【追悼】「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる成功までの歩み!映画『ゲゲゲの女房』Huluで配信、あらすじと関連動画

2015年12月01日11時32分映画

2015年11月30日93歳で亡くなった国民的人気マンガ家水木しげる。『ゲゲゲの鬼太郎』を生み出すまでの苦労に満ちた貧乏生活を明るく過ごした夫婦の物語…吹石一恵×宮藤官九郎主演『ゲゲゲの女房』はHuluにて配信中。NHK朝ドラとは異なり登場人物は全て実名!NHK朝ドラ(有料配信)と合わせてご覧いただきたい。

Huluで今すぐ視聴!今なら2週間無料視聴実施中!

戦後、日本で生まれ育った人で『ゲゲゲの鬼太郎』を知らない人はまずいないだろう。1954年の紙芝居から始まった『墓場の鬼太郎』はその後、連載マンガ、アニメ、映画(アニメ、実写)、ドラマ、ゲーム、ミュージカルと半世紀以上も長きに渡り、国民に愛されたマンガである。「ゲゲゲの鬼太郎」だけでアニメ化されたのは5回、深夜枠で『墓場鬼太郎』もアニメ化され、大人向きのちょっと怖い鬼太郎が描かれた。鬼太郎のほか、目玉のおやじ、猫娘、砂かけ婆、子泣き爺、ぬらりひょん、一反木綿、ぬりかべ、そしてねずみ男。恐ろしいはずの妖怪のイメージを一変させたのは、水木しげるだといっても過言ではない。
また、作家の京極夏彦や荒俣宏など、水木しげるに多大な影響を受けた文化人も多数。小さいお子さんから大人まで、鬼太郎は愛される国民的キャラとなった。

水木しげるが長年暮らした調布にある「天神通り商店街」には鬼太郎のモニュメントで町おこしに取り組む。かつて水木しげるが暮らしていた鳥取県境港市には「水木しげるロード」があり、鬼太郎をはじめとした妖怪オブジェが多数展示されており、全国からファンが押し寄せている人気観光スポットである。

水木しげるの妻・武良布枝が若き日の夫婦のエピソードを書き記した『ゲゲゲの女房』(2008年実業之日本社刊)が大ヒット。2010年春から放送されたNHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」では、松下奈緒と向井理が夫婦役で高視聴率を叩きだし、いきものがかりが歌った主題歌「ありがとう」もオリコンチャート2位と自己最高(当時)を記録した。
2010年11月に公開された映画『ゲゲゲの女房』は、原作は朝ドラと同じだが、ドラマとは異なるプロットで、水木しげる夫妻の4年間におよぶ貧乏生活を、前向きに描いたヒューマンラブストーリーである。

■あらすじ
島根で見合いをし、5日後には籍を入れた武良茂(宮藤官九郎)と布枝(吹石一恵)。東京で暮らしはじめた2人。茂は紙芝居や貸本マンガを描いているのだが、暮らし向きは一向に楽にならず…。そんなある日、布枝が出版社に原稿料をもらいにいくと、約束の半分しか支払われない。編集者は「妖怪は人気ないから」と…。妖怪マンガばかり描いている茂は「売れなきゃ妖怪と心中する」と明るく答えるのだが、布枝はやりきれない思いが募る。
締め切りに間に合わなくなり、布枝も手伝うようになり、少しずつだが茂の作品を理解すりょうになったそんな頃、ある編集者が武良家に訪ねてきたのだが…。
国民的人気マンガ『ゲゲゲの鬼太郎』の産みの親、水木しげる(本名:武良茂)と妻・布枝の若き日の苦悩を面白おかしく描いたヒューマンラブストーリー。

【ゲゲゲの女房】(2010年)
監督・脚本:鈴木卓彌
脚本:大石三知子
原作:武良布枝『ゲゲゲの女房』(実業之日本社)
音楽:鈴木慶一
主題歌:ムーンライダーズfeat小島麻由美「ゲゲゲの女房のうた」
出演:吹石一恵、宮藤官九郎、坂井真紀、平岩紙、沼田爆、鈴木慶一、徳井優、柄本佑、村上淳、南果歩ほか。
『ゲゲゲの女房』DVDはキングレコードより絶賛発売中。

2015年11月30日、93歳でなくなった人気マンガ家水木しげるの若き日、武良夫婦を描いた映画『ゲゲゲの女房』はHuluにて配信、予告動画はYouTubeまたは映画公式サイトで視聴できる。NHK朝ドラで放送された「ゲゲゲの女房」はDVD化されているほか、NHKアーカイブにてまもなく動画配信が開始される。映画版の主演は吹石一恵×宮藤官九郎主演、ドラマ版の主演は松下奈緒×向井理。原作『ゲゲゲの女房』は実業之日本社文庫より絶賛発売中。

劇場版『ゲゲゲの女房』映画公式サイト
NHKアーカイブ「ゲゲゲの女房」
Huluで今すぐ視聴!今なら2週間無料視聴実施中!