原作は西原理恵子の絶対泣ける1位の絵本!映画「いけちゃんとぼく」感動の予告動画配信中!

2009年06月01日20時00分映画

映画「いけちゃんとぼく」は、ギャグ漫画家の西原理恵子が始めて描いた同名絵本で、テレビや雑誌などで絶対泣ける本、第1位に選ばれた注目の一冊が原作の実写映画版だ。

「いけちゃんとぼく」は、「ぼく」と物心ついたときから一緒にいる「いけちゃん」との心温まる物語。「ぼく」は「いけちゃん」の正体を知らない。でも、いつもなんとなくぼくの傍にいて見守ってくれる。いけちゃんは変幻自在。うれしいことがあると増え、困ったことが起きると小さくなる。でも、ぼくが女の子と仲良くするとやきもちを焼く。そんな「いけちゃん」が「ぼく」は大好きだった。でも、「ぼく」が18歳になって初めての恋をしてから、「ぼく」には「いけちゃん」が見えなくなった…。

西原の愛息子の描いた落書きから生まれたという不思議な生き物「いけちゃん」は、映画ではフルCGで、蒼井優が声を担当する。主人公の「ぼく」は、年代にあわせて3人の俳優が担当した。少年期を担当したのは深澤嵐で、「仮面ライダーディケイド」で「仮面ライダーキバ」を、映画「子ぎつねヘレン」で主演の太一を演じた12歳の少年だ。大学生時代は池松壮亮、老後は峯のぼるが担当している。

原作の絵本「いけちゃんとぼく」は、元は文芸雑誌「野性時代」で「ぼくの わたしの まえのこと。」の題名で連載された漫画だったが、2006年9月1日に角川書店から新たに絵本として出版され、大人の絵本として生まれ変わった。そして、人気番組の「ザ・ベストハウス123」で“絶対泣ける本第1位”に選ばれたことで一気に注目を浴びることになった。

原作者の西原理恵子は、もともとギャンブルや旅行体験レポートなど、実体験に基づいた大人向けギャグ漫画を描く漫画家だったが、元夫のアルコール依存症克服や、癌との闘病生活に関してのコメントなどで広く注目を浴び、今やテレビ、雑誌などで引っ張りだこの人気作家。

「いけちゃん」という可愛いキャラクターが登場するこの映画、もちろん子供にもオススメだが、“子供時代を経験した大人が観てこそ分かる想い”がいっぱい詰まっている。切ないラストには、人生に足跡を残してきた大人だからこそ涙が流れる。大人にこそ観てもらいたいラブストーリー「いけちゃんとぼく」は、6月20日(土)角川シネマ新宿ほか全国ロードーショーとなる。

◆ キャスト
ぼく(ヨシオ):深澤嵐(大学生時代:池松壮亮、老後:峯のぼる)
いけちゃん:蒼井優(声の出演)
ぼくのお母さん(美津子):ともさかりえ
ぼくのお父さん(茂幸):萩原聖人
みさこ、ミサエ:蓮佛美沙子
哲:柄本時生
あずき洗い:岡村隆史
清じいモト冬樹
母の同僚:江口のりこ
学校の先生:ちすん
葬儀の参列者のおばはん1:山田スミ子
葬儀の参列者のおばはん2:西原理恵子
池子:吉行和子
◆ スタッフ
原作:西原理恵子
監督:大岡俊彦
脚本:大岡俊彦
撮影:藤石修
編集:上野聡一
照明:磯野雅弘
美術:新田隆之
録音:松本昌和
音楽:緑川徹
主題歌:渡辺美里「あしたの空」
映画「いけちゃんとぼく」公式サイト