クォン・サンウとソン・ドンイルの魅力炸裂!イクメン推理オタク&ハミ出し刑事『探偵なふたり』試写レビュー!予告動画

2016年02月11日14時30分映画

警察がダメなら、俺たちの出番だな!2月20日(土)公開まであと10日にせまったクォン・サンウ×ソン・ドンイルの『探偵なふたり』を一足先に試写した!イクメン推理オタクとハミ出し刑事の最低(?最高)の相棒が難事件を解決する映画の見どころを紹介しよう!映画公式サイトで予告動画が公開されている。

本作は200万人超を動員した『くだらないロマンス』のキム・ジョンフン監督のシナリオ。2006年「第8回マクドンイシナリオ公募展」に出品し、588本の圧倒的な競争率をくぐって大賞を受賞した奇跡のシナリオ。
物語は、主人公カン・デマンの友人のパク刑事が殺人容疑で逮捕される。デマンとパク刑事の相棒刑事のノ・テスは隠された陰謀を察知し、真犯人を見つけるために動き出すクライム・サスペンス。
ストーリーだけを追うと重くなりがちだが、キム監督はそうしたくなかったので、デマンとテスを独特なキャラクターにして先の読めないストーリーと二人のコミカルな掛け合いをみごとに融合させ、クライム・サスペンス・コメディーに仕上げた。

主人公のカン・デマンは、国内最大級の未解決殺人事件サイトの運営者。プロファイリング同好会の会長も務め、“シャーロック・ホームズ級”の推理力と洞察力を持つ。だが、実態は女房の尻に敷かれっぱなしで、赤ん坊の世話を焼きながら漫画喫茶を仕切るしがない店長。いわゆるイクメン推理オタクだ。お気に入りのテレビが「名探偵コナン」というのがうれしい。
「天国の階段」「野王」「誘惑」などのドラマで、クォン・サンウのファンになった方は、徹底的にコミカルな役回りのデマン役にきっとおどろくはず。もっとも、『ひとまず走れ』『同い年の家庭教師』『青春漫画』などの映画からのファンなら、彼のコミカル演技の達者さは先刻承知のはず。だが、『探偵なふたり』はそうした過去の映画作品とは次元の違う情けないクォン・サンウに会える。筋肉質(モムチャン)は相変わらずだが、デマンにとっては宝の持ち腐れ。アクションでも殴られっぱなしだし、多くの女優を抱きしめた胸には抱っこひも、美女の涙をぬぐったたくましい手には赤ん坊のウ○チ…。

そんなアクションを封印したクォン・サンウに代わって激しいアクションを一手に引き受けたのはサンウより10歳も年上のソン・ドイル。彼が演じたノ・テスは広域捜査隊伝説の“人食いサメ”と呼ばれたが正義感が強すぎ問題を起こして一介の刑事に左遷された。演じたソン・ドイルは『怪しい彼女』「大丈夫、愛だ」「チュノ~推奴~」などで幅広い演技を見せてくれ、「カプトンイ 真実を追う者たち」では本作のテスを彷彿させる刑事役を演じたが、本作ではカーアクション、自転車の激走、水中アクションなど人生初の激しいアクションに代役なしで挑んだ。水中アクションは水深5メートルの水族館の水槽で、刑事のトレードマークのトレンチコート着用のままという過酷なもの。そして筆者が思わず声を上げたのは、とある地下室での蛍光灯を使ったアクションだ。激しいものだけでなく静かな拳銃捌きも披露するのでお楽しみに。

他にも、『俳優は俳優だ』「善徳女王」「3度結婚する女」のソ・ヨンヒがデマンの鬼嫁に、殺人容疑を掛けられるデマンの友人を「ミセン-未生-」「ドクター異邦人」のパク・ヘジュン、デマンの先輩を「ミセン-未生-」「ジキルとハイドに恋した私」のイ・スンジョンといった演技派が脇を固める。
そして、もう一人サンウが絶賛したのが、デマンの娘ホンジ役を担当した生後7か月の女優ホン・ソジョンちゃん。ここはさすがに人形?と思えるシーンでもソジョンちゃんが登場し、状況に合わせた演技を披露しているのだ。そんなソジョンちゃんをまるで本当の父親のようにサンウが世話する。抱っこもおむつ替えも手慣れたもの。さすがプライベートでも1男1女のパパだけのことはある。きっとプレイベートでも良き父親なのだろう。

クォン・サンウとソン・ドイルのコミカルな掛け合いに爆笑し、二転三転する事件にハラハラさせられ、ラストは続編が期待できるエンディングまで用意してある『探偵なふたり』は、絶対お勧めの一作!
映画は、2月20日(土)シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか 全国順次ロードショー!

■映画紹介
監督:キム・ジョンフン『くだらないロマンス』
出演:クォン・サンウ『痛み』「野王」 ソン・ドンイル『怪しい彼女』
2015年/韓国/120分/カラー/シネスコ/5.1chサラウンド/日本語字幕:神田外語大学字幕制作チーム/字幕監修:本田恵子/
原題:탐정: 더 비기닝/提供:CJ Entertainment

映画『探偵なふたり』公式サイト

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