パナソニック、皆既日食を3月9日朝5時からインドネシア・テルナテ島よりライブ中継

2016年02月24日13時30分暮らしと文化
2012年、皆既日食ライブ中継時の実際のシーン

パナソニックは、3月9日朝、インドネシアのスマトラ、ボルネオ、スラウェシの各地が皆既日食によって闇に包まれる様子を、太陽光独立電源パッケージ「パワーサプライコンテナ」を利用し、同国東部のテルナテ島から全世界にライブ中継する。
皆既日食は、太陽と地球の間を月が遮ることによって起きる天文現象で、中でも、月が太陽を完全に隠してしまうものを皆既日食と呼ぶ。
この間、太陽本体は見えなくなるが、コロナのガスが輪状に見えるダイヤモンドリングやプロミネンス(紅炎)を観測することは可能。完全な皆既日食の観察機会は非常に限られており、その体験はしばしば「一生に一度」とも形容される。
3月9日にインド洋地域で見られる皆既日食は、スマトラ、ボルネオ、スラウェシの各島や太平洋上から観測することができる。太陽が完全に影に隠れてしまう皆既食の状態は、差し渡し155kmの範囲から、最大4分9秒間見ることができる。部分食は、東南アジアと北部・西部オーストラリアからも観測可能。
今回のライブ撮影と中継にあたり、ジャカルタからテルナテ島のドドク・アリに運搬される同社のパワーサプライコンテナは、屋根に同社製の太陽電池モジュールHITを12基搭載。
高効率に発電された約3kWの電力を、コンテナ内部の24台の蓄電池に充電し、その電力によって、モバイルPC、撮影・編集機材、インターネット接続機器、その他補助的な技術に必要な電源も、太陽エネルギーを原動力にしている。
ライブ中継は、3月9日当日の午前5時(テルナテ島時間。日本時間に同じ。協定世界時: 3月8日20時)から、Ustream、YouTube Live、Periscopeで中継する。
部分食開始は8時36分、皆既食開始は9時50分、皆既食最大時は9時53分、皆既食終了は9時56分、部分食終了は11時20分、中継終了は12時00分(予定)となっている。

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