男社会の銀行で女性総合職の参謀本部に登りつめた環（小雪）は、子会社の解体と200人の社員リストラを命じられる！この冷徹なリストラ案を出したのは、自分を推挙してくれた舞（鈴木保奈美）だと発覚！環は「汚れ仕事」を押しつけられたのか！？テレビ朝日28日（土）夜9時より「ゴールドウーマン」予告動画は番組公サイトで公開。

原作は2013年第5回日経小説大賞に輝いた芦崎笙著『スコールの夜』（日本経済新聞社出版）。現役財務相参事官が執筆したとあって話題になった。完全なる男性社会である銀行を舞台に、総合職でキャリアアップをめざす主人公・環（小雪）と、敵なのか味方なのかわからない女性上司の矢島舞（鈴木保奈美）。200人ものリストラ策を押しつけられた環は、リストラ対象の男性社員らから感情的な恨みを買い…と、ここまで読んだだけでどれほその魑魅魍魎が渦巻いているか想像すると恐ろしい。

金融業界で働く男性たちの嫉妬の恐ろしさは、大ヒットドラマ「半沢直樹」（TBS）でイヤというほど見せつけられた。それが今度は、女性キャリアが対象となれば、その嫉妬はより大きな邪悪なものになるだろう。

また、本作では小雪と鈴木保奈美の初共演も話題になっている。パリコレに出るほどのトップモデルだった小雪は女優業でも異彩を放つ。2003年公開『ラストサムライ』ではトム・クルーズとの共演でハリウッドデビュー。2011年には9歳年下の俳優・松山ケンイチと結婚。現在は3児の母。以降、ドラマ、映画と大活躍である。

一方、鈴木保奈美は1991年放送、社会現象になるほどの大ヒットした月9ドラマ「東京ラブストーリー」で主人公・リカを演じた。1998年、とんねるず石橋貴明と結婚し、こちらも3児の母である。一時期、育児のため芸能界から遠ざかっていたが、2011年放送NHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」で本格的に女優復帰し、現在に至る。

日本を代表する美女2人の金融業界を舞台にしたバトル！？に加え、伊武雅刀、六角精児、吉行和子、村上弘明ら個性派、大御所が顔を揃えている。キャスティングだけでも大いに興味をそそられるドラマである。

■あらすじ
帝都銀行に勤める吉沢環（小雪）は必死の思いでキャリアを積み、念願の創業企画部関連事業室の室長に抜擢された。そこで環は、子会社「帝都事務サービス」の解体と、200名にもおよぶ社員のリストラを命じられる。環は、部下の斉田（駿河太郎）とともに、帝都事務サービスに乗り込む。

リストラ対象となった帝都事務サービスの常務・安原（菅原大吉）、厚生事業課長・庄司（六角精児）らは猛反発。帝都銀行から出向している総務部長・菊田（村上弘明）は社内から「裏切り者」呼ばわりされながらも、環の指示に従ってリストラ業務を進める。

そんな中、環は驚愕の事実を知る。環を今のポジションに推挙してくれた矢島舞（鈴木保奈美）が本来、この職務に就くはずだった。それを環に譲ったというのだ。だれもがイヤがる「汚れ仕事」を環に押しつけたのか！？さらに、舞はさらなる上のポストである関連事業室長に収まったという。

疑心暗鬼が渦巻く中、環は帝都事務サービスが、帝都銀行の闇の部分を担う役割を果たしていたことに気づくのだが…。

テレビ朝日5月28日（土）夜9時よりドラマスペシャル「ゴールドウーマン」を放送。出演は小雪、鈴木保奈美、駿河太郎、伊武雅刀、寺泉憲、六角精児、矢野浩二、MEGUMI、菅原大吉、吉行和子、山本學、村上弘明ほか。予告動画は番組公式サイトで公開。

◇テレビ朝日ドラマスペシャル「ゴールドウーマン」番組公式サイト