ファンタジーアニメの王道、NHK BS 24日放送!ウォルトディズニー『ピノキオ』あらすじと予告動画

2016年02月23日12時03分アニメ

TDR人気アトラクション「ピノキオの大冒険」でお馴染みの人気キャラ・ピノキオ!ウォルト・ディズニーが76年前に手がけた長編アニメ映画『ピノキオ』…映画史に輝く不朽の名作、主題歌「星に願いを」は永遠の名曲!NHK BSプレミアム24日(水)午後1時より放送!予告動画(日本語吹替版)はYouTubeで視聴できる。

ディズニーアニメ『ピノキオ』は、19世紀に活躍したイタリアのカルロ・コッローディが書いた児童文学『ピノッキオの冒険』が原作。誰もが愛するピノキオだが、実はオリジナルの物語には当時の政治、特に法制度の仕組に対する風刺を含まれている。勉強が嫌い、努力も嫌い、オイシイ話があるとホイホイ着いていって騙されるピノキオ。真面目に働くようになって、やっと妖精の魔法で人間にしてもらうことができたのだ。

もちろんディズニー映画なので、政治的風刺は封印されている。原作が少々エグいストーリーだったので、ウォルト・ディズニーが夢物語に作りかえたそうだ。劇中で流れる主題歌「星に願いを」は、第13回アカデミー賞歌曲賞を受賞。アメリカ映画協会が発表した【映画史における偉大な歌100選】で堂々7位にランクインした。世界中で愛されたこの楽曲は、多くのミュージシャンによってカバーされている。

ディズニー以外でもアニメ化、実写化されており、ここ日本では「ピノキオ」をモデルにした「樫の木モック」や「ピコリーノの冒険」などアニメが製作された。実写では『ライフ・イズ・ビューティフル』(1998)でアカデミー賞主演男優賞を受賞したロベルト・ベニーニが監督・脚本・主演を務めた『ピノッキオ』(2002)が公開された。そして先日新たに実写映画化のニュースが報じられた。『アベンジャーズ』シリーズのアイアンマンで大人気のロバート・ダウニー・Jrの製作会社「チーム・ダウニー」が新たに『ピノキオ』の映画制作を進めている。メガホンを取るのは大ヒットしたラングドン教授シリーズ『ダ・ヴィンチ・コード』(2006)、『天使と悪魔』(2009)、そして最新作『インフェルノ』(今秋公開予定)で監督を務めたロン・ハワード。ロバート・ダウニー・Jrも出演するが、ピノキオ役ではないのでご安心を。ピノキオを作る老職人ゼペット役で主演を務める。ヒットメーカーたちによる新しい『ピノキオ』、どんな映画になるのか公開が待遠しい。

24日NHK BSで放送される『ピノキオ』は、誰もが想い描く「ピノキオ」像となった映画史に残る不朽の名作。公開が1940年、つまり76年前のアニメ映画だが、古くささを感じさせない、がしかし、古き良きディズニーの王道長編アニメ作である。物語は誰もが知るところだが、やはりジミニー・クリケット(ピノキオの相棒・歌うコオロギ)が歌う「星に願いを」は何度聞いても心に染みいる名曲である。

■あらすじ
一人暮らしのゼペットじぃさんは、木でつくった人形に【ピノキオ】と名づけ、星に「自分の子どもになりますように…」と願いをかける。するとブルーフェアリーが現れ、魔法でピノキオに命を授け「勇気を持って生き、正直で優しければいつか本当の人間になれる」と言い残して去って行く。
学校へ通うようになったピノキオだが、いろいろな誘惑に惑わされてしまい…。

【ピノキオ】(1940)
製作:ウォルト・ディズニー
監督:ベン・シャープスティーン、ハミルトン・ラスク
原作:カルロ・コッローディ『ピノッキオの冒険』
音楽:リー・ハーライン、ネッド・ワシントン、ポール・J・スミス
声の出演:ピノキオ:初沢亜利(ディック・ジョーンズ)/ジミニー・クリケット:肝付兼太(クリフ・エドワーズ)/ゼペット:熊倉一雄(クリスチャン・ラブ)/オネスト・ジョン:山田康雄(ウォルター・キャトレット)ほか。
製作国:アメリカ
原題:PINOCCHIO
備考:二カ国語(日本語・英語)/カラー/スタンダード・サイズ
『ピノキオ』DVD&Blu-rayは絶賛発売中。

NHK BSプレミアムシネマ2月24日午後1時より『ピノキオ』を放送。映画史に残る不朽の名作。製作:ウォルト・ディズニー、声の出演:ピノキオ:初沢亜利(ディック・ジョーンズ)/ジミニー・クリケット:肝付兼太(クリフ・エドワーズ)/ジュペット:熊倉一雄(クリスチャン・ラブ)/オネスト・ジョン:山田康雄(ウォルター・キャトレット)ほか。予告動画(日本語版)はYouTubeにて試聴できる

ウォルト・ディズニー『ピノキオ』予告動画(YouTube)
NHK BSプレミアムシネマ公式サイト