える大型バルーンスクリーン(何と1周188メートル×縦19メートル!)。舞台の外周をぐるりと取り巻くランウェイは、全長300メートルにもなるだろうか。

ドリカム

1991年のスタートから数えて7回目となる、今回の「WONDERLAND」ツアー。そのすべてにおいて彼らは、想像をはるかに超えるダイナミックな演出とチーム一体となったパフォーマンスで、観客を圧倒してきた。今度はどんな世界を見せてくれるのか。集まった4万5000人の期待が塊となり、ドーム内の気圧を押し上げるかのように膨らんでいく。

定刻の17時半を少しだけ過ぎた頃、おなじみ「A theme of the WONDERLAND」のドラムロールが鳴り響き、古代ローマ兵を思わせるパフォーマーたちが色とりどりの旗を持って登場した! 今回の「WONDERLAND 」の世界観は、ドリカム史上初の壮大なダーク・ファンタジー仕立て。4つの島からなるワンダーランド王国を分裂の危機から救うため、「LOVE」「TEARS」「LIFE」の3元素をめぐる冒険が繰り広げられる設定だ。

やがて客電が落ち、地鳴りのような歓声が上がる。無数のペンライトが光を放ち、リアルワールドとは別次元にある、もう1つの世界が現れる! 美しい女王のドレスを身にまとった吉田美和が果たしてどこから登場し、どんな風にオーディエンスを魅了したか…。それはもうライヴを体験してもらうしかない。ただ、「1人残らず幸せにしてあげるからね!」という彼女のコールに応えた熱いレスポンスが、4年間この日を待ちかねていた観客の想いを完璧に物語っていたと思う。

ドリカム

スクリーンに映し出されたアニメを駆使してストーリー形式で展開するセットリスト構成は、まるで1編の映画を観ているよう。アッパービートから幸せが満ちてくる「愛がたどりつく場所」や、観客のハートを一瞬でギュッとまとめる「LOVE LOVE LOVE」。ヴォーカリスト吉田美和の表現力が120%発揮された珠玉のバラード「やさしいキスをして」。そして、続いていく人生を祝福するかのような「晴れたらいいね」。大ヒット中の3枚組ベストアルバム『私のドリカム』と絶妙にリンクしつつ、ドリカムの楽曲が持つ「LOVE」「TEARS」「LIFE」という3つの側面を代表するナンバーが、次々に演奏されていく。

ドリカムキング風の衣装&マントに身を固めた中村正人のもと、次々と繰り出されるタイトな演奏もすばらしかった。ドラマーにはアース、ウィンド&ファイアーの名手、ソニー・エモリーを起用。切ない名曲「SNOW DANCE」では何と中村自身がフライングシステムにも初チャレンジし、高さ20メートルで“フライングベース”を披露しファンの大喝采を浴びる一幕も。

ステージの規模、投入されるエネルギーとアイデアの量、そして「すべてのオーディエンスを一瞬たりとも飽きさせまい」という覚悟。思えば「WONDERLAND」は四半世紀にわたり、国内エンターテインメント・シーンの水準を引き上げてきた。日常とは異なる、幸福感に満ちた祝祭空間を目の前に出現させること。その先駆者であるドリカムは、決して立ち止まろうとしない。強い意志を持って、誰も到達しえなかった次なるステージに進もうとしている。

ドリカムライヴ後半、ステージは怒濤のヒットメドレーに突入。会場中に響くSEと共に、15メートルのトップデッキで演奏された「さぁ鐘を鳴らせ」。「決戦は金曜日」「うれしい! たのしい! 大好き!」ではイントロ最初の音でドーム内のボルテージがさらに跳ね上がり、観客の興奮はクライマックスに──。トータル約30曲・3時間。吉田美和は全力でランウェイを駆け抜け、ドーム狭しと宙を舞い、想いを伝え続けた。そして、その場に居合わせた観客の1人ひとりが、心からの笑顔と喜びを胸に、その想いをしっかり受け取っていた。

「史上最強の移動遊園地DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2015」は12月31日の札幌ドームカウントダウンライヴに向け、全国5大ドーム(9公演)で計40万人を動員する予定。どこにもない「祝祭」空間を創りだす挑戦は、まだまだ続いていく。


【ライヴスケジュール】
「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2015」
東日本:11/28(土)・11/29(日) 東京ドーム
九州:12/5(土)・12/6(日) 福岡ヤフオク!ドーム
西日本:12/12(土)・12/13(日) 京セラドーム大阪
東海:12/19(土)・12/20(日) ナゴヤドーム
北海道:12/31(木) 札幌ドーム

「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 後夜祭」
〜沖縄の夕べ〜 2/6(土)・2/7(日) 沖縄コンベンションセンター展示棟
〜青森の夕べ〜 2/20(土)・2/21(日) 新青森県総合運動公園マエダアリーナ
〜福島の夕べ〜 3/12(土)・3/13(日) 福島県文化センター
〜秋田の夕べ〜 3/19(土)・3/20(日) 秋田県立体育館

GYAO!DREAMS COME TRUE - 冬ソングメドレー(from 『裏ドリワンダーランド 2012 / 2013』)
DREAMS COME TRUE 「WINTER SONG」(FULL ver.)
「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2015」特設サイト



★☆★ ドリカムのトップセラー(amazon)★☆★