宮崎駿監督の驚きエピソードも!ジブリ初の海外共同制作アニメ『レッドタートル ある島の物語』SP対談見逃し配信

2016年09月02日17時39分アニメ

スタジオジブリ初の海外との共同制作となるアニメ映画『レッドタートル ある島の物語』の公開を記念し、監督のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットと作家の池澤夏樹、そしてスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーによる対談番組が2016年8月30日(火)にLINE LIVEにて配信された。

本作は、自然と生命に敬意を表して、無人島に漂着した男と大きな海亀との交流を描いた長編アニメーション。アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞したヴィット監督の作品原題『Father and Daughter』(岸辺のふたり)(2000年)を観て惚れ込んだ鈴木が、「ジブリで長編を作ってみないか」とオファーしたのがきっかけ。同時に鈴木がファンだった池澤に絵本版『レッドタートル〜』の構成と文章を依頼したことから、この日3者が顔を合わせることになった。

デビュー長編『夏の朝の成層圏』など、海や島に関する作品を多く手掛ける池澤は、同映画に出てくる海の透明感や生き生きとした自然の描写を絶賛。ヴィット監督も、「視点にオリジナリティがある」と島自身が語り手という形で構成された絵本について高評価を下し、出来に自信をのぞかせた。

なかでも視聴者に衝撃を与えたのが「全編手書き」で製作された同映画に刺激を受けた宮崎駿監督が、現在製作中の短編アニメーションのOKカットに、「手描きで作り直したい」とやり直しを命じたというエピソード。鈴木が語るように、アニメーションのすべてを手描きで作るのが難しくなっている今だからこそ、宮崎監督も『レッドタートル〜』に惚れこんでしまったのが窺い知れるエピソードだった。

約1時間半の番組のなかでは、その他にも同映画の舞台となった島のモデルがセーシェル諸島にある小島であることや、主人公が病気で寝込み夢を見るシーンがヴィット監督の実体験であることなどの秘話もたっぷりと披露され、視聴者からも「早く観たくなった」とラブコールが殺到した。

映画『レッドタートル ある島の物語』は9月17日(土) より全国の映画館でロードショー。

【番組概要・配信結果】
番組名   レッドタートル公開記念対談SP 池澤夏樹氏×マイケル監督
配信日時  2016年8月30日(火)18:00~
配信結果  視聴者数:約496,000人
コメント数:約178コメント
ハート数:約37,000
動画URL  https://live.line.me/r/channels/21/broadcast/26750